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 川端康成の代表作で、映画やドラマにもなった超有名な作品のひとつに『伊豆の踊子』がありますが、これは女性が読んで面白いものなのでしょうか。
 ロリコン作品などと揶揄されることもある作品ですが、作中の「私」(あるいは作者自身)がロリコンであるかどうかは別としても、いずれにしても「孤児根性」の成人男性である「私」が無垢な少女である「踊子」に対してある種の肯定的な想いを抱き、それが作品の主題のひとつであることは、異論はないと思います。
 このような出会いによって精神的成長ないしは自己回復を成し遂げていくという「私」の心的状態については、男性でも理解しがたい方がたくさんいると思うのですが、そもそも女性は、この作品を読んでどう感じるのでしょう?

 忌憚のない意見をお聞かせ願えないでしょうか。
 純粋に女性の方のご感想を聞きたいだけですので、他の方のお答えに批判するような書き込みはしないようお願いします。
 ちなみに、質問者は「伊豆の踊子」を批判しているわけではなくて、単に女性の方がどのようにこの作品を読むのか知りたいだけです。
 よろしくお願いします。

 

A 回答 (2件)

私は面白いと思いましたよ。


きれいな文章と、踊り子と出会ったことで主人公の気持ちがやさしくなっていくところに読み終わったときの清涼感があっていいと思いました。

この本で男女によって受け取り方が違うとは思いませんでした。
私も恋愛小説ではないと思います。
ただ踊り子とその家族の暖かさが身にしみたんだと。

逆に男性はあの内容で主人公が踊り子に恋愛感情または情欲を感じたとみるものなのか聞いてみたいです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
本作品において主人公「私」の心情に何らかの変化があったのは、そうなのだと思いますが、踊子と家族の暖かさで主人公の気持ちがやさしくなっていくという読み方は、気がつきませんでした。
とりわけ、家族がどのような役割を果たしたのかは、検証に値すると思いました。

なお、男性が「あの内容で主人公が踊り子に恋愛感情または情欲を感じたとみるものなのか」という点については、欲情したかどうかは別としても、一種の恋愛感情を抱いたという見方については、(それが男性の一般的な見方かどうかはわかりませんが)ネットや書籍に散見されるようです。
もっとも、少なくとも物語の終盤に至るまでは、主人公である「私」の踊子に対する特別な感情を推知させる記述はいくらかあったように思いますが、それがいわゆる恋愛感情であったのかは必ずしもはっきりしないという指摘もありそうです。

貴重なご意見ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/12 07:48

お言葉に甘えて単純に言わせていただきますが、旅情と純愛を描いた小説として読みました。

作者が作者ですので純愛物など書いてはいませんからおっしゃるように深い主題があると思いますがそれがどのあたりに描かれているか分かりません。そういえば国語の先生が、踊り子はまだ幼いので恋愛感情はありません!!と言った覚えがあります。で、結論はどうだったかは記憶にありません。作者を知らないで読めば純愛小説だと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
読み方は人それぞれなので、伊豆の踊子を純愛小説と読む読み方も、決して間違いではないと思います。
また、そのように読まれる方も多いと思います。
ただ、主人公の「私」が20歳なのに対して、踊子は14歳なので(しかも性格的にもかなり幼いことからも)、一般的には恋愛対象としては成人男性の射程外ということになると思います。
そのため、主人公の踊子に対する感情を恋愛感情と捉えた場合、この小説は、ロリコン小説などと言われるのだと思うのです。
このような観点からこの作品を捉えた場合、主人公「私」の感情というものは、ある種の男性を除いては、不可解に感じられると思うのです。
いわんや、女性においては、なおさらなのではないかと思い、ご質問させていただいた次第です。

もっとも、14歳という年齢も、(仮にそれが擬似的なものであったとしても)恋愛はできる年齢でしょうし、従来の小説においても、成人男性が幼い少女に恋をするという話もないことはないので、特別に奇異な話ではないと言われれば、そうかもしれません。
また、旅情は感じますよね。旅先の伊豆という設定でなければ、おそらく人気を博することはなかったと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/12 07:50

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