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お世話様です。上京のときによく地下鉄を利用します。その時エスカレーターを利用しますが、首都圏だと、左側に寄って後からくる人に譲りますよね。ところが、関西圏だと、反対に右側に寄ります。例えば、この慣習っていうのは、どこから来ているのですか?また、この慣習の境目の都市はどこなのでしょうか?(名古屋とか岐阜市はドチラ寄りなのでしょうか?)上京してふと疑問に思いました。お分りになる方ご教示下さい。

A 回答 (4件)

◎国内の実態


関東は右空け、関西は左空けと、ほとんど完全に分布が分かれています。
(どういう訳か、京都は両方あるようです・関東からの観光客がいるからでしょう)
これは、日本の伝統文化である食文化・言語文化とほぼ一致するところが面白いと思われます。
つまり、正月の角餅・丸餅、カツオだし・昆布だし、谷と沢、バカだ・アホや等々です。
これらは、ほぼ関ヶ原を境に東西に分かれて分布しています。
つまり、中京圏は東京と同じです。

◎国際的な標準
海外渡航経験のある方は、気が付かれていると思いますが、欧米のエスカレーター先進国では、ほぼ左空けが標準となっています。
ロンドン・パリ(私も実際に経験しています)やニューヨークでは、左空けが常識のようです。
ちなみに、発祥地はロンドンの地下鉄だと言われています。
(余談ですが、私はロンドンの地下鉄の駅で、木製のエスカレーターに乗ったことがあります)

◎関西での左空けの歴史(少し長いです)
関西で左空けになったきっかけは、ほぼわかっています。
日本でエスカレーターが設けられたのは、デパート等の商業施設でした。
当初の目的は、お客様が楽に上層階まで上がって頂くためでした。
店内を見渡せると言う付加価値を付けてです。
ですから、エスカレーター上を歩いて昇る(降りる)と言った習慣はありませんでした。
(急ぐ場合は、エレベーターを利用する・階段を駆け登ると言う手段があるからです)

では、今のようにエスカレーター上を歩くと言う習慣はどこから来たかと言うと、1966年(S41)から1973年(S48)にかけて、阪急電鉄の大阪ターミナルである梅田駅を、国鉄(JR)環状線の内側(市内寄り)から、外側(市外寄り)に移設したことによるものです。
大阪から、神戸・京都・宝塚の各方面に路線を張り巡らす阪急にとって、増加する列車・乗客・編成が捌ききれなくなったのです。

旧駅から、新駅まで約200m移動しました。
乗客は移動した分を余計に歩く結果となりました。
そこで、阪急側が乗客の利便を考えた結果が、動く歩道とエスカレーターの組み合わせでした。
せっかち(いらち)な大阪の乗客たちが、それらの上でじっとしているはずは無く、歩き出したのは自然の成り行きだと思います。

しかし、老人や子供連れの乗客のことも考えなければならず、事故防止に努めなければならない阪急があみ出したのが、片側を空けるという方策だったのです。

左側を空けることにした確たる記録は無いようですが、エスカレーター先進国を見習ったように思えます。
動く歩道で、スピーカーからのアナウンスと看板の設置がされたのは、1970年以前からだったように記憶しています。
(1970年の万博がきっかけだと言う説もあります)
その後、大阪ではそれにならって左空けが定着していきました。

◎関東での右空け
一方、東京ではどうだったかと言うと、私の記憶ですが、会社に入社後、1976年頃に東京本社の所属に異動し、東京-大阪間を頻繁に行き来していました。
新幹線を含め、まだエスカレーター上を歩く人は見かけませんでした。

調べてみたところ、1985年のつくば博頃に、右空けが定着したそうです。
大阪とは15年以上の開きがありますね。
しかも、関西と違って鉄道会社が積極的に採用したものではなく、確たる根拠が無く、自然発生的なもののようです。
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この回答へのお礼

長文にわたるご回答ありがとうございました。エスカレーターに乗るときはそうゆう経緯をかみ締めながら、心して乗車したいと思います。

お礼日時:2007/10/21 16:30

 大阪の場合、前の方が言われているように、阪急梅田駅での案内(テープで「お急ぎの方のために、左側をおあけください」と流していた)が強烈なインパクトとなって、他社もこれに倣ったものでしょう。


 千里万博を控えて、混雑する梅田駅で、ムービングウオークや1Fから3Fまで一本で昇降するメインのエスカレータの混雑整理のため、「世界標準」を考慮して、この左あけの方式を呼びかけたのだそうです。
 今は、阪急でも「左側を・・・」の案内は流していないようですが、乗るときに利き腕(多くの人にとって)の右手で手すりを握ることになりますので、関西はこの形で定着しています。

 なお、その地域が東京型か大阪型かの判断は、地元の人が大多数の場所(観光客があまり来ない、地下鉄の朝夕のラッシュなど)で見ないと判断を誤ります。新幹線のコンコースや駅前では、両者の影響で、ぐちゃぐちゃになっていることがあります。
(私は、名古屋圏ラッシュの状況がわかりませんので、どなたかフォローお願いします)
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この回答へのお礼

昔私も、阪急梅田駅のエスカレーターは経験しております。そうゆう経緯があったわけですね。どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/10/21 16:36

こんばんは☆


名古屋・岐阜は駅のエスカレータは東京と同じく左側によります。

三重県の近鉄名古屋線の津では、左による人・右による人ばらばら
になり、三重県の名張市の近鉄大阪線になると 三重県から大阪に
通勤や通学している人も多いので完全に大阪の右側に寄ります。

JR東海道線でいうと滋賀県の米原駅が境目だと思います。
前にたしかテレビでやってました。
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この回答へのお礼

了解です。中京圏は原則左寄りで、一部右側寄りもあるということですね。ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/21 16:33

名古屋では…どちらかと言えば右を空ける事が多いのかな?


どちらを空けるのかは特に決まっていない様で、その時々によって違います。
時には左右バラバラに空いていて、先を急ぐ人はジグザグに行かなければならない場合もあります。
混雑の度が過ぎる時や、ガラガラな時は、あえて空けない場合も多いです。

状況に応じて臨機応変に対応するのが、こちらの気質ですので、その様になるのだと思います。

ちなみに、エスカレーターで歩く事自体が危険行為なため、この様な「片側空ける」と言う習慣をやめる様に、エスカレーターの業界は呼びかけています。
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この回答へのお礼

さっそくのご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/21 16:31

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