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古典力学初心者です。分子動力学についての質問なのですが、NVE(もしくはNEV)アンサンブルでverlet法を使って原子や分子の動きを追うとき、計算間隔を狭くすれば、近似的に内部エネルギーは一定となりますが、そうでない場合一定とならないのに、なぜこれをNEVアンサンブルと呼んでいるんですか?

A 回答 (1件)

分子動力学というより、熱学(統計力学)的な解説になりますので、ご了承ください。



計算間隔を狭くすると、単分子群もしくは単原子群は、相互に運動量を交換しますよね。m1v1+m2v2=m1'v1'+m2'v2'。この事によって、エネルギー等分配の法則が成立し、熱平衡状態になる。よって、内部エネルギーは一定になる。

ところが、計算間隔を大きくしてしまうと、原子・原子同士や分子・分子同士は衝突しませんから、運動量を交換しなくなります。

アンサンブル法とは、計算を行いたい系(格子でもかまわない)を極小化することによって、誤差を最小に抑えたい時に用いる計算法の総称なのです。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすい解説でした。どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/11/20 15:15

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