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皆さんのご意見を聞きたいので、こちらで質問させてください。

日本では、実力社会と称して学歴があまり重要視されない社会になってきています。
しかし、世界的に見れは他国(特に欧米)は徹底的な学歴社会です。
日本では学歴が重視されないため、弊害が出てきています(最近になって始まった事ではありませんが)。

・国際学会に行っても博士号を持っていないので議論もさせてもらえない(日本からの参加者は学士・修士が多いため)
・国際会議の場で、日本の官僚は低学歴(学士)の人が多いため相手にされず、発言権が得られない

そのため、日本の国益にならない事が、このような場で数多く決定されてしまいます。
結果として、日本の国際的な地位は、相対的に低下してきています。
日本は大学院の入試制度を整えて(例えば、アメリカのGREのような制度)、もっと学歴社会にならなければ国際的に通用しなくなってしまうと思うのですが、皆さんはどのように考えますか?

A 回答 (9件)

 個人的には、質問者さんの意見には半分賛成です。

たとえば
国連などの国際組織では修士が最低条件のため、学部卒がほと
んどの日本人は就職しづらいという現実があります。ところが
日本ではとくに文系での大学院進学にほとんどメリットがなく、
その部分で国内就職と海外就職で乖離が発生しています。

 ですので、企業や官庁に限らず、幹部候補生は大学院に進学
させるという戦略が必要でしょう。大手メーカーや銀行などは
昔から幹部候補生を米国の MBA などに送り出してきましたが、
これをもっと充実させていいのではと思います。

 たとえば新日鐵の三村社長は昭和38年入社( 富士製鉄 )ですが、
入社7年目ほどでハーバードに留学しています。そのため英語にも
堪能で、アルセロール・ミタルのミタル会長ともサシで会談する
ことができます。これは国際競争力上、とても重要ですね。

 このように大昔から留学や修士の重要性は認識されていたの
ですから、これをもっと広範囲に進められるような企業意識の
改革、および法制度や税制などによる官からのバックアップが
必要でしょう。学歴に限らず資格の取得などのスキルアップに
企業はもっと積極的に取り組むべきでしょう。

 余談ですが、外務省では大学3年時に外交官試験に受かると、
大学を中退して入省するという信じられない慣行があったのは
ご存知かと思います。だから日本の外交官には東大中退という
学歴の人がたくさんいます。世界広しと言えど、学部卒ですら
ない外交官がたくさんいる国は、日本だけでしょうね。

 なお、博士号を持っていないと相手にされないというのは
業界によってはありますね。たとえば日本のある製薬会社が
海外企業に買収されたとき、日本側の研究所に博士が少なく、
相手側に研究成果を説明しようにも相手にしてもらえなかった
なんて話もあります。

 日本だと大学教授は ○○教授 だけで肩書きが終わりますが、
欧米だと必ず PhD の肩書きを一緒に紹介しますしね。その
意味で、#5さんの博士号取得に関する問題は重要でしょう。
なにしろ、博士じゃない人が博士論文を審査するなんて状況は
日本以外の大学ではちょっと考えられないことです。
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世界の中の日本という視点でみることは、私には知識がなく難しいですが、就職活動を終えた1人として回答させてください。



就職活動を通して、やはり学歴を重視する企業があるという印象を受けました。大手であればあるほどです。学歴社会を目の当たりにしたとき、とてもショックを受けました。
ですが、冷静になって考えてみればそれってあたりまえですよね。高学歴をお持ちの方は、それなりに努力をしてきて、結果を運と実力で勝ち取ってきたのです。それを評価されるのは当然だと思いました。
学歴をみることを表面で人を判断していると言いますが、表面ではないと思いました。努力したから高学歴を得たという努力家、生まれながら記憶力がいいために高学歴を得たという天才肌、効率がいいから高学歴を得たのだって効率がいいという性格の持ち主です。
学歴も、それぞれが持つ個性の一つだと思いました。

採用する側も、低学歴の方(失礼な言い方でごめんなさい)では、ついていけないかもしれないという危惧のため、また、ついていけなかったときに負担を背負う本人のためにも、学歴で選ぶという面もあると思います。

話がずれて申し訳ないとは思いましたが、学歴社会という点では同じですので、参考意見として回答させていただきました。
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この回答へのお礼

ご回答してくださった皆様、ありがとうございました。
今後の参考にさせていただきます。

お礼日時:2007/10/28 09:36

学歴と実力は必ずしも比例しませんよ。



逆に学歴社会が行き過ぎると学歴だけ取れば後は勝手し放題を許してしまいます。これは違った意味合いでかなりの弊害が出てしまいます。

国際学会で発言権が少いといっても、逆にイギリスが調べた所今世界でノーベル賞候補者は日本が一番多くなってしまったようです。つまり、実力と学歴が必ずしも一致しない事例の1つですね。

学歴はあくまでも既に解ってる事(古い事)を勉強をするひとつです。ですから、そのようなものに固執していても発展性は乏しくなります。学歴をほどほどに自ら最先端の研究に取り組むのも一理あると思いますよ。

現状がいいかどうかは解りませんが、あまり息詰まるような制度は作りすぎると返って弊害が大きいと思います。

イギリスの王立機関が正式に発表したのは世界の超大金持ち(例えば一代で世界的大企業を作った創設者など)は学校での成績はどちらかというとダメな部類の人間が多い(過半数以上)と国際的に正式発表したようです。

それともう1つこんな皮肉もあります。MBA取得者に名経営者無しと・・・

ですから、その件に関しては学歴主義によってせっかくの才能を潰すきっかけになってしまいますので、やはり慎重になるべきだと思います。
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ま、学歴もそうですが、それに加わるものが日本人には足りていないと感じることがままあります。



現在アメリカの米企業で働いていますが、こちらでは現存の知識をより高めかつ時代の変化に対応できるよう定期的にセミナーやトレーニングがあります。役職によりどれを取らなければならないか分かれますが、経営者レベルでも当然義務参加です。

義務参加といえ、参加すれば積極的に学びます。無理やり会社でやらされているというダラダラした感は決してありません。

それに加えて、直接職務には関係ないが影響を及ぼすであろう分野のトレーニングも周到に用意されています。

例えば、ワードやエクセル等アプリケーションの講座から始まって、効果的な文書を使ったコミュニケーション法、電話テクニック、相手を不快にさせずこちらの話を聞かせるテクニック、スピーチ力を高めるクラス、面接を効果的に行うためのクラス、聞く人の注意をそらさないプレゼンの方法・・・・上げればキリがありません。

人前で話をしなければならないとき、日本でそういうクラスやトレーニングを簡単に受けられますか?自分の考えを相手に聞いてもらうためどういう手順を踏むのが効果的かを教えてくれるコーチはいますか?どういう文章を選ぶかで相手の反応が変わる、なんて基本的なことを教えてくれますか?

そこに根本的な違いがあるのではないかと思います。

学歴があって、その上でまだまだ学ばなければいけないことが山ほどあります。その辺が日本では重視されていないように見受けます。

私の働く会社には日本男性が数名います。その人たちは会社が用意しているこういったトレーニングに積極的に参加しようとはしません。それが理由かコミュニケーションの仕方が本当に稚拙です。英語はある程度出来るのに相手の質問の本意を汲み取れない、相手に自分の意思を明確に伝えることが出来ない、プレゼン力に乏しい・・・・。で、一番の問題は本人たちにその意識がないことです。

自分が不得手な部分を認識できないのかしないのか、そんなものはないと思い込んでいるのか。

議論に参加する、人前で話す、という行為は準備無しに上手くいくものではないという感覚が欠けているように思います。

これが一番のネックであり、日本人としてグローバルに活躍するためには必須な認識ではないかと私は思っています。
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学歴社会云々というよりも、日本では博士号の取得が難しいという問題に帰結されると思います。

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>・国際学会に行っても博士号を持っていないので


>議論もさせてもらえない
>(日本からの参加者は学士・修士が多いため)
>・国際会議の場で、日本の官僚は低学歴(学士)の人が
>多いため相手にされず、発言権が得られない
これは、迷信です。実際にはそんなことは全くありません。
もし、そんなことを言っている人がいるとしたら、それを言い訳にしてるだけです。
博士号、当然持ってないより持ってたほうがいいのは確かですが、別に持ってないと学会の議論に入れない、なんてことは全くないです。いい発表をすれば、人は集まってきますよ。また、日本は、世界でも珍しい論文博士ってな制度もあるんで取りたい人は取れますし。
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博士号が必要なら、取ればよいだけです。



それをとらない人が多いというのは、学歴が重視されてないからではなく、取れる立場にある連中の怠慢以外の何物でもありません。

入試制度よりも、学歴で旨い汁をすえる体制と根性を直さなければ、どうしようもないです。
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質問に適格に答えられるかはわかりませんが、日本は十分に学歴社会です。

東大・京大等の一流大学に対して、就職は依然有利であるという点では学歴社会です。但し、質問の中に出てくるように大学院や博士という学歴を指して、このような人間重視されていないという点では、御指摘の通りだと思います。但し、この部分を論じるとすれば、それは日本の修士や学士の制度に問題があります。アメリカの場合には、大学を卒業して直ぐに修士を取るものと一旦世の中にでて、4~5年の職務経験をしてから修士を取るような傾向にあります。この意味では、実社会や現場を経験してから、修士を取るので、理論ばかりの頭でっかちの学者肌の人間が少なくなるからです。また、アメリカの大学の場合には、企業との共同研究やプロジェクトも日本の大学や大学院に比べると非常に多くあり、現場に近い研究を行っているので、日本の修士・博士に比べても、非常に実践的な人間が多くいるように思います。
従いまして、日本を学歴重視にするならば、この部分の根底を変えないとまったく意味のないゆがんだ学歴社会になってしまいます。この認識を持っているか、否かがポイントです。

最後になりますが、本気で日本のことを考えているならば、自分自身で海外の大学。大学院・博士に挑戦して、生の現場を見てきて判断してください。一面だけを見て、物事を判断すると本質が見えず、間違った方にいく可能性があります。
私個人は、海外での生活がながく、アメリカの大学院も卒業していますが、アメリカの学歴社会と日本の学歴社会は、現状では大きく違う所がたくさんあります。ご自身の目で確かめる事をお勧め致します。
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そうとは思えませんが?


大学全入時代で学歴というか出身校を評価している傾向に
変わってきていると思います。
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