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融資で、運転資金の返済財源は売上、設備資金の返済財源は利益・減価償却となるのはどうしてでしょうか?教えて下さい。

A 回答 (1件)

厳密にいいますと運転資金→売上、設備資金→利益+減価償却とは言えません。


運転資金については、例えば仕入れ資金の支払いと代金回収の日にズレがある場合、例えば車を仕入れて販売する時、販売代金の受取日より仕入れた車のお金の支払期日が先の場合運転資金が必要になります。その時は車の販売代金を受け取れば返済でき、利益の部分が手元に残るという形になりますので、運転資金→売上となります。
しかし、運転資金でも例えば納入先が倒産してしまい売掛金の回収が不可能となってしまった場合、その貸し倒れた分の売上を一括で返済することは不可能で、日々の営業では必要のない資金でコツコツ返済していく必要があります。そのお金を単純に割り出したものが「利益+減価償却費」となります。
この「利益+減価償却費」はキャッシュフローと呼ばれ、一年の営業活動の成果で出てきた使われていない(いないと思われる)現金です。
減価償却費は販管費として費用計上しますが、年月による設備の価値の減少分を費用として計上したものですので実際にどっかに払ったお金ではないのでこの費用の金額は手元に残っており自由に使えるお金となります。
設備資金の場合は1000万円の設備を導入したからといって1ヵ月後に売上が1000万円増加するわけではなく、数年かけて元をとりますのでこの「利益+減価償却費」を返済財源にします。
ですので実際は短期資金→売上、長期資金→利益+減価償却費といったほうが正しいかもしれません。
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