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ゴボウやイモ類のアクが強いのは一般的に知られていますが、あるサイトで、野菜や果物はすべて皮の部分に栄養と同時にアクが強く存在し、生のまま食べると、体から毒素も排出してくれるが、ミネラルも排出してしまうので、結果的に寿命が縮まると書かれていました。
私は、ニンジンやリンゴは有機のものをいつも買い、重曹で農薬を少しでも落とすので、一般に「栄養が豊富」と言われる皮の部分まで食べたいのですが、こういうことが書かれてあるのを見ると、どうなのかなと思ってしまいます。
詳しい知識を持っている方がいらっしゃれば、ぜひご教示願います。(ちなみに、参考リンクを貼っていただく場合は、「あるサイト」=グローバル○○○○の浅○氏ですので、その方の書かれた記事以外でお願いします。

A 回答 (2件)

学校で食品栄養学と東洋医学の食事療法(薬膳)を専門に学びました。



無農薬栽培の野菜の場合、
皮ごと食べてもそれほど体に害にはなりません。

農薬を使用している場合は、
皮の表面に農薬が吸収されている場合も有るので、
皮は捨てる方が良いでしょう。
皮に吸収されている農薬は洗っても落ちませんし。

ちなみに、重曹にはアク抜きの効果はありますが、
農薬を落とす効果はほとんどありませんよ。

アクには
料理の味を悪くするが体に良い物と
料理の味も悪くし、体にも悪い物の2種類が有ります。

例えば葡萄の皮、お茶の渋み、タマネギの茶色い皮、みかんの皮
これらは抗酸化作用物質が含まれており、
体内で癌を作る活性酸素の除去をしてくれます。
これらは昔から漢方薬として使われており、
また薬膳料理・薬膳飲料などにも使われます。

一部野菜(ほうれん草など)はアクのシュウ酸が多く、
アク取りをしないで食べると結石の原因になります。
また、山菜にはアクの強い物が多く、食べ過ぎると腹痛、
下痢などを引き起こすものも有ります。

さて、質問内容の
  生のまま食べると、体から毒素も排出してくれるが、
  ミネラルも排出してしまうので、結果的に寿命が縮まる
についてですが、
生のまま食べると、体から毒素も排出してくれるが、
ミネラルも排出してしまうので・・・正解です。
失われるミネラル分は他の食材で補給すれば何も問題は起きませんよね。
体内毒素を排出するためにどんどん無農薬栽培野菜を皮ごと食べてください。
また、皮に多く含まれる不溶性の食物繊維は余分な脂肪分、
重金属(毒素)、腸内の悪玉細菌を吸着して便として排出されます。
さらに不溶性の食物繊維は腸内の善玉細菌の食糧にもなり、
善玉細菌を増やしてくれます。
さらにさらに、便秘を防ぎ、臭いおならも少なくしてくれます。
無農薬栽培の野菜なら皮ごと食べることは体にとって良いことばかりです。

結果的に寿命が縮まる・・・誤りです。
上記のとおり、失われるミネラル分は他の食材で補給すれば良いのです。
むしろ、毒素を体内に蓄積させる方が体にとって有害です。
毒素を排出せず蓄積させれば、こちらの方が寿命が縮まる原因になります。
したがって、無農薬栽培の野菜は皮ごと、
農薬栽培の野菜は皮無しで食べるのが良いです。

浅○氏は、失われたミネラルは補給すれば良い 
と、思いつかなかったのでしょうか?
算数は苦手なのでしょうか???
それが疑問ですね・・・(^_^;) アセアセ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AF

この回答への補足

補足:お礼コメントの「有機のニンジン」は、「生の有機のニンジン」のことです。

補足日時:2008/02/02 15:01
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この回答へのお礼

大変くわしい回答、感謝します!専門に学んだ方のお話で説得力がありますね。
私も、ミネラルは他で摂ればいい(足りないと思うときはサプリなどもありかも)と思っていたので、安心しました。

無農薬野菜は皮ごと、農薬栽培の野菜は皮無しという結論も分かりやすいです。そのうえで、ほうれん草など、気をつけるべきものを気をつけてればいいわけですね。無農薬ではなく、「有機」の場合が微妙ですね。「有機のニンジン」の場合はどうするのがいいんでしょうか。

重曹については、ボウル一杯に小さじ2杯の重曹に数十秒浸せば農薬は90%以上落ちると、いくつかの本で読んだのですが、間違いですかね。

お礼日時:2008/02/02 15:00

ほとんどの農薬は薬剤と植物油を混ぜて作っています。

(液体、粉末の薬剤も)
油は粘りが有り、野菜の表面にくっつくと水で洗っても洗い落とすことができません。
そして油に溶けた薬剤が葉や皮の中に少しずつ浸透していくように作られています。
皮の中に染み込んだ薬剤は表面を洗っても落とすことができないんですね。
水で薬剤が落ちてしまうのであれば、雨の次の日には虫が食べてしまうでしょう。
だから薬剤散布後はたとえ雨が降っても何週間も虫が食べないんです。

もちろん、洗わないよりは洗った方が良いです。

重曹には油を溶かす(本当は油を分解する)力が有るので、
表面に付いている薬剤は洗い落とすことができます。
しかし、皮の内部にしみこんだ薬剤までは落とすことができないんですね。
だから本でも「重曹で農薬は90%以上落ちる (10%は残る)」と
書いているのだと思います。


「有機」というのは有機肥料(天然・自然の肥料)を使用した栽培のことで、
化学肥料を使っていないという意味なので、「無農薬」とは違います。
ですから、
有機肥料使用の無農薬栽培もあれば、有機肥料使用の有農薬栽培も有ります。

ただし、JAS法では「有機栽培」は「有機無農薬栽培」の意味で使われています。
したがって 「有機JASマーク」表示の商品は「有機無農薬栽培」となります。
ややこしいですね。
野菜を買うときは「有機無農薬栽培」あるいは「無農薬有機栽培」
あるいは、「有機JASマーク」の表示されているものが安心できます。
http://www.kodawari.or.jp/a-02-organic/05-jas.html
http://www.kodawari.or.jp/a-02-organic/02-what.h …
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この回答へのお礼

再び詳しい説明をありがとうございました!
大変参考になりました!!!

お礼日時:2008/02/03 11:35

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