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病原体に対しては免疫機能、化学毒物に関しては解毒作用及び排出の機能というように、分かれていますが、これらはまったく無関係なのでしょうか。
また、別ならばなぜ機能が分かれているのでしょうか。化学物質とウイルスの分子量の違いでしょうか。

A 回答 (1件)

病原体に対する免疫反応は、T細胞、B細胞、マクロファージ、白血球などの連係プレーで展開されるもので、司令塔であるヘルパーT細胞が異物表面の「抗原」を「非自己」と認識し、他の細胞に命令を出すことによって開始されます(この司令塔がウイルスにより破壊されるのがエイズです)。



一方、毒物はアルコールに代表されるとおり、一般に肝臓で酵素による触媒作用を受けて無害、あるいは毒性の低い物質に作り変えられ、腎臓から排出されます。一部、吸着性やらなにやらの違いで、骨などに蓄積されていくものもありますが…。

で、働きが分かれる理由は、多分抗原がたんぱく質であることに由来すると思います。ヘルパーT細胞の認識する抗原とは、細胞膜に存在する、個々の生物に個体レベルで特有のたんぱく質です。同じ人間でも、全く同じ抗原を持つことは無いといっていいでしょう(例外:一卵性双生児)。T細胞は自己の抗原ではないたんぱく質を認識するように教育されており、自己と一致しない抗原に対して抗体を作るように命令を出します。相手が細胞でなくても、非自己抗原となるたんぱく質(例えば卵白のアルブミン)などを血管内に注入すれば、抗体が産生されます。
一方、アルコールの類の毒物は、たんぱく質ではありませんので、病原体と同じく身体に害を及ぼす毒物ではありますが、抗原として認識はされず、肝臓での分解という形になるのではないかと思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってすみません。確かに蛋白質の有無は明確に分けられる点ですね。これは単純に分業していると考えてよいのでしょうか。もう少し考えて見ます。

お礼日時:2002/08/06 19:29

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