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おおよその標準生成エンタルピーはΔHと表記するのに対して、標準エントロピーはSというように、デルタをつけないのですか?


あと、なぜΔHのときは単体の物質(H2やN2など)の値を考えないのですか?教科書の定義の説明が不十分すぎて全くわかんないので助けて欲しいです。

A 回答 (2件)

凝集相の間の変換のエントロピー変化は、0 Kに近づくにつれてゼロに近づく、というNernstの熱定理があります。

そうならば、T=0で安定な完全結晶になる元素のエントロピーをゼロということにすれば、その他の完全結晶化合物のエントロピーもT=0でゼロになります。(ちょっと大雑把ですがあまりやかましい議論はしないことにします。)そして、T=0より上の温度のエントロピーについては、(いろいろ決め方があるのでしょうが例えば)エントロピーの温度微分が比熱をTで割ったものなので、これを積分すれば原理的には出てきます。途中で融解や気化の相変化があれば、エンタルピー変化を温度で割った分をたしあわせます。よって25℃、1気圧の条件でのエントロピーはその状態によって定まるいわば絶対値になります。
一方エンタルピーは0 Kで全ての物質の値をゼロとおく、という根拠がありません。そこで25℃、1気圧の元素、単体のエンタルピー値をゼロとし、これを基準にして、(例えば)その他の化合物については、たとえばそれを合成した時の発熱量(吸熱量)を測るとかして原理的には決められます。だから相対値になっているという考え方です。
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標準生成エンタルピーは、基準物質から1モルの生成するときのエンタルピー変化



標準エントロピーは、ある物質のある温度による状態量(乱雑さ)

Δは変化を表すので変化量ではない標準エントロピーにはつきません
標準反応エントロピーには、つきます

またH2やN2,O2などは、基準物質であるので
H2からH2を生成するのに必要な、エンタルピーは当然0です
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