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砂糖水にイオンがないので電流が流れないことを知りました。でもなぜ流れないのでしょうか?????教えてくださいませんか??ものすごく中学生のわたしでもわかるように簡単に説明をお願いします・・・。

A 回答 (4件)

まず、イオンをもつ溶液に電気が流れる場合について考えてみましょう。

例として、NaCl(塩化ナトリウム)の水溶液に、電池の+、-両極につないだ電極がひたされているとします。この水溶液の中には、Na+、Cl- の他に、ごくわずか、H+、OH- のイオンが存在します。
まず、電池から電子(-)が出てきます。この電子は電池の-極につながれた陰極から水溶液の中へでてゆこうとします。このとき、-の電気を帯びた電子を、+の電気を帯びたH+ が受け取ります。すると、電池側は 電子をH+ に渡した分だけ+になってしまい、水溶液側は同じ分だけ-になってしまうので、その分Cl- の電子が陽極(電池の+極につながった電極)に渡されます。こうして、電流が流れます。つまり、イオンを持った溶液に電流が流れるとき、溶液中の陽イオンが電子を受け取って、陰イオンが電子を放出しているのです。
ここで、砂糖水の場合についてかんがえてみます。砂糖水の中にも、ごくわずか、H+、OH- のイオンが存在しますが、電子を受け取る陽イオン、電子を放出する陰イオンの割合が少なすぎます。ほとんど電子が動けません。だから、砂糖水には電流がほとんど流れません。
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 電流とは物質の中の電子の流れ(本当は正確な表現ではありませんが)


です。

 全ての物質の中には原子核と電子がありますが、その電子
が流れるためには、自由に動ける状態の電子が必要です。

 原子の中心にある原子核は+(プラス)の電荷(電気)
を持っているので、原子核同士だけだと反発しますが、
そこにうまく-(マイナス)の電荷を持った電子が入ると
反発が押さえられます。(つまり結合できるのです)

<要点>
1)電流が流れるためには、動ける電子が必要
2)電子は原子同士を結合させる働きをしている

 原子の結合の仕方(イオン結合、分子性結合、金属結合・・・)
によって電子が動ける場合とそうでない場合があります。

(結論)
砂糖水の場合、電子がうまく原子に捕まえられていて、
動ける電子がない状態なので、電流が流れません。

 
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「なぜ流れない」、の前に、「なぜ流れる」か?


を考えることですね。

電流というのは、電子の移動です。

金属線では、「金属結合」のなかに「自由電子」というのがあって、それが電圧で移動しますので、電流になります。
イオンの場合は、電子のうけわたしで「分子」(あるいは原子)がイオンになっているわけですから、これは電子と同じ「働き」をします。「マイナス」は「プラス」にひかれ、「プラス」は「マイナス」に引かれる。

砂糖水にしろ、純水にしろ、中の分子は電気的に「安定」した状態ですので、プラスにもマイナスにもよっていかない。
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こんばんは。


電流の正体は『電子』という物が流れる訳です。もしくは『電子が足りなくなった状態の物』が流れてもいいです。
つまり実質的に『電子が移動してる』状態が電流です。

さてこの場合は、イオンは『電子を余分に持っている、あるいは電子が足りない状態の原子や分子』ですから、このイオンが流れてもいいわけですね。
そして砂糖水にはイオンはありません(厳密に全くないのではなくて非常にわずかな量が存在していますが)。

ですから電子を運ぶ物がないわけです。

でももう一つ電流が流れる方法がありますよね?
電子自体が砂糖水の中を潜って移動してもいいわけです。
これは真空放電とか雷などと同じ現象で、砂糖水の中でも起こすことは出来ます。
ただしそれをするためには非常に高い電子に対する圧力が必要で、これを電圧、もしくは電位といいます。
数センチの間隔でも電子を無理矢理移動させるには、数千ボルト必要ですので、乾電池では無理でしょう。
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