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「世論」という漢字、「せろん」「よろん」どっちが正しいのでしょうか?
辞書にも両方出ているし、ワープロ変換もどちらでもできます。

A 回答 (4件)

戦後、当用漢字が制定され、それ以外の漢字はなるべく使わない様にしました。

そのため、これまで、普通に使っていた漢字でも、当用漢字にならなかったものについては、
 1.他の漢字に置きかえる。
 2.ほかの言葉に言い換える。
 3.かな書きにする。
の方法が取られました。
 このような言葉の中に 1に該当する「輿(世)論」がありました。ですから、当初は「よろん」だったのですが、「せろん」と読む人が多くなり、どちらでもいいような状態になりました。
 参考までに、例を挙げますと
 1.としては、「註(注)文」「日蝕(食)」「颱(台)風」「聯(連)合」
 2.としては、「堰堤(ダム)」「汽罐(ボイラー)」「橋梁(橋)」「欝蒼(こんもり)」
 3.としては、「贅沢(ぜいたく)」「澱粉(でんぷん)」「躾(しつけ)」「我儘(わがまま)」 などがあります。また「洗滌」のように、もともと正しい発音「せんでき」を当時から、誤って「せんじょう」と読む人が多かったので、置き換え漢字として、「洗浄」が指定され、読みが認知されたケースもあります。
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広辞苑によると、こんな解説です。



せろん‐ちょうさ【世論調査】
ある数の人々を選んでその意見を尋ね、集団や社会の世論を調べること。

よ‐ろん【輿論・世論】
世間一般の人が唱える論。社会大衆に共通な意見。「―に訴える」
 「世論」は「輿論」の代りに用いる表記。よ‐ろん【輿論・世論】
世間一般の人が唱える論。社会大衆に共通な意見。「―に訴える」
 「世論」は「輿論」の代りに用いる表記。

もともとは「輿論」と書いていたのを、時代と共に「世論」とも書くようになったようです。
読み方も、どちらでも良いのです。
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ま、どちらでもいいのではないでしょうか? 前の方が書かれたように、本来の意味から言うと、ということはあると思いますが、言葉は文化なので、時代により変わっていきます。

例えば漢字の書き順も、本来は美しく書けるような書き方だったのですが、「こう書かなければ×」という教え方になりました。最近は、そういったことは、あまりしていないようです。
もっとも、明らかな間違いは正す必要がありますよね。
○「火ぶたを切る」>>●「火ぶたが切って落とされる」。○「かんかんがくがく、けんけんごうごう」>>●「けんけんがくがく」、○「アボカド」>>●「アボガド」、○「ジャクージ(泡風呂)」>>●「ジャグジー」○「コミュニケーション」>>>●「コミニュケーション」などなど・・・(^^;;;
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「よろん」が本来の読み方です。

でも本来は世論ではなく、「輿論」と書いていたのですが当用漢字制定以後輿の字を使わないために、世論と表記するようになったため「せろん」と読むことが多くなったようです。
# 一般的な国語辞典より
といいながわ私も時々どっちが正しいのか分からなくなります。
では。
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