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福祉に関する質問です。福祉職に就いている片や福祉について知識をお持ちの片回答お願いします。
論文を書こうと資料を集めていたところ2つの言葉がどのように違うのかいくら検索してもよく分かりませんでした・・・。(検索方法がきちんとしていないかもしれません。)インターネット初心者で、福祉に関することを知っている人が周りにいないので回答宜しくお願いします。

生涯学習団体で行っていることと地域包括支援センターの介護予防事業の内容は※どのように異なっているのでしょうか?また、※共通する所はありますか?
あと、※生涯学習と社会教育の違いは何でしょうか?同じような意味なのにどこが違うか分かりません。
宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

「生涯学習」と「社会教育」の違いについてのみ、お答えします。

介護・福祉の専門家ではありませんが、教育の専門です。

「生涯学習」というのは、人の「学び」のあり方(概念)を説明する言葉です。
1.生活や職業能力の向上
2.自己の充実を目指して
3.各人が自発的意志に基づき、必要に応じて
4.自己に適した手段・方法を選んで
5.生涯を通じて行うもの
という説明がされています。

つまり、人は、何かの目的のために(職業能力の向上でも良いし、自己の充実でも良い)生涯にわたって学び続けるべきだし、そうした学びは楽しいことだし大切なことだから、これからみんな、そういう「学び」をしましょう、という【学び方】について述べた言葉です。

従来、日本では「学び」=学校教育という発想がとても強かった。でも、これからの社会では、学校で学んだことだけでは不都合なことが多くなるだろう。例えば、技術の進歩でパソコンが普及したけれど、50台の先生の多くは、パソコンが使えない・生徒に教えられないといったように。
それではまずいから、生涯にわたって学び続けましょう、ということですね。

この立場からは、学校教育も生涯教育のスタートだと言えます。現にフィンランドなどでは、「生涯教育の一環としての学校教育」という発想が普通にあります。また、読書をすることや、資格を取るために、仕事が終わった後に、専門学校に通うことなども全て生涯教育の一環です。もちろん、興味関心に基づいて、公民館の○○講座などの社会教育に参加することも、生涯教育の一つです。

一方「社会教育」は「社会教育法」で「「学校の教育課程として行われる教育活動を除き、主として青少年および成人に対して行われる組織的な教育活動(体育およぴレクリエーションの活動を含む)」という定義がされています。
ここで分かることは、社会教育という言葉が、「人の学び」はどうあるべきか、という切り口ではなく、学びの場や対象・範囲を規定する言葉だということです。
1.学校教育と対置される、学校教育以外の教育を示す
2.青少年及び成人を対象としている
3.組織的な教育活動
であることが分かります。

つまり社会教育は、生涯教育という学びの姿を支える、一つの機会(場)であるということが分かります。

生涯学習を保証する場や機会は多様です。その重要な柱(機会、場所)として社会教育があるのだ、という捉え方で良いかと思います。
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この回答へのお礼

はぁー。すごく分かりやすい回答で納得致しました!
ここまで丁寧に教えていただき論文もがんばって書いていこうと思います。やる気が出てきました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/09/05 21:21

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