プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんにちは、美大を目指して美術系予備校に通っている高3の者です。

予備校でいつもデッサンをしているのですが、先生によく
“質感は出てるけど存在感が薄い”とか
“量感が足らない”
と言われます。

量感を出そう!と気を使って描いてもどうもうまくいきません。
物がちゃんと置いてあるように影をしっかり描く
置く鉛筆の量を増やす
という方法をしてみたのですが、なかなかうまくいかなくて・・・。

もう夏休みも終盤に近づいているので、少しあせっています;; 

どうすればモチーフの存在感が出た作品になるのでしょうか?

教えていただけたらうれしいです。

A 回答 (5件)

美術予備校講師経験者です。



質問者様の作品を見ていないのでなかなかアドバイスしづらいのですが、

“質感は出てるけど存在感が薄い”
“量感が足らない”

と言われてらっしゃる点から想像するに、
少しメリハリが足りないのかな?
と思いました。
ご自分で思ってらっしゃるのより、少し白黒のコントラストを強くしてみてはどうでしょうか?

描き始める前にしっかりモチーフを目を細めたりしながら観察して
(形は一旦見ずに色味のみ観察)、
一番暗い所(黒)と、一番明るい所(白・もしくはほぼ白)の認識をしっかり持つ。
そしてその間(グレー)を埋める、という感覚だと言うと分かり易いでしょうか?

置く鉛筆の量を増やしてもうまくいかなかった…。
もしかして闇雲に全体的に描きこんでしまっていませんか?

手前のモノほど細部までしっかり描き込み、
奥のモノはピントが手前ほど合ってないからそれほど強くは描かない。

ただ、注意したいのは、奥のモノは手を抜くってことではないということです。
全てのモチーフの完成度はあくまで同じに。
「モチーフ個々の完成度」ではなく、
「画面全体を見た時の完成度」が最も重要です。

あぁ、なかなか説明しづらいですね。すみません。
鉛筆持って横に立ちたいです…。

極論になっちゃいますが、予備校へは質問者様の大事なお金を払って行ってるんですから理解できるまでしっかり教えてもらってください。
理解できるまで教える義務が講師にはあります。
そうは言っても、絵の描き方に正解なんてなくて人それぞれだから、色んな先生に聞いて、自分に合う描き方・考え方を見つけて下さい。

ところで、質問者様の通われてる予備校では先生が替わって描かない方針なんでしょうか?
少し席を替わって描いてもらうと分かり易いかもしれませんね。

夏休み終盤でも焦らなくて大丈夫ですよ。
夏期講習以降ぐっと成長する生徒はいっぱいいました。
私も実際そうだったと自負しています。
数でなく一枚一枚でどれだけ成長しようとするかが重要です。
質問者様のように絵に真剣に悩んで、真剣に取り組む生徒は伸びますよ。
教える方もそんな姿が嬉しくて熱が入りますからね。
こんな熱心な生徒を教えられて先生方が羨ましいです。

頑張ってくださいね!
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この回答へのお礼

kyaryu88さん、こんにちは!
予備校講師経験者の方と言うことで、少し緊張しています。
丁寧なご回答、ありがとうございます!

>もしかして闇雲に全体的に描きこんでしまっていませんか?
確かにそうでした・・・。とにかく色を置かないと!と思ってしまい、全部にガサガサと鉛筆を置いてしまい、かえって無性格なタッチになってしまったり・・・;
ちゃんと手前奥を意識して、上手に鉛筆を置かないといけないんですね;;

>「モチーフ個々の完成度」ではなく、
「画面全体を見た時の完成度」が最も重要です。
本当にそう思います!私は描き込むのが好きで、描き込んでしまうとどうしても部分見になってしまって、全体としての雰囲気が違ったものになってしまうことがよくあります。
今度は“全体の完成度”をよく意識することを目標にして描いてみます!!実際の試験時間も短いですし・・・;

>理解できるまでしっかり教えてもらってください
>少し席を替わって描いてもらうと分かり易いかも~
結構聞いたりはするんですが・・・。私の通っている画塾の先生たちは“モチーフをよく見ればわかる!”としか言ってくれないんです;;
通い始めた初期の頃は2,3度先生がちょっと代わってくれることもあったのですが、受験生になってからは全然ないです。
自分で見つけろということなんでしょうか・・・。

>夏期講習以降ぐっと成長する生徒はいっぱいいました~
励ましの言葉、ありがとうございます!!
実は夏のデッサンコンクールの結果があまり良くなくて落ち込んでいたので、とても励みになりました!

これからもっと上手くなるように頑張りたいと思います!
実際に指導を受けているような丁寧なご回答、本当にありがとうございました!

お礼日時:2007/08/24 14:01

私は絵画が好きなもので、ネットでデッサン(素描)を検索していたら、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」「ミケランジェロ」「ラファエロ」の素描が見られるサイトを見つけました。


私が思うには、色々と言葉で説明されるよりも、実際に優れたデッサンの作品を見て、何度も模写してみる事が良いのでは?と思います。
確か、ピカソも大変多くのデッサン(模写)をしたと聞きます。
(ピカソのデッサン力も天才的と言われます)
参考になるか分かりませんが、一度下記URLをご覧になってみたら如何かと考えます。
http://sol.oops.jp/art/leonardo.shtml
http://sol.oops.jp/art/michelangelo.shtml
http://sol.oops.jp/art/raffaello.shtml

掲載されている画像を、お好みのサイズのポスターにして販売をするサイトのようです。
それぞれ開いたページで、カーソルを下げていくとポスターにして販売する画像の種類が出てきます。(下側の「Next」をクリックすればページが開いて行きます)
ご覧になりたい素描が出てきたら、その画像をクリックする事によって拡大されて表示されます。

『ちなみに、この時、カーソルを画像に当てれば印刷モードのマークが出てきます。(出てこなかったら、画像の所にカーソルを当て、右クリックで画像の印刷等の選択が出来ます)そして、印刷→詳細設定→レイアウト→拡大/縮小→任意倍率と進んで、任意倍率を300倍位にしてプリントアウトすれば、A4サイズは無理かと思いますが(プリンターにもよるのかな?)数千円程度の雑誌に掲載されている画像よりも、はるかに勉強・参考になる画像でプリントアウト出来るのではないかと思います。一度お試しになったら如何でしょうか?』

また、上記で出てきた画像にカーソルを当てた時、矢印ではなく手のマークになれば、さらに拡大されて表示されます。但し、この時の画像ですと、「AllPosters」の文字が邪魔になりますが・・・)

個人的には、レオナルドのページ、6ページ目、左上の素描(衣服の習作という作品です)が1番気に入っています。
衣服の柔らかさを感じられるだけでなく、何と言っても、書き込まれていない衣服の中の足の状況(足の指・足の大きさ・足の格好・ふくらはぎ、太腿の肉付き等)を、衣服の上からでも、私達の頭の中で完璧に描く事が出来る凄いデッサン力、ただただ驚きです。
ようするに、見えない部分の表現力が、とにかく素晴らしい!!!量感・質感・存在感、すべて完璧ではないかと思います。

いづれにしても、この3人の巨匠の描く線は、とにかく綺麗です。
まるで、生きているかのように感じます。

という事で、質問者さんにとって少しでも参考になればと思います。

この回答への補足

kettoutiさん、こんにちは!
ご回答ありがとうございます!

貼ってくださったページ、全部見てみました!
やはり巨匠たちのデッサンはすごいですね。完璧です・・・。
丁寧な説明をして下さったおかげで、印刷もできました!

絵に“見えない部分”を見えている、描いているように見せるというのは、すごいことですよね!
難しいですが、この巨匠たちのデッサンをよく見て勉強して、精進したいです。

本でチラっと見たことはあったのですが、こんなにたくさんの作品が見れるサイトがあるなんて知りませんでした!
とっても勉強になりました!
紹介してくださってありがとうございました!

補足日時:2007/08/24 13:41
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この回答へのお礼

すいません、補足にお礼を書いてしまいました!!
本当にすいません!!><

お礼日時:2007/08/24 13:47

専門用語で言うと、バルールとマッスの意識、って感じでしょうか



バルールとは:フランス語で、色価と訳す。色と色との相関関係から生まれる色彩効果のことで、相対的な色の濃淡や明暗などのつり合いが取れていないときに、バルールが狂っているという言い方をする。絵画では、相対的な色の関係が画面の中に空間※を生んでいく作用をするので、自分が欲している空間にするためには、常にバルールに注意を払って選ばれなくてはならない。

マッス:量感のこと。ボリュームが際限ない大きさを表すのに対し、マッスは固められた質量の大きさを指す美術用語。

とまあ、小難しいですがw、

球形のものがあって、そこに布がかかってるとします。
布の皺の陰や表情を追うことで、布の質感は出ますが、
布の皺は球形の物にかかっているので、球体に出る陰も意識して皺の陰の調整をしないと、
量感はでない、まあざっくり過ぎますがそういうことだと思います。
後、陰と影の、カゲの違いにも気を配るといいと思います。

それが出来たら、その中の球体が発泡スチロールなのか、石膏なのか等
重さの意識や密度の意識も踏まえないといけませんが、その辺は1個1個やっていきましょう!

夏で焦る気持ち、良くわかりますが、今から気張りすぎると直前講習ぐらいで息切れします!夏ばてに気を付けて頑張れー
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この回答へのお礼

taka59さん、こんにちは!
丁寧なご回答、ありがとうございます!

バルールとマッスという言葉、初めて聞きました。
色価と量感、両方とも意識することが大事なんですね!

>布の皺は球形の物にかかっているので、球体に出る陰も意識して皺の陰の調整をしないと
実際に球にハンカチを被せてやってみました。
どうしても布の表情ばかり捉えてしまって、なかなか難しかったです;でも、球体のことを意識することで、何も考えずに描いたよりも、絵にちょと雰囲気が出てきたような・・・。

まだまだ努力が必要ですが、1つ1つ攻略していきたいと思います!

焦らず落ち着いて頑張っていこうと思います。

ありがとうございました!!

お礼日時:2007/08/24 13:41

私が美術の予備校でデッサンしていた時の経験です。


手前から奥へ続く木の棒をデッサンしたとします。
ただ見たままを描くのではなく、
これは手前から奥へ続く奥行きのあるものなんだと、
意識してかくと量感が以外と違ってきます。
りんごにしても立体感を出そうとするだけではなく、
これは後ろまで丸く回り込んだ球体のものだと意識すること
によって描くといいです。
割と抽象的な言い方ですが、僕が先生から教わったことです。
試してみてください。
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この回答へのお礼

nocchi08さん、こんにちは!
ご回答ありがとうございます。

>手前から奥へ続く奥行きのあるものなんだと、
意識してかくと~
確かに、先生によく手前奥を意識しろと言われます;
目で形をちゃんと追って、回り込みだとか手前奥だとかを意識しないといけないんですね。

頑張ってみます!!

ありがとうございました!

お礼日時:2007/08/24 13:34

鉛筆のタッチで存在感を表現するのも大事ですが、基本は陰影の捉え方です。


表面の模様や光沢や凹凸ばかりに気を取られていませんか?
ガラスや金属だと質感ばかり気になります。しかし、それらが光沢も透明感も無い陶器のようなもので出来ていると考えると、全体的に立体に応じた陰影が付いているはずです。ガラスなどは透過するために陰影がわかりにくいですが、それでも有る程度は明るいところと暗いところがあるはずなのです。
その陰影を疎かにすると、ペラペラの絵になってしまいます。
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この回答へのお礼

kouun-さん、こんにちは!
ご回答ありがとうございます。

確かにガラスだとかは質感ばかり気になって陰影のことが疎かになってしまいがちです;;

頑張って陰影の捉え方に気を使って描いてみます。

ありがとうございました!

お礼日時:2007/08/24 13:32

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