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 35年くらい前、小学校の音楽の授業で初めてツィゴイネルワイゼンを聞きました。すごい大量の針音の向こう(当然、当時はアナログレコード)から聞こえてくるバイオリンの音に、訳もわからないながらも感動し、あのときの雰囲気は忘れられないものとなりました。あれはサラサーテ自身の手になる音だったのかどうか、音の状況から、可能性はありますが、今では確認するすべはありません。

 最近、あの当時を思い出しまして、ツィゴイネルワイゼンを聞きたいと思い、ネットなどで推薦盤を探しました。すると、ほとんどの人が、ハイフェッツがよい、と記述しています。具体的には、これですね。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005EGXP/
 実際に購入して聞いてみましたが、確かにすばらしい演奏でした。
 しかし、贅沢なことを言うようですが、やはり小学生の頃聞いたツィゴイネルワイゼンとは異なるように思います。もちろん、サラサーテ自身による音源は現在販売されていないことは十分承知しております。

 思うに、現在、ツィゴイネルワイゼンはハイフェッツにとどめを刺してしまうのでしょうか。確かにそうかもしれません。しかし、現在数え切れないほどのツィゴイネルワイゼンのCDがある状況で、私が小学生の頃聞いた、荘厳とでも言えるような雰囲気を持つと言うか、なんというか、ハイフェッツとはもっとちがったツィゴイネルワイゼンもあるような気がします。あっても良いような気がします。

 そこで、ここでお聞きしたいのが、ハイフェッツ以外で、これぞ名演、と呼べるようなツィゴイネルワイゼンのCDはないものでしょうか。無理かもしれませんが、昔聞いた(正確に表現できないのですが、)あの荘厳な、独特の雰囲気を持ったツィゴイネルワイゼンは聞けないのでしょうか。
 HMVやTower RecordやAmazonで手に入るものという条件付きですが、皆様のご意見を伺いたく、よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

確か、サラサーテ自身による自作自演のものはLP時代にもEMIのGRシリーズから発売していたように思います。

(定かではありませんが)よってCDでも復刻盤等であるのではないでしょうか?

個人的にはI、パールマンのソロのものが技巧もさることながら温かみのある音で好きですが・・・
確かに、この曲はヴァイオリン音楽の華麗な技巧を駆使した親しみやすい名曲として広く知られています。もともとはジプシー音楽が元になっていて曲の最初の部分のパッセージなどは典型的なジプシー音階です。

実は作曲家達にとってこの種の音楽ははっきり言ってワンランク下に見られており、ヴァイオリニストの中には興味が無く演奏会でも全く取り上げられないといったことも多々あります。
また、技巧的にもまだまだ序の口で同じサラサーテの中には有名なオペラの中の旋律を用いた「カルメン幻想曲」などはもっと華麗で聴いていてもワクワクします。

そして、独奏ヴァイオリンとオーケストラとの組み合わせで最高峰のものは何といってもヴァイオリン協奏曲でしょう。通常、第一楽章にソナタ形式を用いた三楽章構成で全曲演奏には30~40分位かかります。
内容的に、さらに華麗で色彩感豊かでかつ音楽的にも深いものです。
古今の殆どの大作曲家がこの分野で名曲を書いていますし、また件のサラサーテに献呈されたものも少なくありません。ラロのスペイン交響曲やサンサーンスのヴァイオリン協奏曲(第3番)なども彼に捧げられ初演しています。
もし、まだお聴きでなければこの機会に壮大なヴァイオリン音楽の扉を開けてみられては如何でしょう・・・

この回答への補足

質問始めてから二週間がたちますので、そろそろ締めます。

こちらで代表させていただきますが、皆様良いアドバイスを頂きありがとうございました。
ポイントがお二人にしか差し上げられないのが残念です。

またよろしくお願いいたします!

補足日時:2007/10/15 07:13
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。

 サラサーテ自演のツィゴイネルワイゼンのCDは、現在全て廃盤状態な様で、オークションでも入手困難な状況です。

 パールマンのツィゴイネルワイゼンはCDが出ているようですので、近々購入したいと思います。

 ツィゴイネルワイゼンがジプシーの音楽というのは知っていました(小学校のときに習いました)が、そんなに低く見られていたとは思いませんでした。また、技巧的にも序の口とは全然思いもつきませんでした。(てっきり、ものすごく難しい曲だと思っていました。)CDがあれだけたくさん出ているわけですね。

 私自身は、楽器としてピアノが好きでして、ピアノ協奏曲はいくつか聴いたことがありますが、バイオリン協奏曲はほとんど聴いたことがありません。ご紹介いただいた曲もチェックしてみたいと思います。

 参考にさせていただきます。ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/04 19:47

ハイフェッツを始めとしたディレッタントが大好きなヴァイオリン弾きです。



ハイフェッツ異なる雰囲気の「荘厳」なものといいますと、リカルド・オドノポゾフ演奏のものがあります:CDが入手可能かは不明です。(すみません、でも知っていただきたくて。)なんとも艶やかです。

他にはラカトシュというロマ(ジプシー)のヴァイオリニストに弾いてもらったら素晴らしい演奏になりそうなのですが、現在収録されて無いようにおもいます。そのうち出てくるかもしれませんが。

参考URL:http://www.doremi.com/odnoposoff.html
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。

 紹介いただいたオドノポゾフのCD、参考URLのものが売られているようですが、ちょっと値段が…。^^;

 ラカトシュのツィゴイネルワイゼンのCDは見つかりませんでした。

 お忙しいところありがとうございました。

お礼日時:2007/10/04 19:39

往年の代表的名演といえば、あとはフランチェスカッティかな。



CDがあるかどうか知りませんが、道楽で長く弦楽器を弾いている50代の僕には懐かしい演奏です。
貴方の聴いたのも、フランチェスカッティかもしれないですよ♪

ツィゴイネルワイゼンとか、ラロのスペイン交響曲あたりを弾かせたらフランチェスカッティは実にカッコいい不良じいさんだった。会ったことは勿論ないけど。(笑)
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。

 フランチェスカッティのツィゴイネルワイゼンを検索してみたのですが、CDは売られていないようです。残念。

 しかし、検索しているうちに、「魔弓の至芸」なるCDを見つけました。魔弓ですか。これは興味深い。

 参考にさせていただきます。

 「ザ・ベスト・オブ・ツィゴイネルワイゼン」というCDが廃盤になっていなかったら、こんな質問もしなかったのですが。

お礼日時:2007/10/04 19:33

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