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鼻水・鼻づまりや喉の痛み、上腕に痒みや痛みのない紅斑があり、地元の内科で血液検査をしたところ、抗核抗体が1280倍という結果でした。
膠原病の疑いがあると言われ、紹介状を書いてもらい東京女子医大付属膠原病リウマチ痛風センターで受診しました。
問診・触診後、やはり膠原病の可能性があるということで尿及び血液検査をして、結果は2週間後に出ます。
しかし、紅斑は膠原病の出方と違うので皮膚科を受診して欲しいと言われ、手指の痛み・むくみは年に数回出現しますが、一時的で様子を見ているうちに何事もなかったように消失します。
他に膠原病に当てはまるような症状がなく、現在喉が痛いくらいで体調は良い方です。
抗核抗体の値が高かった時は、風邪様症状・倦怠感が強く、子供の運動会でいくらか日焼けをした後でした。

抗核抗体は一時的に高くなったり、正常に戻ったりするものですか?
また、膠原病以外に値が高くなる病気はどのようなものがありますでしょうか?
特に病気ではなく抗核抗体が高いという場合、日常生活では健康を維持するために当然の事柄以外で、「日光にあたりすぎない」以外に注意点はありますか?

色々なサイトを見てみましたが、良く分かりませんでした。
検査結果を待てば良いのでしょうが、心の準備というか、予備知識が欲しいのです。どうぞよろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

抗核抗体(antinucler antibody:ANA)は、真核細胞の核内の抗原性物質に対する抗体群を総称した言い方です。

対応する抗原は多数あるため、その抗原特異性に基づいて抗核抗体は多種類に細分類されています。

膠原病各疾患の患者さんの血清中には、その疾患に特有な自己抗体群が検出されます。ですので、もしあなたが膠原病のいずれかの疾患と確定診断されず、且つ、自覚症状もなく日常生活を過ごす上で何ら不都合がなければ、まず大丈夫と思われます。何せ私たちが暮らすこの世界には、無数の抗原性物質が存在しているのですから……。

どちらにしましても、検査結果をお聞きの上、あなたの疑問を専門医にお尋ねください。
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この回答へのお礼

とても丁寧にご説明いただき、ありがとうございます。
あまり気に病まずに検査結果を待ちたいと思います。

お礼日時:2007/10/09 17:00

つい先日も、あなたと同様に検査結果で抗核抗体が1280倍の数値を示されたkotetu56様がおられましたので、その時のアドバイスを以下に転載させていただきます。



抗核抗体検査で1280倍の数値となると……、真っ先に疑うのは膠原病かと思いますが、膠原病は専門医でもなかなか診断がつかない病気です。

そこで、膠原病の概要を以下に記しますので、あなたが思い当たる記述箇所がありましたならば、大学病院などの免疫膠原病内科または皮・呼吸器内科・整形外科などを受診してください。

膠原病とは、自己免疫疾患と全身性結合組織疾患に加えてリュウマチ性疾患が重複した病気です。

■症状出現から確定診断に至るプロセスとしては……、
(1)主たる症状:発熱、紅斑、しびれ、関節通、筋肉痛など上記疑わしいとされる症状が出現する。
(2)基本的検査では、血液一般(WBC、RBC、Ht、Hbなど)、尿(蛋白、糖、血液など)、炎症マーカー(CRP、血沈)、酵素活性(GOT、GPT、LDHなど)などの検査を施行。
(3)膠原病が疑われる場合のスクリーニング(1次)では、基本検査の確認、抗核抗体、リウマトイド因子、補体、免疫複合体、X線検査などを施行。
(4)症状を確認しながら疾患を特定するスクリーニング(2次)
もっとも可能性が高いと考えられる疾患の指標を見つける精密検査。疾患固有の抗核抗体や各種生検などと今までのデータで総合的に判断する。

■発現部位と疾患名に付いては……、
(1)内臓に出現する全身性エリトマトーデス。
(2)関節に出現する慢性関節リウマチ。
(3)皮膚や筋肉に出現する強皮症や多発性筋炎や皮膚筋炎。
(4)血管に出現する結節性多発動脈炎や血管炎症候群などがあります。

■具体的な症状としては……、以下のような症状が出現します。
(1)「発熱」に関しては、37度前後の微熱が続くことが多く、午前中だけとか、多少のだるさはあっても生活にそれほど支障がないなど、風邪とはちょっとちがった発熱の仕方をします。38度以上の高熱が何日も続く場合もあります。
(2)「関節痛や筋肉痛」に関しては、インフルエンザのような関節の中から湧き上がってくような感じの痛み。それがあちこちの関節に同時に発生したり、場所を移動して発生したりします。筋肉痛も同様な症状で非常に不快です。朝、手指の関節がこわばって動かしにくいなど。筋力が急に低下することもあります。
(3)「皮膚症状」に関しては、疹(ブツブツ)や紅斑(あざのように赤くなる)が体のあちこちに現れます。特に顔面に出やすく、痛みのないものが多いが、ひじや足にできる発疹は痛みを伴う場合もあります。
(3)「リンパ腺の腫れ」に関しては、風邪やその他の感染症と違って、あちこちのリンパ腺が腫れます。ただし硬く大きくなることは少なく、あまり痛みがないことが多いようです。
(4)「レイノー現象」に関しては、指先の血管への血流が不足して、突然に白くなったり、紫色になる現象です。厳密にはその後充血で赤く腫れるものをいうようです。寒さで誘発されやすい。
(5)「しびれ」に関しては、手足の全体、または指にしびれが出ます。左右の共通性はあまり見られません。多発性単神経炎といって血管の炎症からおきることが多く、他の疾患と間違いやすいものです。

以上ですが、あなたの場合、如何でしたか?
尚、抗核抗体が高値を示す膠原病以外の疾患としては……、「レイノー症候群」「橋本病」「原発性胆汁性肝硬変」「慢性活動性肝炎」「白血病」「悪性リンパ腫」「伝染性単核症」「悪性貧血」「悪性腫瘍」「重症筋無力症」などがあります。

以下のURLの「全国膠原病友の会京都支部」HPには、膠原病に関する治療情報などが詳しく掲載されていますのでご参照下さい。

参考URL:http://homepage3.nifty.com/KO-GEN/Kyoto/Kindex.htm
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
kotetu56様へのアドバイスも拝見しておりました。膠原病の症状にあまり当てはまらないので・・・膠原病以外の疾患についての情報、ありがとうございました。
「悪性腫瘍」は範囲が広すぎて確認できませんが、その他の疾患については、主要な症状は当てはまりませんでした。
何年も前から、健康診断などで「白血球が少ない」「血小板が少ない」等々言われても、経過観察で特に何もないように、抗核抗体もあまり気にしなくて大丈夫なのでしょうか?

お礼日時:2007/10/09 16:14

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