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某ネットオークションで中古車を49000円で売ったのですが、現車確認後、帰路オーバーヒートしてしまいJAFの費用を折半で請求されております。または値引きしろと言われているのですがやはり応じなければならないでしょうか。相手は応じなければ訴えると言ってます。もちろんオークションにはオーバーヒートするとは記載されておりませんでした。宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

中古自動車のような「特定物」売買の場合は、商品をその現状のまま引き渡せば、売主の責任は基本的にそこでおしまいですから(民法483条)、そのことからいえば、質問者さまは、その車の帰路のオーバーヒートには責任を持たないということになると思います。

「整備後に引き渡し」というような特約でもしていなければ…。
それでも、質問者さまが売主として、どこまで瑕疵担保責任(民法570条)を負うかということがありますから、どんな原因で車がオーバーヒートしたかは、いちおう問題になりそうですね。くだんのオーバーヒートが、この車の「隠れた瑕疵」(取引上必要とされる通常の注意を払っても発見できないような欠陥)によるものかどうか、ということですから。
たとえば、経年劣化が原因ということであれば質問者さまは責任を負わない方向に傾くでしょうし、車としての基本的な整備不良=ラジエーターホースにでも異常があって、冷却水が少なくなっているのに気づかずに売ってしまったとか=が原因ということであれば質問者さまが責任を負う方向に傾くでしょうね。ただ、買主としても、取引上必要とされる通常の注意を払わなければならないわけですから、整備不良が原因と仮定しても、それに気づかなかったことについて、買主がまったく「無傷」ということでもないでしょう。
ところで…。
中古とはいえ自動車を、49,000円で売っているわけですよね。言い直せば、買主の方だって、49,000円「あたい」の車ということで買っているわけですよね。一個49,000円のアイスクリームであれば、飛び切りの高品質であることを期待するのが通常だと思いますが、はてさて49,000円の自動車を買った人は、その車にどの程度の品質を期待してよいのでしょうかね(やや失礼ながら申し上げさせていただければ、おそらくは質問者さまも「この程度の品質だからこの値段」ということで、オークションに出されたのだと拝察します。)
買主は、その辺の空気を読んでいたんでしょうか。
そんなことを考えると、買主のクレームについて、私個人は「いかがなものか」と思ってしまいます。
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