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蛍光灯用磁気安定器に使われている『磁気漏れ変圧器』についてわかりやすく教えてください。

ネットで調べてはみましたがwikipediaに書いてあることと同じことを書いてるところばかりでよくわかりません。

また何か図などがあればお願いします。

A 回答 (3件)

磁気漏れ変圧器は漏洩インダクタンスが多いので、等価回路で表すとトランス(変圧器)の2次(高圧)側にインダクタ(リアクトル)が付いた形になります。



蛍光灯が真空で放電するのは始動時だけで、点灯時は水銀蒸気中で放電しています。
水銀の発光スペクトルは紫外線領域にあり、管壁に塗られた蛍光塗料で可視光に変えています。
同じ水銀蒸気でも、HIDランプのように高圧下で放電させると直接可視光が得られます。
放電中の蛍光灯は「負性抵抗」特性を示します。
負性抵抗のため、インピーダンス素子である安定器が無いと暴走します。

AC100V駆動の場合放電時の蛍光灯端子電圧から、30W以下ではただのインダクタで、32W以上に磁気漏れ変圧器が使用されています。
インバータは周波数を高くして、インダクタを小型軽量、高効率(点灯周波数を高くすると発光効率が上がる)にしています。
インバータでは電圧は高くならないので、30W以下はブリッジ整流、32W以上は倍電圧整流ですが、最近は「高調波電流規制」のため、「PFC(力率改善回路)」と呼ばれる「昇圧型コンバータ」が付加されることが多いです。
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とりあえず画像を届けます。


http://www.tdk.co.jp/techmag/inductive/200705/in …
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磁気漏れ変圧器やリアクトルの原理を易しく書くと次のとおりです。


鉄心部が一様ではなく途中に空隙が設けてあります。その部分は磁力線が通過しにくくなっています。道路に置き換えていうと、部分的に道が細くなっているようなものです。
負荷が少ないときは磁力線は流れますが、負荷が多くなって、磁力線が増えようとしても、途中に通りにくいところがあるので、磁力線は思うように流れません。その結果、反作用として電流を押さえます。よって、負荷の増加が抑制されることになります。
蛍光灯は真空放電をしますが、この場合は電気抵抗が非線形というか、不安定なので、電流が暴走する性質があります。安定器が入っていると、電流の暴走を抑えてくれます。
安定器の代わりに電気抵抗を入れても同じような効果は得られますが、損失が生じます。コイルだと損失が少ないので、安定器が使われます。
トランジスタを使っても同じような効果を得ることが出来ます。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

なんとなくわかったような気がします(笑

お礼日時:2007/07/28 16:17

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