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大学のマクロ経済学の練習問題についてなのですが、
貯蓄投資バランスの式から見て、「経常収支の黒字の増加」に必ず対応するのは?
という問題で、
・民間部門の貯蓄超過の増加
・民間部門と政府部門を合わせた貯蓄超過の増加
・民間部門と政府部門を合わせた貯蓄超過の減少
に選択肢を絞ったのですが、正解が分かる方がいたら教えていただきたいです。

A 回答 (2件)

三面等価の原則は分かりますよね?


GDP=Y、消費=C、投資=I、政府支出=G、輸出=X、輸入=M
とすると
供給面もしくは分配面から見ると
Y=C+S+T※  ・・・(1)
つまり、GDPは、消費に回されるか+貯蓄に回されるか+税でとられる、ということです。
需要面もしくは支出面からみると
Y=C+I+G+(X-M) ・・・(2)
つまり、GDPは、消費に使われるか、投資に使われるか、政府が使うか、外国に輸出されるか(輸入するか)になります。

そして
(1)=(2)なので
C+S+T=C+I+G+(X-M)→(X-M)=(S-I)+(T-G)
となるわけです。

そして
経常黒字=(X-M)=(S-I)+(T-G)>0
なので
民間部門(S-I)と政府部門(T-G)を合わせた貯蓄超過、ということになります。

ちなみに、80年代後半、経常黒字(X-M)を高く積み上げた日本は経常黒字(X-M)を減らすために(米国の機嫌を取るために)政府支出≒公共事業(G)を拡大しました。その結果日本のバブルを加速し日本経済は酷い目にあいましたし、多額の借金を背負うはめになりました。それをやったのは小沢一郎です。



本当は賃金=W、資本利潤=Rとした時
Y=W+R+T
つまり、GDPは賃金として労働者に分配されるか(W)、資本利潤として資本に分配されるか(R)、税として政府に分配されるか(T)なのですが
W=Cw+Sw、R=Cr+Sr → Cw+Cr=C、Sw+Sr=S
つまり、賃金も資本利潤も消費か貯蓄に回されるのでY=C+S+Tになります。
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民間部門と政府部門の貯蓄超過の増加

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