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十分広い面積Sの2枚の平行平面板導体が間隔dを隔てて
真空中に置かれているとき、

1.上の導体板に正電荷q、したのp導体板にーqの負電荷を与えるた
ときに、
(1)上の導体板付近の電場Eを求める。
(2)2つの導体板の電位差Vを求める。
(3)この導体系の電気容量Cを求める。
(4)微小な電荷dqを負の極から正の極に移すに要する仕事dWを求める。

という問題で、
電場を求めるには、一般に
E=σ/ε0 σ:表面の電荷面密度

で求めますが、この場合は・・?
E=q/(S*ε0)
でいいのでしょうか?

A 回答 (5件)

guiter さん,お久しぶりです.


専門家にマークするべきでしたね.こんどはそちらにしました.

回答を書いている途中に guiter さんの回答が出ましたので,
だいぶダブりがあります.

> ということは、
> (2)の回答は、上の導体板から下の導体板での電場を引いて
> V=2q/(S*ε0)
>
> それとも
> V=-∫EdSを使用するのでしょうか?

どうも根本的誤解があるようです(電場と電位の区別がついていない?).
まず,電位差の基本は(電場)×(距離)です.
これは,力学の仕事が(力)×(距離)であるのと同じことです.
今は電場が場所によりませんので基本通りで,電位差 V は
V = E*d = qd/(S*ε0)
です.
電気容量 C の定義 q = cV と組み合わせると,
C = S*ε0/d (おなじみの結果でしょう)が出てきます.

V=-∫E ds は電場が場所によって違うときの式です.
掛け算が積分になるのは,長方形の面積が(高さ)×(幅)だったのが,
曲線(場所によって高さが変わる)の下の面積が積分で表されるのと全く同じ理屈です.
大文字の S と小文字の s の違いにも注意してください.
今は小文字の s で,積分は線積分です.

ガウスの法則の話で ∫EdS という面積分が出てきますが,
そこらへんを混同されていませんでしょうか?

上にもちょっと出てきましたが,(仕事)=(力)×(距離)です
(力の方向と動く方向がちがうとその間の角度θの cosθ 分だけ修正が必要ですが).
もともと,単位電荷に働く電気力が電場です(これが電場の基本的定義).
したがって,電場が E なら 電荷 dq に働く力は E dq です.
そうすると,仕事は E dq × d = Ed dq = V dq = (q/C) dq になりますね.

察するに,この問題はこの系のエネルギーを求める話につながるんでしょうね.
電荷を運ぶに従って,導体板の電荷が変化しますから結局電位差も変化します.
少しずつため込んだ仕事が系のエネルギー U ですから
U = ∫{q=0~q} V dq = (1/C)∫{q=0~q} q dq = (q^2 / 2C)
になります.
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siegmund さん:


>専門家にマークするべきでしたね.こんどはそちらにしました.
わざわざ変えさせてしまったみたいですみません。
でも、物理カテゴリでもどちらに印をつけるか迷うときはありますね。


>V=∫q/(S*ε0) dr
>でいいのでしょうか?

>積分範囲は0~d
>そうすると
>V=qd/(S*ε0)
そうですね。
今は被積分関数が定数で簡単な例なので
V=Ed という公式(?)もあるくらいです。

あとはNo.1の補足での
>(2)の回答は、上の導体板から下の導体板での電場を引いて
>V=2q/(S*ε0)
をみると、(1)の電場の重ね合わせが大丈夫か気になるのですが…

例えば、正極板だけだと

↑ ↑ ↑ ↑ ↑
─────────
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

のように +q が帯電した極板から両側にそれぞれ E=q/(2S*ε0) という大きさの電場が生じています。
一方、 -q が帯電した極板では

↓ ↓ ↓ ↓ ↓
─────────
↑ ↑ ↑ ↑ ↑

のようになっています。
これら2つを重ね合わせることで

─────────
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
─────────

のように両極板の外側では打ち消しあって0、
極板間では2倍に強め合って E=q/(S*ε0) となっています。
図は等角フォントで見てください。
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>これは


>「無限に広い平面上に一様な面密度σで電荷が分布している
>ときの、面から距離aの点での電場の強さ」
>と解釈していいのでしょうか?
無限に広い場合は距離aに依存しない結果となるのでそういうことになります。
ただ、私が確認したかったことは
「ガウスの定理をちゃんと理解できていますか?」
ということです。

いまは、正極板から上側と下側両方に正電荷qの作る電場が広がっていますから、
正電荷qの作る電場は q/(S*ε0) でなく、q/(2S*ε0) となるあたりよろしいですか?
負極板もあわせて考えたあとの結果は正しくなっていますが、
途中過程が間違っておられるように思います。

>(2)の回答は、上の導体板から下の導体板での電場を引いて
>V=2q/(S*ε0)
これでは電位(差)と電場の次元が同じになってしまっています。
電位と電場の関係を考えてみてください。

>V=-∫EdSを使用するのでしょうか?
この式も怪しそうですよ。

>(3)は
>q=CVより
>C=q/V=(S*ε0)/2
考え方はあってますので、(1)(2)が正しければよく知られた結果が出てくるはずです。


siegmund さんが経験者に印をつけておられるのに、
専門家に印をつけてしまってなんだか気が引けます。

この回答への補足

>(2)の回答は、上の導体板から下の導体板での電場を引いて
>V=2q/(S*ε0)
これでは電位(差)と電場の次元が同じになってしまっています。
電位と電場の関係を考えてみてください。

確かに次元が同じですね。
ということは・・・・
V=∫2q/(S*ε0) dr
でいいのでしょうか?
(でも、そうすると「dr」って・・・・?)
積分範囲は0~dってことですか???
そうすると
V=2qd/(S*ε0) ??????

補足日時:2002/08/18 00:53
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この回答へのお礼

すみません。補足間違えました。
お礼の場所に自分の間違いを載せてしまって
ほんとにすがすみませんが・・・・

V=∫q/(S*ε0) dr
でいいのでしょうか?

積分範囲は0~d
そうすると
V=qd/(S*ε0)

と書きたかったのです。

お礼日時:2002/08/18 01:16

今の場合は E=q/(S*ε0) という結果でよいですが、


正電荷の極板のみだと両側にそれぞれ
 E = q/(2S*ε0)
という電場が広がっているのはよろしいでしょうか?

この回答への補足

回答ありがとうございます。
>正電荷の極板のみだと両側にそれぞれ
> E = q/(2S*ε0)
>という電場が広がっているのはよろしいでしょうか?

これは
「無限に広い平面上に一様な面密度σで電荷が分布している
ときの、面から距離aの点での電場の強さ」

と解釈していいのでしょうか?

あと、下の方の補足に(2)~(4)について書いてみたので
もしよければ見てください。
お願いします。

補足日時:2002/08/17 23:54
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面積 S の導体板に q の電気量が分布していますから,


単位面積あたり q/S の電気量があるわけで,これがσです.
したがって,
E=q/(S*ε0)
でOKです.

本当のことを言うと,板の端のところの効果を考えないといけませんが,
そこは知らん顔をしています.
知らん顔をしてよい条件が「十分広い面積S」ということで,
十分広いというのは S >> d^2 と思って結構です.

この回答への補足

ありがとうございます。

ということは、
(2)の回答は、上の導体板から下の導体板での電場を引いて
V=2q/(S*ε0)

それとも
V=-∫EdSを使用するのでしょうか?

でいいのでしょうか?
(3)は
q=CVより
C=q/V=(S*ε0)/2

とすると(4)はどのようにして解けばいいのでしょうか?

補足日時:2002/08/17 23:49
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