
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
炎ができるのは、いうまでもなく燃焼(化学的にいえば酸化反応)によるものですが、この炎の生成には、ろうそくやライターなどのような「拡散燃焼」によるものと、化学実験でつかうブンゼンバーナーのような「予混合燃焼」の二通りがあります。
拡散燃焼では、物質が着火源によって加熱、気化された状態のところに、空気中の酸素が(自力で)拡散してきて混合し燃焼が始まりますので、酸素混合の度合い(濃淡)によって燃焼条件が変わります。
(ちなみに物質が燃えるには必ず「気化」するという条件が必要です。固体や液体が燃えるのも必ず気化した後に燃えるものです)
温度だけ高くて酸素が供給されない状態だと、物質を「還元」します。
(燃焼(酸化)の逆)
内炎の部分が赤く光るのは還元された炭素が光るためです。
それでこの内炎の部分を「還元炎」ともいいます。
外炎は拡散によって酸素が供給されている箇所で、これを「酸化炎」とも呼びます。
しかし酸素が多すぎると、炎は冷却されるので温度は下がります。
炎の縁の部分で色が薄いのは、冷却されて温度が下がっているためです。
最も温度が高いのは内炎(還元炎)と外炎(酸化炎)の境目です。
しかしこの部分は自分が燃えるのに一生懸命になっている箇所なので、
他のものを燃やす能力はあまりないと思われます。
(他の物が入ってくるとすぐに温度が下がって還元炎になってしまう)
一番着火しやすい操作は、やはり外炎の内側で昇温し、すぐに外炎の外側部分で
十分な酸素を供給してやる、という操作ではないでしょうか?
「温度が高いだけでは物は燃えない」ということをしっかり認識してください。
(あなたの観察は正しいです)
蛇足ですが、ANo.4さんの貼られたURLの炎の説明図で一番下の300℃
以下の箇所は「炎心」といいます。
ここは炎の熱によって物質が気化し、燃焼するための酸素の補給を
待っている状態の箇所です。
下記URLも参考にしてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%8E
http://www.candlesiki.jp/sub1.htm
No.4
- 回答日時:
下に示したリンク見ると内炎が300度~500度。
外炎は1500度~1800度だにょ。
炎の内側が明るいのは酸素が足りなくて
燃え残りのスス光を放っているのであって
炎の場合は明るい=熱いではありませんにょ。
参考URL:http://www3.u-toyama.ac.jp/kihara/chem/fire/burn …
No.3
- 回答日時:
私も化学専門でないので、No1, No2. の方のご回答に付け加える必要は殆どないのですが。
周辺条件を分類して理解するのがよいかと思い、投稿いたします。第一の視点は酸素の供給方法です。炎の構造は燃料の種類、酸素の混合方法により大きく異なるでしょう。このご質問では、ライターのと断っておられますので、酸素の供給は外側に多く、温度も外側が高いように思われます。しかし、前もって酸素と燃料を混合してから供給すれば、事情は異なるでしょう。
第二の視点は色と温度の関係です。私は温度によって色が決まるかと思っていましたが、存在する物質例えば炭素粒(ディーゼルエンジンに関連し、悪名高いカーボンパーティクル)によっても変わるようです。どなたか、詳しい方のご回答を期待します。
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