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英語の歌詞を読むと、明らかに文法的に間違っている (?) 表現が多いですよね。 

たとえば The Beatles の Ticket to Ride の歌詞にも 「she don't care」 という部分があります。 最後の方です。

http://music.yahoo.co.jp/shop/p/53/132351/Y024459

でも英語の試験でこれをやれば、間違いなく × ですよね。

いくら 「イギリス人が作詞をした曲の中に出てくるのに、何で × なの!」 と抗議しても、多分、正解にしてもらえないと思います。

勿論、曲の歌詞なので文法に固執しない自由な発想でイメージされると思うのですが、この 「she don' care」 という部分、英語を母国語にしている人たちには、どんな風に感じるのでしょうか?

それと、もしこの部分を文法的に正しく 「she doesn't care」 と変えた場合、彼らにどのような印象に変わるでしょうか?

ちょっと気になって質問してみました。

A 回答 (10件)

他のご回答にもあるように、これは、ある種の方言です。



そして、今でこそ中学の教科書に載るようになったビートルズですが、現役時代は後ろ指指される反逆のロッカーでした。

ロックとはそもそも、生活が振るわない人々、具体的にはイギリスの労働者階級や、もっとさかのぼれば、アメリカ中西部の田舎者や、もっとさかのぼれば、アメリカ南部の黒人が作ったブルースから派生していて、彼らの不満の表現手段でした。ちょうど今のラップみたいなものですね。

なので、このような方言をわざと使うことで、「自分達は、こういう方言を使うタイプの人々と肩を並べて反骨精神を貫いていきたいんだ」という姿勢を見せているわけです。

このような例は、ポップ・カルチャーに、よく登場します。ローリング・ストーンズの「I Can't Get No Satisfaction」も有名ですよね。学校で作文する時には「I can't get any satisfaction.」と書きましょう。アメリカやイギリスの学校でも作文で「can't get no」と書けば×をもらいます。
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この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、なるほど、ロックの歌詞には社会に対する反発という意味合いが込められているんですね。 それでわざと文法的に間違った歌詞にするんですね。ちょうど日本でも学生運動が盛んな時に、反発心の表われとして男性でも肩までのロングヘアーとか、わざとヨレヨレの服装をしていたのと同じ文化かも知れないですね。

お礼日時:2007/12/14 10:51

Gです。



一つ大切なことを書くのを忘れていました。

ある社会で使われているから、その社会では一般的な表現である、と言う事実は決して「だから他の社会でも使ってもいい」と言うことではない、と言う事です。

~じゃん、と言う表現も一般的に使われる社会がちゃんと存在しますね。 だからと言ってビジネス社会で使われていいということではないですし、この表現を使うことでその社会で「一員だと言うことを認められる」ために使うということは十分考えられるわけです。

日本人として、英語を使うときにこのshe don't と言う表現を使う社会にいることはまずないということも知っておいてくださいね。 つまり、その社会は存在する、この表現が一般的に使われる社会がある、と言う知識はこの表現をその社会では認められている表現であると言う知識を持つことは大切だけど、この表現を使うか使わないかは別な問題だし別な英語力なのです。

しかし、この表現が「間違っている!!」と断言するのは、すなわち、これが使われている社会の存在を知らないか、認めないか、見下げているか、自分の英語力を正しいとしているかわいそうな文法学者さんにすぎないなのか、日本語の表現の使い方判断を英語には使わないと言うおかしな考えを持っているのか、と言うようなコメントが出てきてしまうわけです。

学校文法のすべてを絶対的なものと洗脳することに対しての罪悪感を持っていないということにもなり、更に私が言う中学、高校と6年も英語を「教えている」にもかかわらず使えない高校卒業生の「犠牲者」を作り上げてきた「犯罪者」でもあると言っても決して過言ではないはずだと言う常識をもっと日本で広めるべきだと私は考えています。

ビートルズの気持ちになってこの歌を心から歌えるのか、それとも文法的に間違っているからこの部分はShe doesn't careと歌うのか。 そして、それをする勇気があるのか。 それでいながら、自分が作る英語の文章はみっともないものになっているのが分からないのはなぜなのでしょう。

なぜ、自分が属する社会を自分の歌に、それがビートルズであろうとれー・チャールズであろうと、世界的に認められた歌手たちが自分たちが使う表現を恥じずに心を込めて歌うことで絶賛されていると言う事実はこの表現を「無知」を盾にして「間違っている」と断言する文法学者さんには分からないと言うことでもあるわけです。 

一般的な表現が国語文法に沿わないからと言って文法学者さんたちは渋谷のど真ん中で説教する勇気はあるのでしょうか。 一般表現を使っている英語ネイティブに「お前の英語は間違っている」と文法学者さんは初学者に絶対的なものであるかのように言っているように、面と向かっていえる勇気があるのでしょうか。 私はないでしょうとしか言えません。 

よって、この表現の存在を「認める」、でも、それを使いこなせるだけの英語力を持つことは普通の日本人ではまず必要ないわけですね。 ですから、#9さんがおっしゃるように、一般社会では「いい表現とされない」と言う社会文法の存在もしっかり身につけて、その知識に基づいて「自分では使わないようにする」と言う心構えは必要なのです。

日本での英語教育には改革が必要であると言うことはこのカテでもう6年も言い続けてきている私ですが、このような言葉に対する根本的なことが英語教育の一部となっていない限り英語をしゃべれない教師が存在し、それを補うためにALTを雇うと言うことを正当化していることに対して何も疑問に思わないわけです。 しゃべれる先生が教えるのであればALTは必要ないのですね。 彼らに払う給料を「教えることの出来る先生」にサラリーアップとしてあげればいいわけです。 出来る先生と出来ない先生とを実力によって給料の差をつける、と言うことになりますね。 (ただ、私は、過激にも「出来ない先生は辞めてもらう」と言う考えを持っていますが。)
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この回答へのお礼

再度のお答え、有難うございました。 日本の英語教育の歪さというか、偏った現状について、私も全く同感です。

中・高で6年、更に大学の必修でも2年ですから、大卒の人でしたら8年間も英語を学んできたはずです。 それでも、なぜか今のように英語コンプレックスを持つ人が多いわけです。 どこにこの問題の根源があるのでしょうね。

私自身が見聞きした中で感じたのは、どうも明治時代にその源流があるようです。 つまり当時は欧米の近代技術や法律などを急いで導入する必要がありました。 ところがその文献は全て欧米の言語。 そのため当時は会話よりも 「いかに難解な技術書を読破し、いかに正確に日本語に翻訳できるか」 という目的が最優先される教育方針が徹底されたようです。 どうもそれが延々と今に続いているように感じました。

数年前ですが、機会があって今の高校生の英語のリーダーの教科書をアメリカ人に見せた事があります。 たしか、かなり長い文章だったと思いますが、最初の内はスラスラと目で追っていましたが、途中で 「エッ?」 という表情になって、何度も同じ箇所を見直したりしていました。 感想を聞くと 「Very tricky」 と苦笑していたのを記憶しています。 「日本の高校生はこんな難解な文章でも簡単に読めるの?」 と逆に質問されて返事に困りました。 この辺に日本の英語教育の問題があるように思います。

お礼日時:2007/12/17 10:27

皆さんが色々な意見を書かれておられますが、私を含めて英語を学んだ外国人としては、このような表現は使わない方が良いのではないでしょうか? まさに”品格”を疑われること間違いなしでしょう。

使うのなら使う場/環境を考えて、、。
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この回答へのお礼

有難うございました。
そうですね、外国人の立場で、よく使い方が分からない表現をカッコつけて使うのは避けた方がいいですよね。

お礼日時:2007/12/17 10:06

アメリカに住んで40年目になりました。

 何か私なりにお手伝いできるのではないかと思います。

>明らかに文法的に間違っている (?) 表現が多いですよね。 

ここに日本での英語教育の「言葉に対する狭い考え方」を押し付けている、と言う例なのです。

ですから、明らかに学校文法的に間違っている、と言う表現を私は日本人すべてにしてもらいたいために6年間書いてきました。

つまり、英語の学校文法とは日本語の国語で習う文法なのです。 しかし、文法とは、表現方法ですね。 毎日使う日本語でどのくらい「国語文法」でしゃべっているでしょうか。 

しかし、ちゃんと定着した日本語表現があるからこそ毎日使っているのですね。 大人の社会ではそれなりの表現方法があり、敬語を必要とされる社会では敬語の表現方法があり、若い人たちは若い人なりの社会で使う表現方法があるわけです。 これをその社会で通用する社会文法と言うものがちゃんと出来上がっているからなのです。

この観念を拡張すれば、学校の試験で通用する社会文法と言うものも存在し、その中の一部である「試験でしか通用しない社会文法」を私は試験文法と呼んでいるわけです。

これに基づいて今回のことを考えると、イギリスの一社会で通用する(つまり誰も文句を言わない表現方法)社会文法からこの歌詞は出来上がっている、と言うことになるわけです。

She doesn't knowと言う表現ではその社会での表現だということは分からないですね。 俺と言う表現が使える社会では「この人は男だな」と分かる表現方法だということが分かったり、わざとずーずー弁で歌詞を作ることで(「麦畑」など)その背景が歌に「にじみ出る」わけです。

敬語や丁寧な表現方法を過評価しがちですが、これですら、友達同士で使ったら、「友達」であるという気持ちは「友達社会」での社会文法ではバツとなりますね。 おかしいやつ、と言うレッテルがついてもおかしくないわけです。

You ain't、I ain'tと言うような表現も「実存」するわけです。 学校文法ではとことんまでバツとするわけですが、英語表現を「生活の糧」としている小説家、つまり、英語表現の専門家・大家にとっては、このようの表現は「間違っている表現」「教養のない人の表現」と断言せずに知識の中から引き出して登場人物の背景を滲み出すには必要な「便利な表現」として評価していることになります。

つまり、表現を使いこなせる実力があるか、それも、それは間違いだ、としてしまう狭い英語表現力を持つのか、これは、人それぞれだと思いますが、知識を大事にする、と言うこと視点からは、覚えておいても言い、でも、使えるようになるまで使うな、と言う事になるわけです。

と言うことで、She don't careと言う表現を聞いたらその表現を普通に言う社会の背景を感じて欲しいのです。 ちょうど、いろいろな日本語の表現からそれを言った人の性格や人物像が(ネットで作られた虚像も含めて)分かりますね。 二重人格、多重人格てき現象がネットでも起きているということはもうご存知ですね。

詐欺師などはこの言葉の表現からこの人はいい人だと思わせて間違ったことを教えたりや犯罪的なことまで平気でやっているわけです。 作詞家も小説家はその言葉の力、表現力と言うものをいい方向に向けて使っているわけです。 

言葉とはそれほど大きな力を持っているということになるのです。 原子力にたとえた人がいましたが、今回の場合もこの曲の作者(ビートルズの一員?)は原子力発電に使った、と言う事になるのかな。 誇大コメントになってしまったかな。 <g>

参考になりましたでしょうか。 理解しにくいところがあったり追加質問がありましたら締め切る前にまた書いてくださいね。
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この回答へのお礼

有難うございました。
ジックリと読ませて頂きました。
全ての言葉や表現は、それが普通に使われる社会が背景にあるという事ですね。 という事は、She don't care という表現を「間違いだ」と決め付けるのは正しくないという事になります。 というか、「日本の学校で教えている英文法では ・・」という前提付きになるんでしょうね。
私はジャズも好きなんですが、名曲にひとつに It don't mean a thing, if it ain't got that swing というのがあります。 これなどは「学校文法的」には×が何回もつけられそうです。

日本の英語教育ですが、最近よく分からなくなりました。 つまり数学や理科と同じように「英語という学問」を「研究」させているのか、あるいは「英会話」を教えようとしているのか、どちらなんでしょうね?

経験から考えて、どうも前者のような印象があります。 となれば、中学で3年、高校で3年、大学の必修でも2年、計8年も勉強して簡単な英会話も出来ない、相手が話しているのも全く聞き取れない、英語と米語の区別もつかない、切羽詰れば笑って誤魔化すしかない ・・ こんな学生ばかりになるのも当然なように思います。

このままでいいのかなと感じてしまいました。

お礼日時:2007/12/14 11:14

アフリカン・アメリカンも She don't という言い方をすると聞きます。


黒人英語、Ebonics(エボニックス、イボニックス)などと言われ、
よく使う言い方だけれど、場所を選ぶ、という言い方みたい。
http://nybct.exblog.jp/pg/blog.asp?eid=e0007755& …

英語は喋り方で階層や教育程度がわかる、と言われるようです。
私はそこまで英語できないし、英語人と接する機会もないので分かりませんが。
教えたり・教わったりする場では、一応標準的な英語をやるでしょう。
日本語を勉強する外国人に標準的な日本語を教えるように。


ところで話がちょっと違うのですが、「日本の学校で教えている英語や英文法」は問題があるとも言われています。
全部間違いと言うわけではないので参考にはするとして、絶対視しないほうが良さそうです。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3416581.html
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この回答へのお礼

有難うございました。
Ebonics というのは初めて聞きました。 方言というより階層あるいは人種的な関係の英語なんですね。 「最近の日本語は乱れている!」と批判する人が多いですが、英語も同じかも知れませんね。

お礼日時:2007/12/14 10:44

petitchatさんと、まったく別の例を見たことがあります。



チャールズ・ディケンズの「大いなる遺産」の、たぶんTVドラマ版(映画版ではなかったと思う)で、金持ちの娘でタカビーな女性が、no, she don'tと言ってました。
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この回答へのお礼

有難うございました。
へー、金持ちでタカビーというと、一応教養がある階級に属するわけですよね。 そんな女性でも She don't ですか ・・ この辺の感覚は日本人には難しいですねえ。

お礼日時:2007/12/14 10:29

こんにちは。



これは私も疑問に思い何人かのイギリス人に聞いたことがあります。

この言い方イギリスでは労働者階級の人たちがよくする言い方だそうです。特にリヴァプール出身のイギリス人によると彼の地では日常的に頻繁に使われている表現だそうです。去年リヴァプールに行きましたが 確かに英語がかなり違っていました。

日本人が正しい文法にのっとっていつも日本語を喋っているわけではないのと同様です。
この言い回しイギリス映画を見ていると時折り言っていますよ。

ただ外国人である我々がそれを使うと「お前 それは間違いだ」になるわけです。

じゃあこの曲で正しく doesn't としたらどういう感じかも聞いたことがあります。これは音楽の世界のことなのでメロにマッチするかの問題のようで彼らにはdon'tが自然に聞こえるということでした。というか 多分これで定着しているので今更変えるとかえって不自然ということでしょうか。

日本語の歌詞でも文法的におかしいものがありますが それで定着してしまうと正しくするとかえってヘンに思うことがあります。(私は自分でおかしいところを変えてみたりするのですが やっぱりしっくりこないですよ)

音楽の場合は特にメロとマッチするかどうかですから インパクトを狙って態と使っている場合もあるような気がします。
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この回答へのお礼

有難うございました。
リヴァプールというと、ビートルズが誕生した、正にその場所ですよね。 その地の労働者階級の人たちにとっては、別におかしくも何ともない普通の表現方法なんですねえ。
逆に doesn't と歌った方が不自然に感じるわけですね。
ただ、その辺を分かっている先生でも、学校の授業では「文法的には間違っている」と教えるより仕方ないのでしょうね。
ただ本当は、言葉は生き物であって文法が全てではない、という事のようですね。

お礼日時:2007/12/13 14:38

私は英語をそこまでマスターしていないので、それがどういう印象になるかはよくわかりませんが、その手のミスはネイティブでもよくあるらしく、児童書を読んでいると、子供が"She don't"と言って大人に"She doesn't"と直されるような場面は、たまに見かけます。



また、例えばハリー・ポッターのハグリッドのセリフはメチャクチャなまっています。「チャーリーとチョコレート工場の秘密」で有名なロアルド・ダールの作品でも、魔女がwを全部vと発音したり、巨人は"I is"と言ったりします。

日本語の歌や小説、雑誌などでも、若者言葉を表現したいときなどに、文法的に間違いであっても、あえて使うことはよくありますね。「キモいオッサン!」が正しい日本語でないとか失礼な俗語だからといって「気持ち悪いおじさん」と言ったのでは、全然しっくりこないのではと(^^;)。
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この回答へのお礼

有難うございました。
I is ですか ・・ これはミスというより、訛りの範疇に入るのでしょうか。 
ただ、おっしゃるように、日本語でも結構メチャクチャな使い方をする時がありますね。 キモイ、ムズイ、それに、いわゆる 「ら抜き」 言葉もそうかも知れませんね。

お礼日時:2007/12/13 14:30

世界ではshe don't care というような言い方を平気でする人は沢山います。

He don't とか当たり前です。ま、そういうのは学の低い人たちですがね。

どこかの国の特殊な受験英語を基準に考えたら×になるというだけの話で、実際には方言を含め、多くの種類の英語があると考えるのが妥当だと思います。

逆に外国人が受ける日本語の試験で、回答を全部大阪弁で答えたら×になるか?というのと同じディスカッションかと。
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この回答へのお礼

有難うございました。
日本語のテストで全部大阪弁で回答したら正解にするか ・・ 人によるでしょうが、間違いとは言えないでしょうから、多分 ○ にするしかないでしょうね。 ただ、肝心のテスターが大阪弁をキチンと理解しているかどうかが問題になるでしょうね。

でも日本の学校で教えている英語や英文法だけが正解なわけじゃないんですね。 やはり幅の広い言語ですね。

お礼日時:2007/12/13 10:51

これ有名ですよ。


なぜか歌の中では動詞を一~二人称にしたほうがかっこよくなるらしいです。何故だかはいろんな説があるようです。
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この回答へのお礼

早速のお答え、有難うございます。
1~2人称にした方がクールなんですか ・・ この辺は日本人には理解し難いところですねえ。

お礼日時:2007/12/13 10:47

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