
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
基本的には2番の方の意見が正しいでしょう。
日本は先進国の間では、かなりいびつな会計比率を持っています。公共事業費が突出しているのは、直接的には田中角栄が作った開発型政治システムの結果です。つまり都市部から吸い上げた税金を、公共事業の形で地方に還元する。こうすることによって、地方振興、失業者・福祉対策が同時に行えたわけです。
これは高度成長期の間は実に効率の良いシステムでしたが、低成長期から縮小期に入り、財政赤字が累積してくると、逆に日本の足を引っ張る厄介なシステムに変貌していきます。
というのは公共事業というものは往々にしてコストパフォーマンスが無視され、サルしか通らない高速道路や、空気を運ぶ新幹線などが増設されることが多いからです。それは地元政治家の利益誘導、官僚の硬直的な計画の結果からですが、財政の豊かな時期なら兎も角、現在においては税金のだだ漏れでしかありません。
またかつては分配された公共事業費を、最終的には関係労働者らが使うことによって地元経済が潤ったものですが、日本経済が土木建設業からサービス業中心へ移行するにつれ、彼らが幾ら消費しても経済全体への波及効果が薄れるという事態も出現してきました。実際、小渕内閣時に大規模な公共事業投資を行ったのですが、それによっても経済は浮揚しませんでした。
そこで小泉内閣では道路公団民営化を中心に、公共事業削減が断行されたのですが、族議員・官僚・地方政治家・土建業者らの猛反発を受けて民営化はするものの道路は造り続けるという、実に中途半端な改革に終わってしまいました。
その点が追求されると、小泉氏は郵政民営化という不急の改革に論点をずらし、挙句の果てに民営化反対派を抵抗勢力(敵役)に、自分の新派をチルドレン(主役)に配役するという「小泉劇場」を演出し、国民を喜ばせるという一幕があったのはご承知の通りです。
No.5
- 回答日時:
かつての日米経済摩擦から、米国の経済不調の原因は日本が金を稼いで使わないからであるとし、アメリカから金を使えという要望がずっと続いてきました。
過剰消費大国のアメリカに対し、貯蓄率の高い日本という図式の中、日本政府はアメリカの要望に応えるため、政府主導で金を使え使えの大号令となり、道路建設事業やグリーンピアなどの第三セクターなど多くの施設建設を行って来ました。その過程で自民党の票目当ての道路建設が増えてゆき、需要以上に産業が膨らんでしまい、道路建設依存症地方都市が全国のあちらこちらに出来上がってしまいました。公共事業自体は必要なものであり、そこで民間企業の技術開発が進んだり、インフラ整備が進む事は、その時に多少の無駄があったとしても総合的にはプラスです。しかし作る事が目的化してしまっている道路建設など、利権化が進んでしまっていたり、政官財の癒着構造によって公共事業が歪んだ形で機能する形となり機能不全になっているという面があります。
公務員数の面では日本は小さな政府です。(無理な公務員数削減から人員不足から多くの問題が生じています。)
日本が小さな政府となっていない面としては、相変わらずの中央主権体質となっているという部分があります。中央が多くの権限を握っており、地方が自由な政治を行えないため多くのいびつな現象が起きています。良い悪いは別にして、小さな政府を進める一つに地方主権という課題があります。
No.3
- 回答日時:
http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je05/05-00201.html
hhttp://www.bund.org/interview/20060205-1.htm
http://homepage3.nifty.com/nskk/kenkyu003.htm
http://www.dir.co.jp/publicity/column/060120.html
等々が関連URLの一部ですが、私は問題を抱えつつも"小さな政府"を志向せざるを得ないのが宿命とさえ感じました。
それは大きな政府に舵を切ろうとすると、税負担が係るからであって、「スウェーデン等の北欧諸国よりはるかに高い率の税負担をスンナリ受入れて迄、日本の税負担者が大きな政府を切望するのか?」私自身として懐疑的な故です。
尚"私たちにとって本当に必要な「小さな政府」とはどんなものか?"
http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0279767148 辺りが参考になりそうな事、
比率の少なさみならず、従事している公務員の質が高くないと元も子もない事、
[教えて!goo]内では、http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1696443.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa107900.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1752652.html
他の質問への回答が有用な事を指摘して今回のカキコみを閉じます。失礼致しました。
hhttp://www.bund.org/interview/20060205-1.htm
http://homepage3.nifty.com/nskk/kenkyu003.htm
http://www.dir.co.jp/publicity/column/060120.html
等々が関連URLの一部ですが、私は問題を抱えつつも"小さな政府"を志向せざるを得ないのが宿命とさえ感じました。
それは大きな政府に舵を切ろうとすると、税負担が係るからであって、「スウェーデン等の北欧諸国よりはるかに高い率の税負担をスンナリ受入れて迄、日本の税負担者が大きな政府を切望するのか?」私自身として懐疑的な故です。
尚"私たちにとって本当に必要な「小さな政府」とはどんなものか?"
http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0279767148 辺りが参考になりそうな事、
比率の少なさみならず、従事している公務員の質が高くないと元も子もない事、
[教えて!goo]内では、http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1696443.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa107900.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1752652.html
他の質問への回答が有用な事を指摘して今回のカキコみを閉じます。失礼致しました。
No.2
- 回答日時:
日本は公共事業が大きくて社会保障が小さい政府です
突出した日本の公共事業への支出
先進5カ国の政府が、公共事業と社会保障に対して、どれだけ国庫支出して
いるかを、国内総生産(GDP)に占める割合で比較してみましょう。
日本以外の4カ国が、平均で公共事業2.0%、社会保障7.7%であるのに対し、
日本は公共事業6.0%、社会保障3.4%となっています。日本の公共事業は、
4カ国平均の3倍、社会保障は2分の1という状態であることがわかります。公
共事業が社会保障を上まわっている国は、日本以外にはありません。
http://www.khk-dr.jp/gurafu/g6_4.htm
この回答へのお礼
お礼日時:2007/12/13 12:48
ありがとうございます。よくわかりました。
>日本は公共事業が大きくて社会保障が小さい政府です
どのような要因で日本は、公共事業が大きくなり、社会保障が小さい政府になったのでしょうか?
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