
いつもお世話になっています。
第4文型を取る動詞、saveについて疑問があります。
参考書に、第4文型SVO(人)O(物)は、間接目的語(人)に直接目的語(物)を「与える」感覚を表現することができる、という説明がなされていました。確かに、give, send, buy, cook等の動詞がそのような感覚を表現することができるということは納得できます。しかし、saveについては、「与える」というよりはむしろ「奪う」感覚なのではないでしょうか。
You will save your father a lot of worry if you simply write him a letter.
上の例文では、間接目的語である「父親」から、直接目的語である「多くの心配」を「奪っている」ように思われ、何かを「与えている」ようには読めません。
save、またはspare, deny, oweなどの動詞が「与える」感覚を持たないのに第4文型を取れるのはどうしてなのか、どなたかご教示ください。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
No.1です。
deny, owe などについては説明を忘れていました。
No.2で、wind-sky-windさんが言われていることと同じですが、次のような説明も出来ます。
They denied the prisoner food or water.:「彼らは、その囚人に食べ物も水も全く許さなかった。」
これも、結局、「与えることを」許さなかったと言えるのですが、次のようなニュアンスがあるわけです。
1.denied the prisoner とつながることにより、囚人自体を否定するかのような感覚が生まれ、「囚人に厳しくあたっている」という印象を与える。
2.the prisoner food or water と並ぶことにより、衆人が食料や水を必要としている、欲しがっていると言う感覚が出る。
I owe him five dollars.:「彼に5ドル借りがある。」
これも同じで、次のような感覚があります。
1.own him となることで、彼に何かを負うている、彼に借りがあるのだとはっきり述べている。
2.him five dollars となることで、彼に返す予定だ、彼の5ドルだ、のような印象を与える。
I owe him gratitude.:「彼に感謝している。」
1.彼にこそ感謝している という印象。
2.彼に実際に感謝の行為が示されている、または、実際に示す意向がある。
これを
I owe gratitude to him.
にしてしまうと、「他の人と比べて、彼に」のような印象になります。
これらの感覚は、
I taught him English. でも同じです。
1.taught him となることで、彼に教えた という感覚から、彼の理解が深まったと言う印象がある。
2.him English となることで、彼が英語を理解したと言う感覚が出る。
ご回答ありがとうございます。
詳しいご説明のおかげで、第四文型をSVOOというひとかたまりでとらえるよりも、SVO+Oとしてとらえた方が分かりやすくなるということが分かりました。
No.5
- 回答日時:
こんにちは。
ご質問:
<save、またはspare, deny, oweなどの動詞が「与える」感覚を持たないのに第4文型を取れるのはどうしてなのか、どなたかご教示ください>
1.SVOOの第4文型になる授与動詞の目的語に、forのニュアンスがある、と考えれは明快です。
2.このforはまた、2つ用法に使い分けられます。
(1)for「~のために」:
目的や恩義を表す用法です。
例:
save、spareなど
You will save your father a lot of worry
(直訳)「父のために、心配を減ずる」
→(意訳)「父の心配を取り除く」
He spared me one of these apples.
(直訳)「私のために、りんごの一つをとっておいてくれた」
→(意訳)「私にりんごの一つを譲ってくれた」
(2)for「~に対して」:
動作の対象を表す用法です。
例:
deny、oweなど
You deny me a help.
(直訳)「私に対して、援助を拒否する」
→(意訳)「私を助けるのを拒む」
I owe you my life.
(直訳)「あなたに対して、私の命の恩義(借り)がある」
→(意訳)「あなたは命の恩人だ」
3.授与動詞とは「与える」という意味を持ちます。「与える」という動作を修飾するのは、上記のように「目的」「恩義」「対象」が並置するある場合が多いのです。
以上ご参考までに。
ご回答ありがとうございました。
教えていただいた通り、第4文型で使われる動詞の目的語にforのニュアンスがあると考えることによって、第4文型がとても分かりやすくなりました。
No.3
- 回答日時:
>save、またはspare, deny, oweなどの動詞が「与える」感覚を持たないのに第4文型を取れるのはどうしてなのか、どなたかご教示ください。
○ 「save」の本来の意味は「keep something in a place for a certain time for the benefit of someone」ではないかと思います。
○ その後で「so that someone can use it later」とか「so that someone can prevent something from being wasted or spent」という目的(または結果)の意味が加わったのではないでしょうか。
【保管した結果、有効に使用する例】
(1) Save me the waltz.
ワルツは私と踊るために取っておいてください。
(2) I'll save a seat for you.
君の席を取っておくよ。
【保管した結果、使わないようにする例】
(3) This will save you a lot of trouble.
これで手間がだいぶ省けるだろう。
(4) That'll save you writing to him.
そうすれば君は彼に手紙を書かないですむよ。
○ 「人のために保管しておく」という意味で理解すれば、「SVOO」の文型となじむのではないでしょうか。
ご回答ありがとうございました。
saveの本来の意味からご説明いただいたおかげで、saveがSVOOとどのようにしてなじむのかということがよく分かりました。
No.2
- 回答日時:
目的語というのは,動詞が表す行為の対象になる語であり,
SVOO と二つの目的語をとる動詞は
基本的に「人に」「ものを」という二方向の目的語をとります。
そして,このように「人にものを」の意味になる最も基本が「与える」という give であり,それが故に SVOO で用いる動詞を「授与動詞」と呼んでいます。
しかし,deny の場合,「否定する」というこの動詞の原義から,
deny O O とすると,「人にものを与えることを拒絶する」という意味になります。
「否定する」の意味があることから,結局「与えない」になるわけですが,deny O の場合には生じない
「与えること」を拒絶する
という意味が deny O O ではでてきます。
言い換えると「~に~を否定する」だと日本語では通じず,
「~に~を与えることを拒絶する」が自然です。
また,第3文型に書き替えたとき,to を用いる場合は,
その人のもとに渡るという感じですが,
for の場合は,直接的に与えられるのでなく,
buy であれば「買ってから,渡す」という感じになります。
save の場合も for になりますが,save の基本は「取っておく」という感じです。
「その人のために,取っておいて,それから,利益となるように省かれる」という感じです。
結局,SVOO の場合,「~に」と「~を」という二方向になり,
「与える」「渡る」という意味合いが含まれるのが基本ですが,
deny のような否定の意味など,動詞がもつ本来の意味も考慮に入れる必要があります。
ご回答ありがとうございました。
denyの意味を考え、denyOOが「~に~を与えることを拒絶する」という感覚になることを記憶しておきます。
No.1
- 回答日時:
>参考書に、第4文型SVO(人)O(物)は、間接目的語(人)に直接目的語(物)を「与える」感覚を表現することができる、という説明がなされていました。
確かに、give, send, buy, cook等の動詞がそのような感覚を表現することができるということは納得できます。しかし、saveについては、「与える」というよりはむしろ「奪う」感覚なのではないでしょうか。そのとおりです。
ただ、第4文型の特徴を、その一面だけを見て説明したので、saveの場合に当てはまらなくなってしまっているだけです。
第4文型は、SVOOと並ぶことによって、OOの関係が密接、完結したものになっているのです。
I asked the teacher where to find the answer. :「教師にどこで答えを見つけたらいいかを尋ねた。」
この文章は、その教師が、問を理解したというニュアンスがあります。
同様に、
He taught her English.:「彼は彼女に英語を教えた。」
こちらは、彼女が英語を理解した というニュアンスを持ちます。
It saved us a lot of time.:「それでずいぶん時間が助かった。」
これも、時間が節約され、その利益があった、というニュアンスがあるのです。
この文章を別の形で書くのは、普通出来ません。
It saved a lot of time for us. と書くと、何か、気の抜けた感覚になり、私たちの時間が助かったのだと言う感覚があまりしません。なぜかと言うと、He saved his money for the trip.:「彼は旅行のために金を節約した。」 のように、目的とsaveという動作の間にかなりな時間のずれがあるように感じてしまうからです。
>You will save your father a lot of worry if you simply write him a letter.
についても、多くの心配事が解決し、その利益があった、という感覚があるわけです。
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