アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

参院選の頃の新聞で見たのですが、なぜ今の中央区から築地市場を移転させようとしていたのですか?

A 回答 (2件)

築地市場の移転問題は都知事選のころに争点の一つになってました。

その必要は、いまの市場は老朽化が進んでいるということと、東京の需要増に伴う取引量の増加などで狭くなったという背景があります。また、超一等地に立地されており、東京都が土地の売却益を得たいということもあるかもしれません。
豊洲への移転は、豊洲が東京ガスの工場跡地であったことで、食品衛生への危惧をもつ市場関係者は多いですね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど、分かりやすい説明をありがとうございます!

お礼日時:2007/08/29 15:56

築地市場の取引量の増大と、老朽化が移転のきっかけになったのは、#1さんの回答通りです。

しかしながら、当初は神田の青果市場の移転と同調しての、大田市場移転案でした。しかしながらこの移転案に築地市場の卸会社と仲卸会社はこぞって反対し、当初案を大幅に縮小して神田市場の付け足し同然の支店を出したに過ぎません。

 その後築地市場の老朽化はどんどん進み、衛生的にも大きな問題となり、東京ガス跡地に移転話しが、進み始めました。しかし移転反対の声は多く、痺れを切らした東京ガスは、独自の再開発計画をスタートし、東京ガス跡地への移転は、白紙となりました。そこで都が用意した場所は、旧木場です。当然埋め立てということになり、自然環境団体の反対に遭う事になったのです。

 鯊の好漁場として知る人ぞ知る場所でしたが、埋め立て反対派を押さえ込み、埋め立ては終わり、地盤が安定すれば市場建設開始の段取りとなりました。都側の移転の意志は固く、都心に隣接した再開発の絶好の場所としての築地の立地は、地下に地下鉄一本と素晴らしいものがあります。築地の移転は合理的に考えれば、土地の有効利用と言う面では、都の案は優れたものと言えます。

 ここで問題になるのは、大きく流通形態が変わり、市場の必要性がドンドン失われる中での移転は、大きな疑問となってきたことです。そして何より心配なのは、埋め立てに使った土壌の問題です。埋め立て使用の前に充分な調査を怠った為、今月埋立地の土壌サンプルの採取を都が行った事です。このサンプルで、どんな土壌調査を決めるか検討するそうです。

 つまり移転ありきで、市場の機能、衛生面、利用者の利便性等は後回しの観が大いにあります。現市場の再生で充分となりつつある現状を糊塗し、移転を選挙のドサクサに紛れて報道し、都民のコンセンサスを得ようとする魂胆が見え隠れします。

 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しい解説をありがとうございます!

なんだか色々な思惑があるのですね・・・。

お礼日時:2007/08/29 22:31

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aに関連する記事