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本体中のシールにk.suzuki f-10と書いてあるのですが、
これは当時の定価は1万円だという意味でしょうか?
(70年頃のギターは型番が価格と一致しているなんて話を
どこかの掲示板で見たのですが。)

A 回答 (2件)

そのようです↓



参考URL:http://www.geocities.jp/kacy08022001/price.htm
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当時の価格は、1万円だと思います。


K.Suzukiのラベルは、長野県木曾福島にあった「木曾スズキバイオリン社」のものです。
バイオリンを作っていた「鈴木バイオリン」は戦後1951年に進駐軍によって名古屋と長野に分けられ、名古屋は「鈴木バイオリン製造」(業界では俗に「名古屋鈴木」)を名乗り、長野の方は「木曾スズキバイオリン社」(同「木曾鈴木」)となりました。矢入貞夫等の名工も輩出した。1960~70年のギターブームのころは、両社ともにギター、マンドリン等の撥弦楽器も相当数生産していましたが、80年に入ってギターブームの終焉と供に、「名古屋鈴木」は本業のバイオリン専業に戻り、「木曾鈴木」は残念ながら1987年に財政破綻し、ESPに買収されたと思います。木曾鈴木は最盛期には自社ブランドの他OEM生産も盛んに行い、「TAKEHARU」、「TOMSON」、「THOMAS」、「KANSAS」などのブランドのギターは大半が木曾鈴木製でした。
当時の木曾鈴木のアコースティックギターの品番の振りかたは、No.○○、または、C-○○はクラシックギター、W-○○は、ウエスタンギター(ボディの大ぶりなドレッドノートスタイル)、F-○○は、フォークギター(やや小ぶりなボディ、女性用)とし、○○の番号がそのまま定価となっていました。この品番の振りかたは、木曾鈴木に限らず、多くのメーカーが統一して用いていました。○○の桁数は、各メーカーや時期によって違い、No.80が、8000円で、No.10もNo.100も1万円で、十万円の楽器は「第拾号」とされていました。13万円なら、「第拾参号」となり、漢数字の品番は当時は有りがたく見えましたが、今思えばこっけいです。
木曾鈴木製の1960年代の楽器は、ボディが薄く、見た目はクラシックギターなのに、弦は鋼鉄線というのが多かったのですが、1970年に入ってからは、本物の、いわゆる「ガットギター」を製造し、そこそこの品質のものも製造していました。糸巻きの弦を巻き取る部分が、白いプラスチック製(たいていは割れて破損していて、中身の金物が見えている)であれば、後期のもので、そこそこ鳴ります。同様にその時代の「F」であれば、まずまず鳴ると思います。フォークタイプで最低クラスにはF-65があったと思います。その上がF-80で、次がF-10だったと思います。オークションだと2~3000円までの価値だと思います。
記述に記憶違いがあればすみません。
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この回答へのお礼

詳しい解説ありがとうございました。
音はそこそこ鳴るので、もう少しいいものなのかと思っていました。
14歳の時に叔父からもらい、28歳の今日までほぼ毎日触っています。
上記のような情報をいただいて、価格的には残念である反面、
逆に自分でうんちくが語れるギターとなり、愛着が沸きました。
これからも大事にしていきます!

お礼日時:2008/01/24 22:19

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