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 現在日本共産党はその準綱領的な文書である“自由と民主主義の宣言”において議会制民主主義の将来的な堅持を宣言しています。この事で疑問があるのですがブルジョワ階級の放逐を大前提としている共産主義政権においてはブルジョワ階級も含むあらゆる国民の意見を受け入れなければならない民主主義を完全な形で実現する事は不可能なように思います、個人的には

“そういう階級も納得できるように漸進的に共産主義社会の実現を目指す”

というような抽象的な玉虫色の理屈しか思い浮かばないのですが、実際どのような理屈で上記の決定は成立しているのでしょうか?共産党支持者の方のご意見をお待ちしています。なお“あいつらは何も考えていない、ただ調子のいい事を言っているだけだ”という類の意見はご遠慮ください。

A 回答 (3件)

> 他の政権はそもそもブルジョワ階級の放逐を指向していません


> (ある程度の規制はともかくとして)からね

Aが偽のとき「AならばB」は常に真です
そもそも「共産主義政権において」は「民主主義を完全な形で実現する事は不可能」→「その前段階の放逐、解体を民主的プロセスで行えるのか」とお話が変わったので、共産主義政権下に限らず、「あらゆる国民の意見を受け入れなければならない」ような社会では、ブルジョワ階級(もちろん他のどんな利害グループであっても同じことです)の放逐は不可能だろう、というお話をしたものです

> 定義にもよりますがそもそも一階級の解体、放逐というのは
> “基本的人権の尊重”や“平等の原則”といった民主主義の根源と
> なる部分にすら抵触するのではないか(共産主義では正当なのかも
> しれませんが)という気がするのです
>
> “共産主義政権が(一時的に)政権をとってブルジョワ階級に
> 抑圧的な政策を行う”という事は可能でも民主主義に枠内の
> 留まっている限り共産主義を完遂することはできないのではない
> でしょうか?

前者にはわたしも同感ですが、後者についてはどうでしょうか
実際のところ、民主主義社会においても、ほとんどすべての政策が常に、利益を得るグループと不利益を被るグループを生み出します
極端な話、累進課税だって、担税力で国民を階級分けしていると言えるかもしれません
「階級の放逐、解体」と言ったところで、実際のところ、その階級に属する人間を皆殺しにしたり、国外追放にしたりする必要はありません
その階級に不利な政策を積み重ねて、その階級に所属するための要件を奪ってしまえばよいのです
ブルジョワ階級などは、要件が財産的なものですから、こうした政策的操作は特に有効ではないでしょうか

一応確認しておきますが、ここで想定している共産主義政権は現実の革命→独裁というプロセスによるものではなく、国民の過半の支持を得て民主的プロセスで政権を取ったというような、ある種空想的な場合の話ですよね?
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この回答へのお礼

>そもそも「共産主義政権において」は「民主主義を完全な形で実現する事は不可能」
>→「その前段階の放逐、解体を民主的プロセスで行えるのか」とお話が変わったので
 ああ、そういうお話でしたか、私はNo.1の回答で
>>その前段階の放逐、解体を民主的プロセスで行えるのかというのが質問の趣旨です。
 と“質問の趣旨”と言ったので話題を変えたのではなく質問の補足をしたものと考えていました(そもそもブルジョワの放逐を問題としているのだから“放逐後なら可能である”という趣旨のお答えが来ることを考えていませんでした)。なので“民主的プロセスでブルジョワを放逐でるか”という言葉の主体は共産党政権であると考えていたので、放逐できないのは共産主義政権に限らないというのが、単なる共産党への弁護のように聞こえてしまいました、失礼しました。

>その階級に不利な政策を積み重ねて、その階級に所属するための要件を奪ってしまえばよいのです
>ブルジョワ階級などは、要件が財産的なものですから、こうした政策的操作は特に有効ではないでしょうか
 そうですねそういう方法ならば法律的には(現実的ではないにしろ)可能なのかもしれませんね。ただ特定階級に対しての意図的な不利な政策(特に共産党のような方針が余りにもはっきりしている政党が)を行いすぎれば違憲の可能性も出てきますが日本が司法消極主義をとりつづけるのならばあまり考える必要もないのかもしれません。

>一応確認しておきますが、ここで想定している共産主義政権は現実の革命→独裁というプロセス
>によるものではなく、国民の過半の支持を得て民主的プロセスで政権を取ったというような、ある種空想的な場合の話
>ですよね?
 その通りです

お礼日時:2007/10/25 22:50

「あらゆる国民の意見を受け入れなければならない」のが「民主主義の完全な形」だとすれば、そのような社会ではたしかにブルジョワ階級の放逐は不可能だと思いますが、それは共産主義政権下に限った話ではないように思います


実際には、民主主義社会において、いかなる国民も不利益を被らないような政策だけを実施していくこと自体が不可能であり、国民間の利害の衝突はまま発生するものです
民主主義には多数決というシステムがあり、必ずしも「あらゆる国民の意見を受け入れなければならない」わけではないということでしょう
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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございます。
>たしかにブルジョワ階級の放逐は不可能だと思いますが、
>それは共産主義政権下に限った話ではないように思います
 他の政権はそもそもブルジョワ階級の放逐を指向していません(ある程度の規制はともかくとして)からね。

>国民も不利益を被らないような政策だけを実施していくこと自体が
>不可能であり、国民間の利害の衝突はまま発生するものです
 利害の衝突は当然のことですが、それが特定の階級を放逐する、というところまで(仮に憲法を変えたとしても)制度として認められてもいいのだろうかと思います。定義にもよりますがそもそも一階級の解体、放逐というのは“基本的人権の尊重”や“平等の原則”といった民主主義の根源となる部分にすら抵触するのではないか(共産主義では正当なのかもしれませんが)という気がするのです。

>民主主義には多数決というシステムがあり、必ずしも「あらゆる国民の
>意見を受け入れなければならない」わけではないということでしょう
 解答者様が仰るような状態だと“共産主義政権が(一時的に)政権をとってブルジョワ階級に抑圧的な政策を行う”という事は可能でも民主主義に枠内の留まっている限り共産主義を完遂することはできないのではないでしょうか?

お礼日時:2007/10/25 17:57

ブルジョワ階級の放逐または解体が実行されてしまえば、ブルジョワ階級自体がなくなります


存在しない階級の意見を尊重しなくても、あらゆる国民の代表である議会という建前は堅持できます
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。

>ブルジョワ階級の放逐または解体が実行されてしまえば、ブルジョワ階級自体がなくなります
 それはその通りだと思うのですが。その前段階の放逐、解体を民主的プロセスで行えるのかというのが質問の趣旨です。

お礼日時:2007/10/25 15:54

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