プロが教えるわが家の防犯対策術!

私は来週、某急性期病院の手術室実習に行きます。
事前学習として、観察するポイントを学んでおきたいのですが
『麻酔時のバイタルサインの正常値・気管内挿入時の酸素濃度の正常値』がどうしても分かりません。
図書の文献やネットに情報がないので、先輩方から伺いたいと思い質問をさせていただきました。
ご回答いただけると幸いです。

A 回答 (2件)

はじめまして。

学ぼうとする姿勢はすばらしいですね。

『麻酔時のバイタルサインの正常値・気管内挿入時の酸素濃度の正常値』についてですが、そのようなものはないですよ。麻酔をしている、という時点で異常な状態なのですから正常値などというものはありません。麻酔の深度が深くなれば当然呼吸は止まるし意識は落ちるし、浅くなれば意識レベルは上がってくるし呼吸回数や血圧も上昇します。気管内挿管時の酸素濃度にしても、自発呼吸がなければどんどん下がるし、100%O2を吸入して人工呼吸で換気をしていれば普通は100%になりますよね。つまり、その状況状況に応じて妥当であるべき値は変わる、ということです。逆に、そのようなデータを参考に麻酔深度の調節をしたりするわけです。

臨床の場で大事なことは数字が刻々と変わる病状の中でその値が妥当であるのかどうかを判断することです。もちろん、そのためにある程度の数字が覚えなくてはならないのですが。

がんばってくださいね。
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この回答へのお礼

ご回答が実習に大変役に立ち、いい学びになりました。 
どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/11/18 22:13

今、まさに実習中でしょうか?ご苦労様です。



さて、実習の方に割り当てられるような患者さんは、おそらくあまり特殊な方ではないでしょうから、それを前提にお話しします。

血圧については、一般に麻酔中は正常安静時(緊張していないとき)の10~20%減程度を目安にすることが多いです。心拍数は、よく管理された成人の麻酔では、正常安静時と同じか少し少ないくらい。気管挿管直前の経皮的動脈血酸素飽和度は、その前の純酸素によるマスクバック換気で100%になっていることがほとんどです。 

もちろん、これらは患者さんや症例によっても変わってきますし、それをふまえて判断する能力が必要とされるからこそ、「手術室看護師」や「麻酔科医」という「トレーニングを受けたスタッフ」の存在が必要となるわけです。

実習が実りあるものとなることを祈っております。
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この回答へのお礼

ご回答が実習に大変役に立ち、いい学びになりました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/11/18 22:12

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