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No.2
- 回答日時:
黄鶴西楼の月
長江万里の情景
春風吹いて三十度
空く武昌城を憶う
黄鶴西楼に月がある乎
長江万里の情景が浮かぶ
春風も早やもう三十度も
他郷の身に空し 武昌の都城への憶い
No.1
- 回答日時:
> 李白の訳を調べてるんですけどどうしてもわかりません。
とありましたので、李白の作品の中でもよっぽどマイナーな詩かと思ったのですが、なんだ、図書館に足を運んで調べてみたら、漢詩集の中では最もメジャーと入ってよい『唐詩選』に入っているではありませんか。
(『唐詩選』巻四、「五言排律」の中の「送儲※之武昌」(「※」は「巡」の「しんにょう」を取ったものの下に、「邑」を書く字)・「儲※(ちょゆう)の武昌に之(ゆ)くを送る」)
確かにネットの検索では解説したものには巡り会えませんでしたが、『唐詩選』となれば解説書には事欠きません。
私自身、書物を軽視し、ネット検索に頼り過ぎたことを反省させていただくよい機会を得ました。
自分で考えてみて「春風三十度」は春風が三十回吹くということで、武昌への旅が30日かかるということかな、と思っていたのですが、李白自身が若い頃に黄鶴楼の辺りを旅した経験があり、それから30年後に、「儲※」が「黄鶴楼」のある「武昌」の町へ行くのを見送っているというのことなのですね。
昔、黄鶴楼の西楼で月を眺め、長江の万里の流れに思いをはせた。
それから春風が吹くのも三十回(三十年が過ぎ)、今は(他郷で)むなしく武昌の町を思い出す。
(武昌に旅立つ)あなた(儲※)を見送るに当たって、どうにも別れることができない。 別れの杯(さかずき)を唇に当てるが、別れを惜しむ気持ちで、それを傾けて飲み干すことができない(←このあたりがたまらなくいいですね。さすが李白。)……
という感じです。詳しくは、『唐詩選』の解説書で。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw/249-42210 …
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