プロが教えるわが家の防犯対策術!

ある画家の人が美大学生のころ、誰々先生に教えてもらって、不出来な作品ばかりでは先生に申し訳ないという一心で製作に励んだという話を本で記述しています
画家が絵を描いたりそれを展示するということは、自分の技術を示したいとか、その世界で認められたいとかそういうことなんでしょうか
また、そういうことと無縁で製作し展示するとはどういう心境なのでしょうか

A 回答 (5件)

認められたい人と、それは関係ないと思っている人と、どちらの人もいると思います。



認められなくてもいいと思ってやりたいことをやった人に、岡本太郎氏がいます。
『自分の中に毒を持て』などの著作を読むと、どういう心境だったのか書かれています。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/gp/product/4413090101
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だいたいの作家は作品を制作する理由は単純に何かを創るのが


好きだからというところから出発していると思います。
また好きというより本来の自分が作品制作している自分で
そのほかの自分は借り物の人生を過ごしていると思う
極端な人もいます。
ではなぜ作品を人に見てもらうのかというところですが、
はじめた頃は人に見てもらうのが制作する理由だというのは
少数だと思うのですがある程度つくっているうちに
自分の作品は一体どのあたりの位置にいるのだろうかと
疑問に思うときが必ずやってくると思います。
それは作家として生活していこうと決めたひとでも、趣味で
続けているひとでも必ず一度は思う欲求だと思っています。
展示などという行動をとるかどうかは別としてです。
作品を制作するということは自分自身の分身を作るようなもの
です。私自身がいったいどのような受け止められ方をして
いるのかということを知りたいという欲求は誰しもが持つ
ごくありふれた欲求だと思います。ただ作家でない人は他人の
言葉や社会での地位や給与などで分かり易く評価されている
のとは違って、作家は自分の作品の評価や作品の値段などで
推し量る以外実感として持たないひとが少なからずいるのでは
ないかというのが私の推測です。一般人には少し分かりにくい
感覚かも知れませんが、根本は同じと思います。
作品制作をしたことがあまりない人には自己顕示欲として
映るかもしれませんがそういうことではなくただ自分自身
をあらわした作品が一般社会ではどのような受け止められ
方をするのだろうかというただそれだけの理由がほとんどで
作品によって生計を立てている人であっても次の作品を
制作する材料費や経費や生活費と少しのご褒美があれば良い
と思っている作家さんがほとんどであろうと思います。
技術を見せたいというのであれば、芸術家ではなく職人に
なればよいし、その世界で認められたいとだけ思う人は
作品制作だけに力を注ぎ込むような遠回りなことはしない
と思います。コミュニケーション能力をフルに使って
名前を売っていくほうがはるかに近道だからです。
ですが世の中には様々な人がいます。自分を一番良く見せる
術がたまたま作品を制作することで、作品を制作することに
さしたる関心を持たず自分の社会的地位を引き上げることに
情熱を持っている人も入るでしょう。
どちらも正しいし、どちらも作品を制作する理由としては
まっとうな理由ですね。
どんな作品を作ろうが自由ということは、どんな心境で
作品を制作しても自由であるということと同じことである
ということでしょうね。
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もちろん、どちらのタイプも存在します。



>そういうことと無縁で製作し展示するとはどういう心境なのでしょうか

生き様そのものが「アート」なんでしょう。
作品を生み出す事が、「給料」であり「存在意義」である…みたいな
(本人がそう考えているかどうかは別として、客観的に見てという事で)。
そういう人は、制作自体が自分を認める行為となっているので、
他人の評価を求めないものです。

数年前、ヘンリー・ダーガーという人が話題になりましたよね。
彼は芸術家でも美大卒でも何でもなく、部屋に閉じこもり、
誰に見せることもなく妄想の世界を描きまくりました。
絵が発見されなければ、彼の存在は埋もれてしまっていたことでしょう。

ただ、人の目を意識して制作する事が悪いとか、非芸術的というわけではありません。

作品は、鑑賞者がいて初めて「作品」となるものだと思います。
制作過程で人の目を意識するか否かではなく、
結果、人の心にひびく作品となった、という事が大切だと思います。
難しいですが。
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No.1です。



今思いつきました。ピアニストのフジコ・ヘミングをご存知ですか?

あの人は後者の例です。誰かが発掘したんですね。

そうでなかったら、テレビに出ることもなくコンサートが企画されることもなくただひっそりと生き続けていて世間に存在も知られなかったでしょうね。

彼女は貧乏で孤独でした。有名になった今でも無欲です。
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私は作曲をやります。

でも美術も好きです。表現することにおいては同じです。

例えば、作曲家でピアニストのリストは誰も弾けないような超人技を見せたくてそういう曲を作り喝采を浴びました。美術界にもそういう人はいるでしょう。

でも、そういうことと無縁で作曲し演奏する人もいます。そういう人たちは目立たないから、世間には知られないまま亡くなってしまうことも多いでしょう。誰かが発掘する才能とでも言えばいいでしょうか。孤独でしょうね。貧乏でしょうね。でも信念を持っているはずです。

美術も好きな音楽家からの意見でした。
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