A 回答 (9件)
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No.9
- 回答日時:
何やら大変難しい事をお考えのご様子ですね。
同じ質問をもし子供達にしたら、こんな答えが返って来るのではないかと思います。
「国同士じゃなくてさ、一人一人が仲良くすればいいじゃん。だって、どこの国の政治化って呼ばれている人たちはさ、みんな自分の事しか考えてないじゃん。」
有難うございます。
質問の回答としては少々疑問に思うところもありますが、もしそのようなことを言ってくる子供がいたとしたら、
「世の中はそんなに単純なものじゃないよ。君ももっといろいろな経験をすればわかると思うけど・・・」
と返答すると思います。
No.8
- 回答日時:
少なからず興味がある話題ですので、また失礼させていただきました。
>非武装中立の方が「右の頬を打たれたら・・・」に近いものがあるとは思えますが
「右の頬を打たれたら・・・」と非武装中立が近いとはなかなか思えません。動機の面からもちがうと思います。重ねて言いますが、「右の頬を打たれたら・・・」は相手への積極的な働きかけであり、非武装中立は自衛の手段です。左の頬を差し出されて、心を打たれ、上げた拳を下げる人はいるかもしれませんが、非武装中立の態度に心を打たれたがゆえに交戦や圧力をかけないという国家はないと思います。非武装中立には国際世論という政治的、戦略的な要素が入ってくるからです。ですから非武装中立論には、「もしそれでも侵略されたらばどうするのか」という反駁が可能なのです。イエスの言葉の中には、世論という要素は微塵もなかったと思います。と同時に「それでも左の頬を打たれたらば?」という問いかけは、どれほど有効でしょうか?
>俗人からすれば狂気と思えるようなところに、実際は真実が隠されているような気もします。
狂気と真実が紙一重かもしれないことは私は否定しません。世間から狂人と呼ばれる天才の存在がそのことを証明していると思います。俗人の私には、イエスのこの言葉はそういう意味で「狂気」という形容がしっくりきます。
>イエスの教えとキリスト教の教義とは、相容れないものが多いようにも思えています
これについては私の安易な言葉を取り下げます。わたしもそのように思います。
たびたび有難うございます。
ただ単に「右の頬を打たれたら・・・」と「非武装中立」を並べて考えた時には、私もそれが近いものであるとは思わなくなっています。
ただ、前回の回答のお礼で私が申したのは、軍隊を所有して敵と対戦することも辞さない通常の防衛体制と比べたら、非武装中立の方がまだ、「右の頬を打たれたら・・・」に近いものがあると感じられるということでした。
>俗人の私には、イエスのこの言葉はそういう意味で「狂気」という形容がしっくりきます。
俗人である私も、同様な思いを持ちます。そこで、私が一番知りたいこと・知りたかったことは、「狂気」と思わない人が、なぜ「狂気」と思わないでいられるかということです。
クリスチャンの方のご意見をお聞きしたかったのですが、ここに限らず、こういった質問には口を閉ざされてしまう方が多いことを残念に思っています。
No.7
- 回答日時:
なりません。
「右の頬を・・・」というイエス言葉と、非武装中立の違いを考えて見ます。
非武装中立の形態にはいろいろあるでしょうが、今ひとまず即座に考えうるのは、
必要最小限あるいは皆無にまで武装を解除する。
同時に、特定の、あるいは全ての国家との間に中立的立場を保ち、
その旨を国際社会に表明、あるいはその条約を各国と平等に締結する
これによって、外国からの侵略や圧力を免れ、国益を維持する。
というものとします。つまり、自らの無力性を根拠に、交戦の意思がないことを示して、国際社会の信頼と世論、それから援助に期待する政策だとします。
たとえて言えば、私はあなたの頬を打たない(打てない)。だからあなた(がた)も私の頬を打つな。無力な私の頬を打つことは、社会がゆるさないだろう。というものです。言い換えれば、非武装中立はそれが有効か無効かは別として、防衛の一思想なのだということが分かります。
これに対して、イエスの言葉を考えてみましょう。(あいにく私の手元には聖書がありませんので、catttさんの言葉をそのまま引用します。)
「右の頬を打たれたら」ではすでに大変な損失を被っていることが分かります。
ところが、イエスの言葉がもてはやされるのは、「右の頬を打たれても黙っていなさい(無抵抗でいなさい)」と言わなかったところです。「左の頬も出せ」という言葉の意味は、もうすこしテキストを注意深く読まなければなりませんが、少なくとも、無抵抗や相手への迎合ではなく、相手への何らかの積極的な働きかけであることが分かります。衆に頼っているわけでも、防衛しているわけでもありません。そもそも、すでに右の頬を打ち終えた相手が、果たして左の頬までも打ちたがっているのかどうかも定かではありません。左の頬を打たせるのは、自らの意志であり、国家にたとえて言うなら「攻撃してください」と言っているのです。だから、相手に好き勝手にさせているというわけでもないことが分かります。
これは、常識的に考えて無理なことです。損失を被ったにもかかわらず、相手に、自らへの更なる損失を要求しているのですから、そんなことは国家には「不可能」としか言いようがありません。なぜなら、国家は損失ではなく国益を追求する主体であるからです。
そして、イエスの言葉が狂気じみているところ(クリスチャンのみなさんすみません)は何かといえば、その深意が、「あなたの右の頬を打った相手が悪なのではなく、左の頬を差し出すことができない『あなた』こそが、まさしく悪なのだ」と言っていることなのです。これが、キリスト教の本質なのです。非武装中立にこのような思想はありません。性質が全く違うものとみなすべきでしょう。
有難うございます。
>これは、常識的に考えて無理なことです。損失を被ったにもかかわらず、相手に、自らへの更なる
>損失を要求しているのですから、そんなことは国家には「不可能」としか言いようがありません
確かに俗人の常識を当てはめれば不可能と判断されうるかもしれないですが、聖人と呼ばれるような方は、俗人とは思考回路が根本的に異なるものだとも思えます。
少なくとも、現状における各国の平均的な国防のあり方よりは、非武装中立の方が「右の頬を打たれたら・・・」に近いものがあるとは思えますが。
>そして、イエスの言葉が狂気じみているところ
俗人からすれば狂気と思えるようなところに、実際は真実が隠されているような気もします。
>これが、キリスト教の本質
イエスの教えとキリスト教の教義とは、相容れないものが多いようにも思えています。「攻撃は最大の防御なり」に基いて行動するキリスト教国もあるくらいですから。
No.5
- 回答日時:
> 国家が攻撃に対して攻撃で応報する
> ことの正当性は認めていたようには
> 思えないということ
むしろアナキズムに近かったのではないかと思います
たびたび有難うございます。
自身としてはアナーキズムが良いと思っていたとしても、どこかの国の長がイエスに対して、「他国から一方的に攻められた時には、民の命を守るために反撃をするべきだと思うのですが?」と質問したなら、イエスは、「反撃するのはよくない」と答えそうな気がするといった感じでしょうか。
No.4
- 回答日時:
> イエスも、国家に対しては、攻撃されたら
> 攻撃し返すのもやむを得ないと思って
> いたんでしょうかね
新約聖書や死海文書を信じるならば、イエスはユダヤ本流のダビデ亡命王家の嫡子ということになります
もし、国政に野心があるのならば、ユダヤ教に背くような真似はしなかったろうと思います
むしろ、政教一致的で応報的なユダヤ教の祭司であることに耐えられず、自分の道を歩むことを選んだのだのではないでしょうか
No.3
- 回答日時:
「左の頬」も差し出してしまうということはどういうことでしょうか。
私達の親や兄弟、愛人が虐殺されたりレイプされたり、好き勝手されるということ。私達が稼いだ金銭を私達の意思とは関係なしに略奪されるということ。私達のことについて私達が決められないことを意味します。時には「死ね」と言われるかもしれません。第二次大戦では長崎と広島の人々は「ウランとプルトニウムの実験データが欲しいから人体の実験台になれ!」と強制されました。長崎・広島の人々は同意したでしょうか?長崎・広島の人々が同意するかしないかは問題ではないのです。もし、私の友人や愛人が原爆で目が飛び出て皮膚がただれて死んだり、白血病で死んだり、爆風をもろに受けて死んだりしたら、私は原爆を投下した国に対して必ず報復することを誓うでしょう。そんな権利を相手に差し出すのでしょうか?今現在は平和な時代ではありません。人間に例えればAとBという人がいて、仲が悪かったとします。AとBは、始め素手でケンカしていましたが、そのうち木刀で殴り合うようになり、つい50年前に拳銃を持つにいたりました。拳銃を持った二人はどちらが先に発砲するか分からず撃ち合うことを止めて硬直してしまいました。お互い緊張している状態です。しかし、どちらか一方が発砲するかもしれません。そしたら撃ち合いになります。そうした場合、撃ち合ったA・B両方とも痛手を負ってしまうでしょう。つまり、今はそういう状態です。日本が銃を捨ててしまったら銃を持ってる他の国が「あっそう、銃捨てたんだバカなヤツ・・」と言わんばかりに発砲するでしょう。
有難うございます。
イエスが「右の頬を打たれたら、左の頬も差し出せ」と言っているから非武装中立にした方が良いとは申しておりません。
知りたかったことは、 「右の頬を打たれたら、左の頬も差し出せ」と言ったイエスであっても、一方的に攻められた場合などは反撃に出ることもやむを得ないと考えるのであろうか、ということです。
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