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- 回答日時:
これは、良い回答の一つです。
何故なら私の説ではないからです。集英社、樋口芳麻呂著「後鳥羽院」のP.56、57から転記します。なお、この書物では二首とも平仮名が多用されていました。
「うばたまのよるのにしきをたつたひめたれみやまぎと一人そめけむ」
「うらさむくやそしまかけてよるなみをふきあげの月にまつかぜぞふく」・・・となっていました。
院の歌の第一首は、『古今和歌集』巻五・秋下の紀貫之の歌、
見る人もなくて散りぬる奥山の紅葉は夜の錦なりけり
を本歌としている。「うばたまの」は「よる」の枕詞。「夜の錦のように紅葉はまことに美しいが、竜田姫(竜田山の神格化)は、だれがこんな奥山の木を見るものかと、自分ひとりで見て楽しむために染めたのであろうか」の意で、見る人がないと惜しむ貫之の本歌にたいし、竜田姫は自分のために染めたのだろうから、それはそれでよいではないかと反論しているのであろう。
第二首は、「海岸も寒く、多くの島じまにわたってうち寄せる波を、さらに吹きあげている吹上の浜(和歌山市)には月が照っているが、松風が吹いてまことに寂しい」の意であろうが、「ふきあげ」「ふく」の語が重複して、ごたごたした感じをまぬがれない歌となっている。
前掲の書に、以上の記述がありました。
この回答へのお礼
お礼日時:2007/11/09 22:23
ありがとうございます!
大変参考になりました。
「後鳥羽院」という本にも興味をもちました。
今度読んでみようと思います。
本当にありがとうございました☆
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