プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

連日の防衛省事件の報道で、ふと、山崎豊子さん「不毛地帯」を
思い出しました。
山田洋行やミライズがやたらと注目されていますが、伝統的に
防衛産業に強い商社とはどこなのでしょうか?
三菱重工などが多く受注していると聞きますが、ということは、
やはりグループの・・・
という、単純な構図なのでしょうか?
ご存知でしたら、教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

>ではどうして利益の少ない防衛産業にこだわるのでしょうか?



まず、高度な技術、ノウハウを要する防衛装備品を扱う事での企業ブランドイメージがあるでしょう。多少の愛国心、公共精神もあるのでしょうが、やはり随意契約による安定受注も大きいと思います。実績のある会社は継続的に契約が取れますので、山田洋行のような比較的規模の小さな会社にとっては、大きな旨みになります。山田洋行は元々不動産会社で、土地バブルの崩壊で青色吐息でしたので、多角経営で手を出した防衛装備品輸入業務を手放す訳には行かなかったのでしょう。
水増し請求などは全く許しがたい話ですが、では、全面的に競争入札制にすれば良いかと言うと、これも難しい話でして、ノウハウの無い業者が安さだけを売りに参入して来ると、納入された製品(兵器)が現場で使い物にならない、緊急時に輸入代行業者との意思疎通が円滑に出来ない等の問題が発生してしまうのです。国防の為の装備品でこれは深刻な問題ですので、どうしても実績のある、防衛省とツーカーで話の通じる業者に偏りがちになってしまうのが実情となっているようです。
因みに、装備品調達費の高騰に関して防衛省側も手をこまねいている訳ではないようで、ここ数年は集中的に調達する品目を適宜絞って、ある程度一括発注する事で経費を節減するなど、まだまだ手ぬるいとは言え、一応対策は講じているようです。遅きに失した感はありますが。
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この回答へのお礼

そうですよね。
そんなに簡単にコストで割りきれませんよね。
緊急性を要する分野ならなおさらです。
防衛産業を多角的に見ることができ、
愚直に努力している方々にも注目したいと思いました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/05 19:02

>いずれにしても防衛産業は儲かるのでしょうね?



いえいえ、たいして儲かりません。世界レベルで観ると、軍需産業の売上世界一を誇るロッキード・マーティン社の年間総売上げでも、トヨタの十分の一ですし、二位のボーイング社は、売上げの半分が民生品の製造販売です(総売上げではロッキード・マーティン社より上)。
民生品を売っている方が、企業は断然儲かるのです。
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この回答へのお礼

過去に「防衛汚職」「水増し請求」なんて言葉を聞く度に
さぞかし、限られた有入札資格社で談合を繰り返しながら
利益を配分し、甘い汁吸っているんだろうなぁと思っていました。
今回の事件で確信したのですが…
そう思っている人も多いのでは?
いずれにしましても、大恥をかかずにすみました。
ありがとうございました。

ではどうして利益の少ない防衛産業にこだわるのでしょうか?
株主的にも利益を上げ、企業価値を上げるほうを優先するのでは
と思いますが、そのあたりはいかがなのでしょうか?
何か深い意味でもあるのでしょうか?素人質問ですみません。

お礼日時:2007/12/04 19:21

伊藤忠や三井物産なども防衛装備調達では大手です。

一流と言われる商社は全て関与していると見て良いです。月刊軍事研究(ジャパン・ミリタリー・レビュー刊)の巻末あたりに、毎号「防衛産業ニュース」が掲載されていますので、そちらを参照すれば、どんな企業が防衛装備調達に関与しているか良く分かると思います。
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この回答へのお礼

ふ~む、やはり専門誌はあるのですね。
機会があれば読んでみます。って、書店に売ってます?
いずれにしても防衛産業は儲かるのでしょうね?
興味深い情報、ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/04 15:33

「不毛地帯」は、日商岩井がモデルでしたが、ロッキード事件の丸紅も


強いのでは?

この回答への補足

懐かしいです。
「蜂の一刺し」なんてのも、ありましたね。

補足日時:2007/12/04 15:34
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