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環境問題の課題として、「温暖化」の問題がいわれます。
しかし、実際には水面の上昇はそれほどでもないし、科学が発展すればそれなりの対策も立てるから不安を煽りすぎだという説もあります。
では、温暖化問題というのは何が危機なんでしょうか。

A 回答 (7件)

地球温暖化の原因は炭酸ガスであるとしているIPCC報告の多くの部分は誤りであり、地球温暖化に炭酸ガスは関与していません。



1.温暖化炭酸ガス原因説は誤り
1896年にアレニウスは炭酸ガス濃度が2倍になると気温が5~6度上昇すると主張しました。1865年に炭酸ガスが温室効果ガスであることを発見したチンダルが、1900年頃に実験で炭酸ガス濃度を2倍にしても炭酸ガスによる吸収が増えないことを明らかにし、温暖化炭酸ガス原因説を既に論破しています。
当時の炭酸ガス濃度でも既に炭酸ガスによる赤外線の吸収は飽和していて、それ以上に濃度を高めても吸収は増えず、温室効果も高まらないということです。
 
温暖化炭酸ガス原因説は天動説、創造説、旧ソ連のルイセンコの獲得形質の遺伝に匹敵する天下の誤説です。

2.炭酸ガスに温室効果はあるが、その効果は既に飽和しているため、温暖化炭酸ガス原因説は誤り
温暖化炭酸ガス原因説では、炭酸ガスには温室効果があり、現状よりも濃度が高くなると、炭酸ガスによる地表からの放射の吸収が増えて、地球から宇宙に出て行く放射が減少するから、温度が上昇すると説明されています。
 しかし、炭酸ガスに温室効果がある所までは合っていますが、その後の部分は間違っています。炭酸ガスは、地表からの地球放射のうち、吸収可能な波長15μmの赤外線をものすごく強く吸収します。わずか1mで9割以上、10mでは100%吸収します。
http://www.sundogpublishing.com/fig9-13.pdf 1mの空気柱の赤外線吸収率(Petty)
 現在の炭酸ガス濃度は390ppmですから、わずか百分の1の3.9ppmしかなくても、波長15μmの地球放射は1000mの高さまでで全部吸収されてしまいます。ということは、温室効果の大きさはゼロと3.9ppmの間には明らかな差がありますが、3.9ppmと産業革命前の濃度280ppmとの間、390ppmと2倍の780ppmの間に温室効果の差はありません。

実際に炭酸ガスが吸収できる15μmの波長では、地球放射と同じ大きさの大気放射が観測されていて、地表から上向きに出た地球放射はすべて炭酸ガスに吸収され、周囲の空気を暖めることなく、再放射されて大気放射として地表に戻っています。
http://www.asahi-net.or.jp/~rk7j-kndu/kenkyu/ke0 … 近藤純正先生のHPの図 3.5

15μmの波長では炭酸ガスに吸収されずに宇宙まで出て行っている地球放射は全くありませんから、炭酸ガスの濃度が高くなっても、炭酸ガスによる吸収は増えませんし、温室効果も増しません。炭酸ガスはすでに温室効果を100%発揮済みであり、これ以上の温室効果は発揮できません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1% … 大気通過後の放射スペクトル分布 水蒸気と炭酸ガスの吸収波長の地球放射は全て吸収されてしまうため、宇宙まで出て行けない。

炭酸ガスよりもはるかに広い吸収波長域を持つ水蒸気も吸収可能な波長の赤外線を全て吸収し、同じ大きさの大気放射として地表に戻していますから、現在以上に水蒸気濃度が高くなっても、温室効果は増大しません。
平たく言うと、15μmの炭酸ガスの吸収波長と水蒸気の吸収波長域では、地表からの地球放射と大気から地表に向かう大気放射が同じ値であるため、放射冷却は全く生じません。
大気の窓領域の放射をふさいだ場合(対流圏オゾンの増加)のみ、温室効果が増大します。

3.炭酸ガスの温室効果の飽和を否定する3つの反論はいずれも誤り
炭酸ガス濃度が増すと、15μmの吸収波長域が長波長側と短波長側に広がるから、温室効果が高まるとの主張(地球温暖化懐疑論批判、地球温暖化懐疑論へのコメントVer.3)がありますが、それは水蒸気が存在しない架空の世界での話で、実際の空気には炭酸ガスの50倍近い水蒸気が含まれていて、広がるはずの波長域と吸収波長が重なっています。従って、広がるはずの波長域は水蒸気によって既に吸収されてしまっていますから、炭酸ガス濃度が増しても温室効果は高まりません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1% … 大気通過後の放射スペクトル分布

炭酸ガスに一度吸収された地球放射は半分が上向きに再放射され、炭酸ガス濃度が増すと、吸収と再放射を繰り返して宇宙へ出て行く距離が増すから温室効果が高まるとの主張がありますが、地表では15μmについて上向き地球放射と同じ大きさの下向き大気放射が観測されています。
従って、炭酸ガスが吸収して上向きに再放射した分は吸収と再放射を繰り返し、結局、全部下向きになって地表に戻ったことになります。15μmの地球放射と大気放射の差引はゼロで、宇宙に出て行く放射はありませんから、上記の主張は誤りであることがわかります。

熱収支図でも大気の窓領域から直接宇宙に出る放射40を除く地球放射350 のうち、半分の175を圧倒的に超える324が地表に大気放射として戻っていますから、水蒸気と炭酸ガスの両方の温室効果の場合でも、水蒸気と炭酸ガスによる地球放射の吸収後の再放射の半分が上向きで吸収と再放射を繰り返しながら宇宙に出て行くというストーリーが誤りであるのは明らかです。
350と324の差の26は大気の窓領域の放射が曇天時などに黒体としてふるまう雲に吸収されて雲を暖め、地表に戻らずに雲の上面から宇宙に向けて黒体放射した分と考えられます。
大気の窓領域関係分の40+26は水蒸気も炭酸ガスも吸収できない波長ですから、水蒸気と炭酸ガスの濃度が高くなっても数値は変化しません。
熱収支図で見ても炭酸ガス濃度の上昇や水蒸気濃度の上昇によって数値が変化する箇所はなく、温室効果が増大する余地はありません。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/01/01080 …

 成層圏のような低温低圧の高空は未飽和だから、炭酸ガス濃度が増すと、温室効果が高まるという説がありますが、人工衛星からの観測では炭酸ガスが吸収可能な波長15μm(波数670/cm)について、気温-53度(220K)の成層圏下部からの放射をとらえています。
0.1気圧では、わずか1mの空気柱でみると吸収は未飽和でも、実際の成層圏下部の厚みははるかに大きく、数十m、数百mの空気柱で考えると、吸収は飽和していますから、炭酸ガス濃度が高くなっても、温室効果は高まりません。
また、地表からの15μmの地球放射は高さ10m未満で全て炭酸ガスに吸収されていて、成層圏下部まで届いている15μmの地球放射は存在しません。成層圏下部は炭酸ガスが赤外線を吸収する所ではなくて、-53度の空気に含まれる炭酸ガスが15μmの赤外線を放射する所です。
http://www.warwickhughes.com/papers/barrett_ee05 …
http://www.sundogpublishing.com/fig9-13.pdf 1mの空気柱、0.1気圧での炭酸ガスによる赤外線の吸収スペクトル
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/taikitoumi/taiki … 太陽スペクトルと大気の吸収の図 炭酸ガスは高度11kmでも15μmの吸収率100%

4.炭酸ガス濃度倍増時の温度上昇は3度でなくて0.4度未満
炭酸ガスが吸収できる15μmの赤外線の吸収の飽和を無視したシミュレーションにより、炭酸ガス濃度が倍増すると、気温は1.2度上昇するという予測が行われました。
 次に、幅広い吸収波長域を持つ水蒸気による赤外線の吸収の飽和も無視されて、温度が上がると水蒸気の濃度が高まって、温室効果がさらに高まるはずだという正のフィードバックがあることを前提に、炭酸ガス倍増時の温度上昇は、1.5~4.5度とされたのです。これは極めて過大な値です。
 炭酸ガス倍増時の温度上昇は別のいくつかの手法による計算ではいずれも0.4度です。
また、人工衛星による温度と水蒸気・雲の関係の実測では、負のフィードバック効果があったことが分かっています。温度が上がると、水蒸気が増え、雲が多くなって日射をさえぎったり、反射したりして、地表温度を下げる方向に働きます。
http://blogs.yahoo.co.jp/nishiokablog/14779529.h …
 従って、正しくは炭酸ガス濃度倍増時の温度上昇は0.4度未満で、炭酸ガス濃度の上昇による温暖化の問題はもともと存在しないのです。

温暖化は1900年代後半の、8000年ぶりという極めて活発な太陽活動による自然現象です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD% … 太陽変動

今世紀末までに炭酸ガス濃度が200ppm上昇すると、水稲、小麦、大豆は15%近く、バレイショとワタは2~5割も増収します。
http://unit.aist.go.jp/ripo/ci/kanene/kkr5/sessi …
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まず、二酸化炭素の増加と地球温暖化は相関関係はあるのですが、二酸化炭素が増加→温暖化促進といった因果関係はありません。


アル・ゴア元米副大統領が南極大陸での研究として発表している気候変動と二酸化炭素濃度の上昇は実際には800年のズレがあり、つまりは温暖化が進んだから、大気中の二酸化炭素濃度が増えたという逆の因果関係なのです。ではなぜ、温暖化したかといえば、太陽風の影響が大きいと予想されています。太陽表面の活動と温暖化は過去数万年のデータで一致しています!!IPCCという国際機関に名を連ねる学者も多くは既に離反してます。本当にこれは大規模なデマであり大問題です。
結論として温暖化は自然現象であり数百年前にもあったもの。大丈夫!
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200年後に100℃って、いったい誰の妄言を真に受けているやら。


今の温度上昇速度そのままという、まったくありえない仮定をしたら達成できるかもしれませんがね。

CO2原因説は科学的に否定されている?
ご冗談を、今週号のサイエンスかネイチャーでもご覧になればいいと思いますよ。世界で最も権威のある雑誌で温暖化とCO2に関する論文の載らない週はほとんどありません。CO2をはじめとした温暖化ガスは間違いなく原因の一つであるというのが現在の「まっとうな研究者」の統一見解です。ただしCO2の温暖化への寄与がどの程度なのかについては意見の分かれるところです。

さて本題に入りましょう。

水面の上昇はそれほどでもないというのは間違いで、実際に海面下に沈もうとしている国が確かに存在します。

また、台風やハリケーンなどの熱帯性低気圧は暖かい海水からそのエネルギーを供給されていますので、海水温が上昇するとその破壊力が上がる可能性があります。

後は多くの方も上げておられるように、熱帯病の勢力範囲の拡大、食中毒の増加なども予想されます。

現在の穀倉地帯の気候が変化し、生産量が落ちれば日本のように食料自給率の低い国は打撃を受けるでしょう。
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200年後に平均気温は100度で、人類は死滅する。




この異常温暖化は加速して進み、

2050年頃、
陸上気温は、今より17、8度高になり、
日本の夏の最高気温は55度超、人口激減。

2100年頃、
陸上気温は、今より45度高になり、
日本列島は廃墟、世界社会は事実上崩壊。

(普通言われる平均気温は海上の気温と言えるもので、陸上の気温はそれより格段に高い。)


温暖化は更に進み、
200年後に平均気温は100度になり、南極大陸で4、50度で、人類は死滅する。



まず、
<温暖化の物理的メカニズム>

海は、壮大な炭酸水。(海中には大気中の60倍のCO2があり、大気中濃度換算で20000ppm)

それで、海からのCO2放出と、CO2の温暖効果との相乗効果で、温暖化は進む。

(右から)→ 温度上がる →海からCO2放出 →大気中CO2増加 →CO2温暖効果で更に温度上がる→(左へ)

過去温暖化は穏やか、現温暖化は異変で暴走。



温暖化について、特にこの国のマスコミ、国民は、完全に誤解させられ洗脳されている。
(IPCCなど不誠実な学者が本当のことを言わず、嘘をついている。京都議定書は嘘。
人為排出CO2原因説は、科学的に否定されている。)


・・・

*知られざる温暖化の真実:

◆【要旨:
まず、大気中CO2について、出入りの収支があり、
[年々の大気中CO2増加(減少)] = [海から放出CO2]-[森林へ吸収CO2]。


地球は、過去に何度も、[氷期]、[間氷期(温暖期)]間の繰り返しをしていた。

→[氷期]→温暖化→[間氷期(温暖期)]→寒冷化→[氷期]→温暖化→
参考1(下の図):?​http://tgr.geophys.tohoku.ac.jp/index.php?option …


この内、温暖化の所では、
温暖化が進んだ為に大繁茂した森林が、大気中CO2を吸収することで温暖化を止め、寒冷化に転じさせ、氷期に向かわせていた。

→[氷期]→温暖化→森林大繁茂!→[間氷期(温暖期)]→寒冷化→[氷期]→

(( CO2収支の変化は、
前、温暖化時:[海から放出CO2]大>[森林へ吸収CO2]小 →後、寒冷化時:[海から放出CO2]小<[森林へ吸収CO2]大))



今回も、約1万年前そのように寒冷化が始っていた。

→温暖化→森林大繁茂!→[間氷期]→(約1万年前から)寒冷化→

(( CO2収支の変化は、
前、温暖化時:[海から放出CO2]大>[森林へ吸収CO2]小 →後、寒冷化時:[海から放出CO2]小<[森林へ吸収CO2]大))


ところが、その頃から活動が活発拡大した人間が何も知らずにその森林を破壊し続け来た。
勿論、森林破壊は文明活動ではあるが、
温度を下げる役をしていた森林が大きく破壊縮小されたので、寒冷化は取り消され、無制限の破滅の異常な現温暖化が引き起こされ、進んで行った。

→温暖化→森林大繁茂!→[間氷期]→(約1万年前から)寒冷化→森林大破壊開始!→寒冷化減速→寒冷化停止→異変の現温暖化→無制限の進行(過去には森林が阻止していたもの)
参考2:?​http://gaw.kishou.go.jp/cgi-bin/wdcgg/quick_plot …

(( CO2収支の変化は、
前、温暖化時:[海から放出CO2]大>[森林へ吸収CO2]小 →後、寒冷化時:[海から放出CO2]小<[森林へ吸収CO2]大 →更に後、現温暖化時:[海から放出CO2]大>[森林へ吸収CO2]小))


つまり、約1万年以前は「森林の盛衰が関わる純自然の変動」で、約1万年前以後は「人為が加わって、最早森林の関われない、自然の自然自らを破壊する変化」に切り替わったと言える。】◆



人類は後200年で死滅する。

8,000年前からの人類の森林伐採破壊が、この地球生物滅亡の異変を引き起こした。


地球の過去と、現温暖化が止められない場合の将来は、

・→(13万年前)間氷期→寒冷化→最後の氷河期→温暖化→最後の間氷期→寒冷化→(8000年前)森林破壊開始→寒冷化減速→寒冷化停止→(200年前)現温暖化開始→現温暖化加速→未経験の高気温→(200年後)気温100度、人類は死滅→全生物死滅→(260年後)気温400度超→第2金星
(注:参1,2でのCO2量の違い)

100年間毎などの気温上昇高は、
→(100年前迄)+0.1度 →(現在迄)+0.5度 →(100年後迄)+6.4度 → (200年後迄)+70度→ (240年後迄)+200度 →

従って、今後の平均気温は、
(現)17度 →(100年後)23度 →(200年後)100度 →(240年後)300度 →(260年後)400度超→


なお、温暖化の原因は今は主に海から放出のCO2(20000ppm)ですが、最終的には海水が全て蒸発し300気圧のH2O大気の温暖効果による。


なお、
現温暖化は、森林破壊が根本的原因、きっかけであったが、
直接は熱帯などの海から年々大量に放出されているCO2により進行している。(大気海洋間CO2温度平衡の過程)


一方、人間が大気中に排出するCO2は、98%海中に拡散し、大気中に残るのはわずかで、温暖化と実質上、関係ない。(大気海洋間CO2拡散の過程)

参考2(ハワイデータ)のCO2増加に人為CO2の影さえない。
あるのは、
長短エルニーニョの海水温変動((1)短の季節変動の波打ち、(2)長の不規則な曲がり)と、
大気海洋間CO2温度平衡崩れの破滅の温暖化(滑らかな右上がり)。


全世界でCO2の排出をゼロにしたとしても全く止まらない。

・・・

温暖化を止めるには、大植林をして森林を復旧するしかない。
(直ぐには止められなくても、
森林を増やし温度上昇を減速すれば、時間が稼げ、望みはあると考えられる。)

参考3:
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気候変動で大型台風が増え、多数の水死者がでたり疫病がはやったりする可能性があります。

逆に雨が降らなくなって食料の生産が出来なくなる地域もあるでしょう。熱い地域に特有のものと思われれていた感染症や危険動物が、熱帯から温帯にまで移動してきます。温暖化の過程で多くの生物が絶滅し、人類にとって役に立つかもしれない酵素や遺伝子を持った生物が消えてしまうことも懸念されます。また、小さな島国の中には、本当に水没してしまう国もあります。
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地球温暖化対策と言うと「二酸化炭素を削減する」と決まっていて、現在の日本ではそれ以外のことは思い浮かばないほどだ。

例えばクーラーの温度を上げるとか、自動車に乗らないということを思い浮かべる。

でも、1990年代の地球温暖化の国際会議で、「二酸化炭素を減らす努力より、海水面が上がるなら堤防を作る方が先だ」という外国の人の演説を知って、新鮮な感じがしたことを思い出す。

このまま地球温暖化が進めば夏の気温は45℃、50℃と上がるかも知れない。体の弱い老人や子供に被害がでるだろう。もちろん、根本的には人間の活動を下げてもっと自然の中で生活するようにしなければならないが、それは不可能なことだ。
つまり、世界で最も多く二酸化炭素を出しているアメリカやヨーロッパは二酸化炭素の削減に熱意がない。そして、これから二酸化炭素を多く出そうとしている中国、インド、ロシア、ブラジルなどの中進国、そしてそれ以外の開発途上国も、「自分たちも先進国と同じような生活をしたい」と言っている。
日本はといえば二酸化炭素の排出量は世界全体の3.7%である。だから、いくら日本人が生活を切り詰めても地球温暖化には影響を及ぼすことは不可能である。
こう言うと「武田は地球温暖化はどうでもいいのか」と批判されるが、人間の活動で地球の気温が左右されるのは良いことでないことは明らかである。しかし、自分で出来ないことをあたかもできるように言うのはさらに危険である。「地球温暖化対策」とはまずは身を守ることだ。
つまり、今後さらに地球温暖化が進み、夏の気温が上がるなら、政府は「各家庭にはできるだけクーラーを備える」政策を進めるべきだ。
そして夏の暑い日、例えば気温が45℃になると予想される日は、その日を国民の休日にして仕事を休業にして工場を止め、工場の電気を各家庭で使えるようにしなければならないし、クーラーのない家庭の人を公共施設に避難させなければならないだろう。 それが環境省が進めなければならない第一の政策だ。 つまり「地球温暖化対策」ならクーラーを買うべきだし、二酸化炭素量を減らそうと思えばクーラーは買ってはいけない。正反対である。
最近では、地球温暖化で、北極・南極の氷が溶けて海水面が上がるという非科学的なことを言う人は少なくなったし、また海水面は30年で11センチしか上がらないので日本列島が水浸しになるということも言われなくなった。 その代わりに「異常気象が起こる」、「動植物が絶滅する」という話に切り替わった。
それなら、まずは日本で起こる異常気象というのはどういうものか、それを予想して対策を取っておくということだろう。つまり台風が来るから「台風の原因を根絶しよう」というのではなくて、まずは「台風が来ても大丈夫なよう街づくり」が先決である。
二酸化炭素を減らすのは日本がどんなに頑張っても出来ないのだから、不可能なことはムダである。
来年のサミットに向けて、地球温暖化が社会的な話題になるなかで、専門家やマスメディアがヒステリックにならないことを願いたい。
ところで「地球温暖化で個人でなにができますか?」というのが一つの流行になっている。
でも、日本人が二酸化炭素削減しても全く意味がない。暑い夏に備えてクーラーを買っておくこと、それに食糧自給率をあげることだろう。自分の庭に少しでも農地を確保するのも一つの方法である。
でも、日本は民主主義だから個人ができるのは「選挙の投票」である。日本の食糧自給率を増大させ、温暖化時代にも我々が住みやすい環境を作ることを政策に掲げている政党に一票を投じればよい。
個人として何ができるかとは、「投票権の行使」であるというのが民主主義ではないだろうか 。 おわり
  (C) 2007 武田邦彦 (中部大学)
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 たとえば氷河が融けて湖になって、それが堰切れて瞬間的な洪水を


起こしたり、日本でも既に熱帯性の毒蜘蛛「セアカゴケグモ」が越冬
できてしまって定住していますが、マラリア蚊も定住すれば熱帯風土病
のマラリアが日本全国に蔓延する等、海面上昇だけでは済まない波及が
随所に生じます。
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