プロが教えるわが家の防犯対策術!

来シーズンからエンジンの開発の凍結など、F-1のレギュレーションが、どんどん遅くなる方向に向かっていますよね。
確かに安全も大切だとは思いますが、ここのところは経費削減のためなどの理由でハイテクは禁止になるばかりです。
最先端の技術の見せ所というより、給油、ピットストップやタイヤ選択などの戦略が勝負を分けているように思えます。(空力パーツは以前に比べると格段に向上してはいますが・・・)
やはり資本力が圧倒的なTOYOTAがF-1に参加したため、このようなレギュレーションになっていくのでしょうか?
F-1はヨーロッパのものだからフェラーリやベンツがTOYOTAに負けないようにルール変更していくのでしょうか?
以前のHONDAのターボエンジンが勝ちまくった時のように・・・

A 回答 (5件)

既にいくつか回答がなされていますが、


>F-1はヨーロッパのものだからフェラーリやベンツが
>TOYOTAに負けないようにルール変更していくのでしょうか?
これはYESでもあります。

F-1に限らずレギュレーションについて
どうしても知っておいてもらいたいのは、
日本がルール作りで標準を抑えるのが苦手ということです。

F-1については1986年当時の
国際自動車連盟(FIA)会長だったバレストル氏が、
連戦連勝していたホンダの桜井総監督に対し面と向かって
「F-1にイエロー(黄色人種)は要らない」と言いました。
明らかに人種差別発言で非難を浴びましたが、
欧米人の意識下に必ずある感情だと思います。
これがルール作りに影響していることは否定できません。

ただ、金子勝氏は「セーフティネットの政治経済学」で
以下のように述べています。

「こうした現象をわかりやすくたとえれば、
F1グランプリでホンダのターボエンジンが連戦連勝すれば、
ターボエンジンが禁止されるようなものである。
同じくルマンでマツダのロータリーエンジンが勝てば
ロータリーエンジンも禁止される。
長野オリンピックにおいてスキーのジャンプで日本が強ければ、
スキー板の長さが制限される。
バレーボールで日本がレシーブが得意だと、
ブロックはワンタッチに数えないという具合である。
現代サービス産業におけるグローバルスタンダードとは、
せいぜいこうした性格のものにすぎない」
(引用元:http://www.ultimative.org/c/m_kaneko.html

非常に諦観気味の発言ですが、
的を射た発言でもあります。
実は日本は、欧米の伝統領域だけでなく、
その他の領域でもこの手のルール策定に弱いです。
自分たちに有利な枠組みを作るのが下手です。
日本のお家芸柔道の色付き胴着問題でも
ルール作りで敢えなく敗北しました。

今のままではF-1だけではなく
他の分野でもこの傾向は続くと思います。

随分と前の質問に対する回答で恐縮ですが、
今回ノルディックで日本チームが金メダルを取ったことで
どうしても書いておきたいと思いました。
駄文にで恐縮ですが何かの足しになればと思います。
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>来シーズンからエンジンの開発の凍結など、F-1のレギュレーションが、どんどん遅くなる方向に向かっていますよね。



それは誤解ですよ、F1はどんどん速くなってます。
“HONDAのターボエンジンが勝ちまくった時”って、88年をピークとした時代の事でしょうけど、現実には現代のF1より1割も遅いのです。
もし、レギュレーションで多方面に渡る技術的規制をかけなければ、ドライバー(人間)が制御できないレベルまでF1は速くなってしまいます。

レギュレーション強化は、技術開発スピードとの兼ね合いで、仕方ない事です。勿論、開発費抑止の目的も、オーバーテイクを容易にする目的も含まれています。
開発費用抑止の目的も、たばこマネーを排除する動きの中で、スポンサーフィーの激減してしまった事から、仕方が無いことです。
全F1チームの予算は、たばこマネーの時代よりも3~5割程度は低下しています。これはエンジン規制、ハイテク規制、テスト日数規制による所が大きいでしょう。

これらのレギュレーションに、ホンダやトヨタなどを意識した話は全く感じませんし、事実、その必要性もありません。瞬間的にも、それ程脅威になる速さを実際に見せた事もないです。
エンジン開発は兎も角、F1マシンの開発に対して、技術的なアドバンテージを持ってません。

ホンダの第2期に、ホンダがエンジン開発だけで、コンストラクターの総予算の様な莫大な費用を投じたので、他のエンジンサプライヤーが次々と撤退してしまい、ホンダが圧勝したと言われる時代に、メーカー系チームはフェラーリのみです。
88年までには、ルノーもBMWもポルシェも撤退し、フォード、ジャッド、メガトロンエンジン搭載のマシンばかりになったのが、その圧勝の一つの要素です。
その後、エンジン偏重だったF1が、89,90年のフェラーリの傑作マシン、91年からのウィリアムズの傑作マシンの登場により、エンジンよりも良いマシンを作る事が重要となり、V10限定などのレギュレーション規制ができた事と併せ、ルノーやメルセデスやBMWが次々と復帰し、良いマシンを作れなければ、勝てない時代に突入し、現代に至ってます。

2005,2006年チャンピオンのルノーは、それ程大きな予算を投じてませんし、現代のF1ではエンジンの影響が小さく、良い仕事をしたチーム=コンストラクターが勝つと言う、本来のF1の姿に少し戻った感はありますが、メーカチームばかりとなって、伝統的な独立系コンストラクターが2チームのみとなったのは、悲しい事でもあります。既に今のマクラーレンを独立系とは言えませんけどね。
2005年のフェラーリの失速、2007年のルノーの失速は、予算の問題ではありません。マシン開発において、良い仕事ができなかったからです。

今、莫大な開発費の一部は、外側からは見えませんが、素材(合金など)開発に使われていますね。航空機開発の分野です。
また、エンジン開発凍結と言っても、開発余地が無くなった訳ではありませんけどね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>F-1のレギュレーションが、どんどん遅くなる方向に向かっていますよね
これは確かに間違った表現ですね。エンジン出力、タイヤサイズ、ブレーキサイズ、ボディーサイズやハイテク装備など、どんどんサイズダウンや禁止になっているのに、ラップタイムはそれほど変わらないし、コースによってはラップレコードが出るところもありますね。
ただ、個人的にはやはりレギュレーションをどんどん変えていくというのは好きではありません。
シーズンの中盤でほぼ結果が決まって、あきらめモードになってしまい、翌年新レギュレーションのための開発に大忙しってことの繰り返しってことにならなきゃいいのですが・・・
新素材の開発はまず軍事用(宇宙開発含む)が最初でしょう。その後航空機、各種競技用、そして産業用に用いられる。と聞いたことがあります。

お礼日時:2007/11/13 21:24

あくまで私の個人的なイメージですので賛否はご遠慮頂くとして。



F1がヨーロッパのものだから、というのは別として「日本バッシング」は昔から言われていますし、私も何かある度に感じています。

また、レギュレーションの改定には上記バッシングの他に「資本が貧弱なチームでもなるべく上位に食い込めるよう」な配慮が基調にあると思います。日本のプロ野球のように、「お金があるチームが常に上位で、貧乏チームはいつまで経っても勝てない」じゃ弱小チームは育ちませんから。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
自分もジャパンバッシングって感じるときありますよ。
スキーのノルディックや、ジャンプのルール、レギュレーションの変更などありましたね。WRCでランエボがグループAで連勝していたときも、WRカーに変更になっちゃったし・・・、でもフォード、プジョー、シトロエンが活躍している今はたぶん変わらないだろうな・・・。

お礼日時:2007/11/13 20:55

…私自身もこの数年は本当にF1に魅力を感じなくなってしまっていました。


まあ、つまるかつまらないか?っていうのは個人の想いがあって基準化できないのですけど。
安全とレースを面白くする為に!という大義名分を振りかざしているもの規制の方向で理解はできます。レースそのものをヒューマンドラマとしてみれば、ピットストップの組み立て(タイヤ選択も含めて)などの戦略で勝負が決まるのは、いつも決まったチームの車しか勝てない…人が戦うのではなく誰が乗ってもこのマシンが一方的に速い!っていうのよりは面白い気がしますが…でも、F1故の技術の戦いを放棄しかねないような規制ってどうよ?とは私も思います。
また、コースの拡張が速くなる車の開発に追いついていない…なるほどそうかもしれないとも思います。でも、その狭いコースでもきっちりと速い所では速く、安全にコーナーを安定して廻れる車を開発していくって言うのも、モーターレースの頂点であるF1の醍醐味だとも思うんですけど…いくら開発費がかかって大資本のあるチームしか残らない…って言っても。もちろん、F1サーキットにトヨタとメルツェデスしか残らなかったらそれこそつまらないけど…。
私にとっては、過去を振り返っても仕方ないんですけど、ウイングカーの頃のデザインやそのあとのターボカーの頃のデザインの方が、今のヒゲだらけのデザインよりもシンプルでスッキリして美しいように想っています=もちろんこれも好みでしょうけど=が…規制が進んであんなに成っちゃったんだ?っていう感じがします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
昔のF1はみんな個性的なマシンが多かったですね。今はみんな似たり寄ったりで、カラーリングがなければ見分けがつきにくいマシンばかりのような気がします。

お礼日時:2007/11/13 20:43

トヨタのせいではないでしょう。

実際全然勝ってませんから。
ただ、巨大自動車メーカーが軒並み参戦するような状況ですから、
過去のようにハイテク禁止等の措置だけではどうしようもない、
ということなのでしょう。

この10年の技術開発力の進化には目を見張るものがありましたから、
マシンの性能にサーキットレイアウトが追い付いていない感があります。

ピット戦略で勝敗が決まるのは、コースの貧弱さにあるからだと
みていますが、どうでしょう。

個人的には今のコース幅の2.3倍のコースがでてきてもいいんじゃない。
などとも思っています。今年の富士のマッサとクビサの最終周の
バトルはけっこう見ていて楽しかったです。
あれもコースの特徴がよくでたバトルだったと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かにサーキットによっては抜きどころがほとんどないコースもありますね。ピット戦略によっての勝負が明暗を分けるのはそのようなコースばかりですね。
トヨタのせいと言ったのは、「このまま何年もトヨタの膨大な資金力で開発を進めていくとなると、数年後には他のコンストラクターではとうてい太刀打ちできなくなるからじゃないの?だからその前に・・・」とF-1好きの友人が言っていたので、そう思ってしまいました。
ホンダのターボエンジン連勝の時にレギュレーションがどんどん変更になり、ついにはターボ禁止になったときのことがあったので・・・。

お礼日時:2007/11/11 00:07

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