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10数年前までは、ユビキノン10、ビタミンQと呼ばれていたころのコエンザイムQ10は確かグラムあたり10万円ほどの高値だったと思います。(以前は心臓から抽出していました)
今出ているコエンザイムQ10の価格はかなり低いものになっていますが、製造方法になぞが隠されているのでしょうか。
どんな方法で製造できるのでしょうか?

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A 回答 (2件)

コエンザイムQ(以下CoQ)に関して勉強している学生です。



CoQはユビキノンとも呼ばれるように、生物界に広く存在するキノン化合物です。
つまり好気呼吸を行うあらゆる生物はCoQを生合成できます。
普段目にする全ての生き物やほとんどの食品にCoQが含まれます。
CoQはキノン骨格とイソプレノイド側鎖の二つが合体して出来たような構造をしていますが、その側鎖単位が10のものをCoQ10と言います。
例えば、ヒトやブタやウシ、大豆そして分裂酵母などはCoQ10を生合成します。つまり側鎖単位が10のCoQを内生的に合成するそれらの生物種からはCoQ10が抽出可能です。

もちろんCoQ10を生合成しない生き物からはCoQ10は抽出できません。
CoQ10以外のCoQを生合成する生物はたくさんいます。
例えば他の出芽酵母では側鎖単位が6のCoQ6を生合成しますし、大腸菌では側鎖単位が8のCoQ8、マウスやイネでは側鎖単位が9のCoQ9をそれぞれ生合成します。
ただし、これらのCoQ10を生合成できない生物に対し、側鎖単位を10変えるような遺伝子を導入してやるとCoQ10は生産可能になります。

本題に入りますが、
以前は、化学合成によって、よく製造されていたそうです。
化学合成では、シス型とトランス型のCoQができてしまうそうで、その分離が面倒らしいです。

現在は、微生物を用いた発酵法が主流だそうです。
詳しくは存じておりませんがCoQは、やはり酵母や細菌によって生産されているという印象が強いです。
工場スケールの大量培養の確立によって、大量生産は可能になっています。しかし培養やCoQ抽出に関しては各社が独自の方法を持っていると思います。でも大体同じだと思います。

小さな発酵槽で、まず菌を培養しそれをまた大きめの発酵槽に植えつぎ、最終的に数klといった大きな発酵タンクで培養し、その菌を集め細胞を破砕しそこからCoQを抽出します。CoQは脂溶性なので、脂溶性画分に回収されるところから抽出が始まると思います。菌の培養はコンピュータ管理されています。無菌的に行われ、定期的な酸素および栄養分の補給、そしてpHや温度等の管理がなされることが一般的です。

近年わが国においてCoQ10は食品として認可され、市場に出回ることとなり、サプリメントや化粧品などとしての需要があります。近年では従って価格も下がったようです。
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この回答へのお礼

回答のお礼が遅れました。ごめんなさい。

とても専門的な回答ありがとうございました。

後の数字は側鎖単位で決まるのですね。

大変勉強になりました。

お礼日時:2007/08/21 22:34

酵母から抽出しているらしいですね。


参考URLは世界シェア65%のカネカ(カネミ油症事件で有名な鐘淵化
学工業)のサイトです。遺伝子導入などで大量発現させているかど
うかは記載がありませんでした。

参考URL:http://www.kanekaq10.jp/kanekaq10/index.html
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この回答へのお礼

カネカが65%のシェアとは知りませんんで下。

貴重な回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/21 22:36

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