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広島に投下された原子爆弾と長崎に投下された原子爆弾はそれぞれウラン型、プルトニウム型ですね。
この二つの型の原子爆弾にはどのような違いがあるのでしょうか。
破壊力の違いや核分裂の方法の違いなど物理をやった事のないものにも理解できるようにお願いします。

A 回答 (2件)

Q/物理をやった事のないものにも理解できるように・・・



A/物理を知らないなら余計に自身で調べた方が身に付くと思いますけどね?本題です。

Q/二つの型の原子爆弾にはどのような違いがあるのでしょうか?

A/リトルボーイ(広島に投下された物)はウラン型原爆という言い方ではなく正確には「砲弾型」といわれ横長の爆弾筒の後端に火薬(炸薬)を入れ、気性の荒いウラン235を先端と後部の火薬の前に配置します。ただし、筒の中央部には「空隙」という隙間を作ります。
核爆発(臨海)を発生させるには、後ろの火薬を爆発させ後部のウランを前のウランめがけて飛ばし、2つのウランをぶつけます。後ろのウランを前に飛ばすのが砲弾のそれと同じような構造であるため、砲弾型といわれます。
するとその刺激と一定量のウランが集まった(臨界量)ことでウラン原子が核分裂を開始します。

これは、以前東海村のJCO臨界事故がありましたよね。
臨海という言葉が出たと思いますが、ウランは一度変化が始まると、至近距離にウランがたくさんあれば、連続して分裂します。そのときに強力な熱や光を放つのです。まあ、あの時は235ではなかったのでそれほどではなかったですが・・・
ウラン235の爆発では至近距離で太陽ができるほどの光と熱及び放射線ですね。爆心部では数千度以上の高熱と熱風にさらされるのです。ちなみに、リトルボーイのウランのほとんど臨海を発生させることなく飛び散っています。実際に分裂したのは4割もなかったというのが分かっています。

<用語>
ウランには、239という原子力発電所などで使われる分裂速度が低速で比較的穏やかな変化をする物と、核兵器で使われるウラン235という原子の安定が損なわれると39より高速に分裂が進み驚異的な破壊力を持つ物がある。

核分裂及び臨海とは、ウランが分裂すると中性子というを放つ中性子とは原子核を構成する要素の一つで分裂の際に放射された中性子がとなりあうウランにぶつかるとそのウランも分裂し中性子を放つ、1つのウラン原子の分裂で2倍の中性子を放つため最初の分裂は1つでも次の分裂では2つ、次は4つ、次は16,32,64,128・・・と連続的に分裂が起こる。この連続性を「臨海」という。


お次はファットマン(長崎に投下された原爆)ですね。
爆縮型という方式。プルトニウム239を利用した臨海兵器で破壊力はウラニウム型より遙かに強力な物で、予定では長崎ではなく小倉に落とす予定でした。まあ、小倉ならもっと被害が大きかった可能性がありますね。(当日天候不順理由に長崎に変更)

まあ、基本はどちらも同じですよ。外側で火薬を爆発させ内側にあるいくつかに分けたプルトニウムをぶつけ臨界量のプルトニウムに臨海を発生させる。それだけですね。

ちなみに、これらの原爆が使われたのが45年8月です。その約9年後には数百から千倍強力な水素爆弾(ビキニ環礁でのブラボー)の実験が成功しています。

さらに、中性子を使った爆弾やミサイルも完成しています。中性子爆弾は熱線で焼き尽くすのではなく、熱や光をそれほど出さずに強力な中性子を浴びることで付近にいる全ての生き物を殺傷します。これは屋内外問わずに仕留められる最悪の兵器となります。

お好きならこの辺はご自身で調べると良いかも・・・
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