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ブラジルへの移住を考えています。もしブラジルへの移住経験のある方、ブラジルの移民事情に明るい方、日本に働いている日系人の方々からのご意見をたまわる事ができれば幸甚です。

質問1:
ブラジルに移住するには特殊技能をもった人だけに付与される永住ビザのようなものあるのでしょうか?もしよろしければその諸要件やサイトを教えていただけませんでしょうか。(ブラジル大使館に電話しましたが、事務的で的を射た回答を得られませんでした。向こうの移民局HPも調べましたがポ語の理解度は初級なのでわかりませんでした)

質問2:
日本からブラジルへの派遣(および出稼ぎ)を斡旋するサービスというのはあるのでしょうか。海外ベースの派遣企業でもかまいません。僕自身はホワイトカラー出身ですけど、炭鉱夫の労働作業もオプションとして考えています。それだけ育った場所に帰りたいという欲求が強いのです。

質問3:
十数年前にブラジルの永住権を保持していたことがあります。この事実は永住権を申請した場合に何らかの有利・不利な影響がありますか。親が現地に赴任していた頃に雇用主により永住ビザが付与されていたのですが、更新を続けなかったため失効してしまったようです。

質問4:
某英語圏の永住権をもっているのですが、これはブラジルで雇用ビザもしくは永住ビザを申しこむうえで障害となりえますでしょうか。

どのようなご回答も歓迎いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 ちなみに小生は物心がついた頃からブラジルに育ったうえ、ラテン系植民地のハーフで宗教がカトリックのためか、文化的・宗教的・慣習的にも親和度が高い、事実上の故郷であるブラジル(ラテン圏)に帰りたいという帰巣本能が昔からくすぶってなりません。その欲求を昇華させた結果、なぜだか英語圏の国の永住権取得に結びつきましたが数年すんだものの、やっぱりラテン文化じゃないです。(笑)

移住できるなら、たとえブルカラーワークであろうとも可能であるならば一手段として考慮しております。職業や収入レベルではなく、自分のアイデンティティと文化圏が一致していることが小生にとっては、幸福に占める大きな条件だという気がするからでございます。悪意をもって申し上げるわけではございませんが、また若輩者なので無知を承知でお許しいただきたいのですが、儒教圏の文化はおうおうにしてラテン圏と間逆に近い価値観ではないかと日本に帰国して十数余年へた今でも実感しております。個人的には私には日本の生活は常にどこか息苦しいものがありました。でもこの話をしてピンとくる方とお会いしたことは家族を除いてはいないので、このはちきれそうなサウダージ(郷愁)を共有できる相手はいませんでした。

 日本を出て世界をみてみようと、英語圏の数カ国の国に住んだことありますが、建築様式も違うし(街並み)、なんというか職業倫理も資本主義によく適応した印象で、正直肌にあいませんでした。アメリカが覇権国の時代にあって自然のなりゆきか英語の方がはるかにうまくなってしまいましたが、やはりポルトガル語が一番うつくしい言語に思えてなりません。今でもポルトガル語を発声するだけでも至高の喜びを感じます。(ちょっと気持ち悪くすみません(笑))

昼休みが2時間とれるシエスタ制度の国と比べる、日本の高い職業倫理観は、(日本の価値観上)えてして怠け者と見られがちな自分にはキツイです。ブラジルには日本のように建前と本音の使いわけがほぼなく、個人主義なので歯に衣を着せぬ言動が当たり前であり、阿吽の呼吸やらKYやら面倒な暗黙のルールを欠く寛容な環境です。前述のような同質性の期待からそれてしまった人物をワザワザみつけだし、集団でいじめて団結力を高めるような陰湿なイジメは多くなく実に過ごしやすい環境でした。どちらかといえば仲間はずれになっている者がいれば、積極的に遊ぼうと気軽に誘ってくる人柄の子供たちが多かったように思います。階層化を促す敬語がなく、年齢による上下関係もなく適当な感じです。また混血がよく進んでいるためか、アジア人の僕にも同国人のように接してくれましたので人種の違いなど感じさせず、日常の人々の寛大さは英語圏の国にはない特有のものでした。

途中から長々と散文になってしまいましたが、真摯な気持ちで質問しておりますのでみなさまの知識を少しでも分け与えていただければ幸甚です。どうぞよろしくお願い申しあげます。最後に決して日本を批判しているわけではない事もぜひ心置きください。上記の比較文化論は単に私が個人的に気がついたものを機械的に羅列したにすぎません。小国でありながら世界を代表する分野を多数もつ国は間違いなく稀有な存在です。その点に誇りと尊敬の念を禁じえません。

A 回答 (2件)

ポルトガル語の通訳です。

ブラジルに17年住みました。

質問1:
ブラジルに移住するには特殊技能をもった人だけに付与される永住ビザのようなものあるのでしょうか?もしよろしければその諸要件やサイトを教えていただけませんでしょうか。(ブラジル大使館に電話しましたが、事務的で的を射た回答を得られませんでした。向こうの移民局HPも調べましたがポ語の理解度は初級なのでわかりませんでした)

ブラジルは比較的簡単です。わたしは知人宅訪問の2年ビザで行って向こうで永住権を取りました。お金をたくさんもっていって預金して永住権をとる方法もあると聞きました。

質問2:
日本からブラジルへの派遣(および出稼ぎ)を斡旋するサービスというのはあるのでしょうか。海外ベースの派遣企業でもかまいません。僕自身はホワイトカラー出身ですけど、炭鉱夫の労働作業もオプションとして考えています。それだけ育った場所に帰りたいという欲求が強いのです。

そんな炭鉱夫なんか考えなくてももっといい仕事があるでしょう。向こうは「技術はないけど身体は強い人」は5万といますから肉体労働の給料は極端に低いです。あなたは母国に帰るのに英語圏国家たとえばオーストラリアあたりに行くのと同じに考えていませんか? 間違っています。あなたは母国に帰るのだからオーストラリアと条件が全然違います。たとえばあなたのお父さんが勤めていた会社のブラジル支社長に手紙を書けばなんとかしてくれると思いますよ。わたしがもし支社長でかつての駐在員の息子(それもブラジル人の血が50%入っている)からラテンの血が騒ぐからブラジルで働きたいと言ってくれば「なんとか力になりたい」と必ず思います。その会社の現地スタッフにしてくれるか、または紹介してくれるでしょう。ここに書いてある通りでいいです。十分迫力は伝わります。向こうでは、日本語が完璧にできるだけでそれは一つの取り柄になります。ブラジル人の50%の血と帰巣本能の説得力は大きいです。お父さんのコネを使うべきです。就職にお父さんのコネを使わずにいつ使うのですか。日本本社の社員になるのは難しいですが、現地採用は簡単です。炭鉱夫になる気であれば現地採用といえどもホワイトカラーですから不満はないでしょう。支社長の立場としては日本からの旅費とか住むところとかビザとかそんなことまで考えて大変だなと思ってしまいますから貴方としてはマイナスの要因を与えないよう、「近く渡伯して現地にて求職活動をする予定でおりますが、もし御社で現地職員として働くことが可能であれば幸いです」みたいなことを書けば「どうせ来るんだから」と前向きに考えてくれるでしょう。

質問3:
十数年前にブラジルの永住権を保持していたことがあります。この事実は永住権を申請した場合に何らかの有利・不利な影響がありますか。親が現地に赴任していた頃に雇用主により永住ビザが付与されていたのですが、更新を続けなかったため失効してしまったようです。

もちろん有利です。その間、犯罪を犯していなければ断然有利です。

質問4:
某英語圏の永住権をもっているのですが、これはブラジルで雇用ビザもしくは永住ビザを申しこむうえで障害となりえますでしょうか。

問題ないです。

この回答への補足

nishikasaiさま

非常に詳細なお返事のほど本当にありがとうございます。事実、読み終えたいま感動で涙が本気ででそうです。体が震えるような感覚さえおぼえます。それだけ20年間おさえてきた気持ちの溢れんばかりの大きさを実感させられました。「なぜ自分はこれまでブラジルへの帰郷は無理と思っていたのか」「なぜブラジルではなく米国に留学したのか」「なぜ日本に就職したのか」「周囲が帰郷など馬鹿げた考えだと言われたからか」いろんな感情が渦巻いています。本当に行こうと思えばいけるはずですよね。背中を押された気分で確実に何かが吹っ切れた予感がします。人生に遅きはないはず。

>ここに書いてある通りでいいです。十分迫力は伝わります。
以上のお言葉は非常に心強いです。父は当時は某商社の北ブラジルの支社長(レシフェ)だったらしいので、元部下や現地法人の方にお手紙を差しあげれば何とか一助になってくれるかもしれませんよね。淡い期待ですが。それに父のブラジル人の部下は父の引退後に「一緒に輸出入業をやろう!」と手紙をよこしてくださるほどの気さくな方だったので、お願いすればしばらくは居場所を提供してくれるかもしれません。20年前だけどきっと覚えていてくださっているに違いないと信じて。とにかく父とその部下の方が存命中のうちに急ぎたいと思います。

>オーストラリアあたりに行くのと同じに考えていませんか? 
恥ずかしながらお見通しのとおりでございます。$10万はもらえると聞いたもので。ブラジルの現状を目の当たりにしたことのある自分としてはお恥ずかしい限りです。恐縮です。

ところで誤解をさせてすみません。じつは僕はブラジル人ハーフではなく、某ラテン宗主国の某アジアの旧植民地国のハーフでございまして、日本生まれの日本国籍です。日本では偏見が強いとされる国の方でございます。したがってポルトガル語は余りできません。幼少時代のポルトガル語と英語の応用、大学で習ったポルトガル語をもとに力づくでポルトガル語を書くのでconjugacaoがひどいです。
http://br.answers.yahoo.com/question/index;_ylt= …
http://br.answers.yahoo.com/question/index;_ylt= …
どうもラテン語は理解できない時勢が多すぎます(><)

>わたしは知人宅訪問の2年ビザで行って向こうで永住権を取りました。
もし差し支えなければビザの詳細をご教示いただけませんでしょうか。知人さまの企業がnishikasaiさまを通訳として、その2年間分の労働ビザを申請したという事でしょうか。はたまた観光ビザで入国したのち現地企業に採用され、労働ビザに切りかえられたという流れでしょうか。

>もちろん有利です。
以前に永住ビザをもっていると有利とのことですが、何か理由はあるのでしょうか。某英国植民地の永住ビザを私が申請した際にはそのような該当要件がございませんでしたので気になってしまいます。くどいご質問でございましたらお気兼ねなくお流しくださいまし。

質問5:あと追加の質問をさせていただきたいのですが、現地のホワイトカラーの1年の平均給与はいかほどでしょうか。また1年の単身赴任の生活費はいかほどでしょうか。(リオ、サンパウロ、レシフェ等)

僕の当時の記憶では1000%のハイパーインフレのせいで通貨が5年のうちにcruzeiro,cruzado,cruzeiroと前触れなく3回変化しています。ある日ガソリンスタンドに立ちよると、クルゼイロの支払いを拒否されたことがありました(笑)

現在のBRICSというほどですから経済はもっと安定してそうですけど、いかがでしょうか。ちなみに当時に現地日本企業に勤めていた社員はなぜか給料がcruzadoで支払われていたそうで、領事館の外交官から円を買っていたそうです。父が笑い話にしていました。今はそんな事はありませんよね。(笑)

質問6:あと最後に質問させていただきたいのですが、参考までに現地では英⇔日の翻訳の需要というのはありますでしょうか。小生がその手の仕事をしておりまして。興味本位ですがご意見をたまわることができれば幸甚です。

長文ですみません。なんだか本当にnishikasaiさまに遭遇できたことが天与の出来事に思えます。もしご迷惑でございませんでしたならばまたぜひお話させてくださいまし。Muito obrigado senhor nishikasai. Voce tinhas dava um grande esperanca por mim! Nunca mais eu desistirei esperanca. Mesmo se eu abandonaria visa permanente por australia, eu mas preferiria isso do brasil! Obrigado me deus! E pode o deus afortunar o senhor nishikasai! Eu agradecido da sua ajuda de mais!

補足日時:2008/01/09 07:05
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この回答へのお礼

nishikasaiさまに遭遇できたことが天与の出来事に思えます。本当にありがとうございます。

Muito obrigado senhor nishikasai. Voce tinhas dava um grande esperanca por mim! Nunca mais eu desistirei esperanca. Mesmo se eu abandonaria visa permanente por australia, eu mas preferiria isso do brasil! Obrigado me deus! E pode o deus afortunar o senhor nishikasai! Eu agradecido da sua ajuda de mais!

お礼日時:2008/01/09 07:30

>もし差し支えなければビザの詳細をご教示いただけませんでしょうか。

知人さまの企業がnishikasaiさまを通訳として、その2年間分の労働ビザを申請したという事でしょうか。はたまた観光ビザで入国したのち現地企業に採用され、労働ビザに切りかえられたという流れでしょうか。

ぼくがブラジルに行ったのは1966年です。はるか昔の話ですから参考になりません。ビザのことはよくわかりません。ただ、ブラジルは移民国だから他の国に比べるととりやすいです。ブラジル旅行社とかツニブラに聞いてみるといいと思う。
ブラジル旅行社
http://www.brasil.co.jp/
ツニブラ
http://www.tunibra.co.jp/japanese.html

>以前に永住ビザをもっていると有利とのことですが、何か理由はあるのでしょうか。

わたしの妻の妹が永住権をもってブラジルに住んでいたのですが、現在日本に住んでいます。二年に一度ブラジルに帰国しないと永住権がなくなるのですが、「簡単に取れるから」といって帰国せず永住権を失いました。でも彼女の場合はブラジル国籍の息子がブラジルに4人もいますからそりゃ取れるでしょう。

質問5:あと追加の質問をさせていただきたいのですが、現地のホワイトカラーの1年の平均給与はいかほどでしょうか。また1年の単身赴任の生活費はいかほどでしょうか。(リオ、サンパウロ、レシフェ等)

ホワイトカラーの月給は7万円くらいじゃないかな。だいたい日本の4分の1くらいの経費がかかります。

>現在のBRICSというほどですから経済はもっと安定してそうですけど、いかがでしょうか。

経済は結構力があるけど、貧富の差はあいかわらず激しいようです。ブラジルの問題はそこでしょう。ブラジルで単純労働はやるもんじゃないです。月給二万円くらいで貧しいです。

質問6:あと最後に質問させていただきたいのですが、参考までに現地では英⇔日の翻訳の需要というのはありますでしょうか。小生がその手の仕事をしておりまして。興味本位ですがご意見をたまわることができれば幸甚です。

英語の翻訳というのはあんまりありませんが、日本語と英語ができるのであればそれは武器になります。とくに商社では役に立ちます。

この回答への補足

>ホワイトカラーの月給は7万円くらいじゃないかな。だいたい日本の4分の1くらいの経費がかかります。

貧富の差でバラツキが大きいので中央値でみた方がいいのかもしれませんけど、平均値はやはり結構薄給なのですね。でも生活費は安いみたいですね。BRICSといえど、平均年収が400万円前後の豪州と比べるとやはり雲泥の差がありますね。やはり豪州でもっと稼いでからブラジルで働くオプションを考えて見ます。

補足日時:2008/01/09 22:15
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この回答へのお礼

nishikasaiさま

最後まで私の質問にお付き合いいただきましてありがとうございました。またURLまで紹介していただき助かりました。

ANo.1の補足につけたリンクでブラジル人の方4人から回答をもらいましたが、nishikasaiさまがおっしゃるように、現地日本企業は日本語のできるスタッフをとても重宝しているとの意見でした。永住ビザもそう難しくなくsao pauloにはボリビアや韓国からの移住者の方も多いとおっしゃってましたので、いま急いで移住しなくてもよい気がしてきました。でもいつかは必ず戻りたいと思いますので、もう少し蓄財してから「帰郷」したいと思います。どうぜなら豪州の永住ビザを維持しながら、ブラジルの移住ビザもゲットできるようにがんばってみます。=)

本当にありがとうございました!

お礼日時:2008/01/09 22:36

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