ヨーロッパのガソリン税はなぜ高い？

いつも大変お世話になっています。

ヨーロッパのガソリン税はなぜ高い？

日本ではガソリン本来にかかる税金のべつに同額の税（暫定税）を課税しています。そしてそのお金は道路整備のためのみに使うたてまえになっています。

今年度でちょうど暫定税の課税期限が切れます。自民党はこの税の維持を目指しています。その根拠の一つがヨーロッパに比較して日本のガソリンの税金は安いと言う物です。

ガソリンの値段を高く設定していることはガソリンの需要を抑え「広い意味での環境税にもなっている」と主張しています。

ヨーロッパでガソリンに対しての高い税率は消費者からクレームは付かないのですか？

「自民党の主張はどうも怪しい」と思い検索エンジンに向かったのですが、しっくりする答えがヒットしていません。

ヨーロッパ在住の方宜しくお願いします。

No.3 回答者： nidonen 回答日時： 2008/01/28 20:01

　そもそもガソリンに限らず、ヨーロッパでは税金が

日本よりも高いのです。好例は消費税（ 付加価値税 ）で、
独 16％、英 17.5%、仏 19.6％、伊 20％ と高率です。
スウェーデンに至っては 25％ ですからね。

　一応、食料品は無税ということになっていますが、
結果として一般市民の払う税金は日本よりはるかに
高いのが実情です。ガソリンだけ高税率なら文句も
出るでしょうが、全部高いのだから一緒なんですね。

　ちなみにイギリスでは現在、軽油１リットルがざっと
1.1ポンド ≒ 230円（！）です。ドイツだと 1.2 ユーロ
≒ 190 円ですね。ガソリンよりは安いけど、日本よりも
５割ほども高いんですよ。だからディーゼルだから安い
というわけでもないんです。

　なお、ヨーロッパでは消費税が高い分、社会保障も
充実しているのが建前です。たしかに社会福祉は日本
より上回っている面もあります。ただ最近は、ちゃんと
税金を払っていない移民が高福祉の恩恵を受けている
ことへの不満が高まり、それがフランスでの暴動やド
イツのネオナチに繋がっているという問題もあります。

この回答へのお礼

回答有り難う御座いました。勉強になりました。

そうでしたね。ヨーロッパはガソリンだけが高いわけでは無いですね。その代わり集めた税金で社会保障費が充実しているのでしたっけね。

少なくとも、日本のように道路のみを整備するためにガソリンが高く設定されて居るわけでは有りませんね。英では軽油すら日本より随分高額なのですね。新しい知見でした。

ありがとう御座いました。

お礼日時：2008/01/28 20:30

No.2 回答者： fox-one 回答日時： 2008/01/28 19:16

ヨーロッパではガソリン車より、軽油等を燃料として使えるディーゼル車の方が普及してるから。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3% …

この回答へのお礼

回答有り難う御座いました。

ヨーロッパは確かにディーゼル車が普及していますね。軽油にかかる税金も日本より高いはずです。しかし大きなクレームなさそう。なぜだろう？

ありがとう御座いました。

お礼日時：2008/01/28 20:22

No.1 回答者： noname#59607 回答日時： 2008/01/28 19:09

イギリス在住経験者です。

イギリスでは日本と違いガソリン（車関係の）税は道路など車関係の整備に使うなどの線引きがありません。
全ての税収をまとめて必要な箇所に振り分けます。
また、ガソリン・タバコ・アルコールは生活必需品ではなく嗜好品・贅沢品ですよね。ですので税金が高く設定されています。
一方でベビー用品、老人介護用品には税がかかっていません。

この回答へのお礼

回答有り難う御座いました。

ガソリンにかかる税が日本のように「特定財源化」しているわけではないのですね。いわゆる一般財源化されているのですね。私もこちらの方が分かりやすいと思います。

＞ガソリン…贅沢品ですよね

とばかりも言えないような。輸送費の重要な一部になっているようにも思いますが…　諸物価の高騰は輸送費upも一因とおもっていますけど。

ありがとう御座いました。

お礼日時：2008/01/28 20:17