タイムマシーンがあったら、過去と未来どちらに行く?

国民年金の加入案内の手紙が来たのですが、公的年金制度
のしくみを読んでも、今ひとつよく分かりません。
特に沸いてきたギモンなのですが、教えていただけると
嬉しいです。

まず、公的年金は現役時代の保険料の納付実績に応じて
年金給付をうけるとありますが、これは一体どのくらい
差がでるものなのでしょうか?
たとえば一年間未納だと、納めた場合と比べいくらぐらい
差があるのですか?

次にやっぱり当然の疑問として出てきたのですが、自分が
払った額よりももらえる額のほうが少ないのでは?という事です。
今、私は学生なのですが、月に1万弱という保険料は
けっこう痛手です(≧-≦;)それを毎月払い続けて
も、老後ほんとにそれだけの額が返ってくるのだろーか、
と不安です。無理やり長生きせねばならないのかな。

公的年金はつぶれることはないと思いますけど、今
高齢者の方が受けている給付額よりも、私が老後受ける
給付額は確実に少なくなってしまうのでしょうか?
公的年金にせずに個人年金や生命保険を納めるという
のは、やはり公的年金に対する不安からですよね・・?

祖父達が受けている国民年金ですが、実際自分が
加入する立場になるとすると、なんだか不透明な存在
です。

A 回答 (8件)

こういうのはきちんと計算してみると、どんなものなのかが見えてきます。


国民年金は、物価スライド制といってそのときの価値で換算されるので、現時点のお金の価値で計算してもどのくらいもらえるのかという計算は出来ます。
(つまり、将来今の1万円が千円になっても、今一万円もらえると計算されると将来には1万円相当、つまり10万円もらえると考えてもいいわけです)

>払った額よりももらえる額のほうが少ないのでは?
いま、ひと月13300円が掛け金ですね。
最長で40年間収めますから、13,300円×40=6,384,000円が生涯で納める金額です。
現在の65歳からもらえる給付額は一年で804,200円ですから、上記を貯蓄と考えて支払いを受けるとすると、約8年間分になります。
つまり73歳までですね。
ここで重要なことがあります。国民年金は終身年金といい、死ぬまで804,200円をもらいつづけられるのです。
だから、73歳よりも早く亡くなると損になり、73歳以上生きると特になります。たとえ100歳を越えてももらい続けられるのです。

>一年間未納だと、納めた場合と比べいくらぐらい差があるのですか?
単純に39/40をかけたものになります。

>公的年金にせずに個人年金や生命保険を納めるというのは、やはり公的年金に対する不安からですよね・・?
いいえ、違います。普通は公的年金だけでは不足するため、公的年金+個人年金という組み合わせが一般的です。
公的年金をかけず、個人年金に入っているという人は、大きな勘違いをしていたり、これまで年金をまじめに払わなかったので、いまさら加入しても年金を受け取ることが出来ないような人たちです。

最後に、重要なことを書きますね。

国民年金と聞くと、若い人には全く縁がないように聞こえますが、実は若いときから重要な役割をもっています。
それは、「傷害年金」「遺族年金」です。
国民年金は老後にもらえる「老齢年金」だけでなく、「傷害年金」「遺族年金」もセットになった保険です。

もし事故などで障害を負い、まともに働けなくなったとしましょう。このときに生活の保障はどうするか?
公共料金、医療費などは障害者に対する減免制度がありますし、住居も低所得層を対象とした公営住宅が提供されていますから何とかなりますが、現金収入は0となります。
「傷害年金」はこのような場合に支給されるもので、金額は障害の程度により違いがありますが、最高で100万円/年ほどになります。
これをかりに、20歳で障害を負ったとすると100万円×(65-20)年=4500万円もらえることになります。
つまり最大4500万円の傷害保険です。さらに65歳からは老齢年金に切り替わり一生年金を受けることが出来ます。
(20歳未満で障害をもった場合は、20歳から支給されます。この場合は払い込み0でもらえる計算になります)

遺族年金は結婚して子供がいない場合は関係がありませんが、こちらも生命保険として機能することになります。
一番重要な点は、この遺族年金、傷害年金は、滞納が支払わなければならない期間全体の1/4以上あると受けられません。

よく民間の保険と比較してうんぬんと考える人たちがいますが、上記のような保険も同時にかかっていることを金額に織り込むと圧倒的にお得になるわけです。

今後Y-prt7さんが、会社に入ると厚生年金という社会保険に加入することになるでしょう。この厚生年金も国民年金と連動していますので、どの道公的年金に加入しないという選択肢は、自営業、または零細企業でない限りありえないのです。
つまり国民保険に加入しないということは、そももそそれを貫くことも大変だし、代わりになる民間の保険だって安くないので、幾ら国民年金の財政が厳しいだの、将来の負担がなどと言われようとも、国民にとってはきわめて重要な社会保険であることに変わりはないのです。
そのために、税金を現在でも1/3投入しており、これは数年以内に1/2まで引き上げられます。

つまり税金からも出ているわけで、受け取らないということはそのまま自分の損になる(人の年金を助けて自分は受け取らない)ことになりますよ。

学生の間は特別猶予制度がありますので、支払いが苦しい場合は「滞納」ではなくて、「猶予」を手続きするとよいでしょう。
「滞納」は未払いとされて「傷害年金」が受けられなくなりますが、「猶予」をもらった場合は「加入している」とみなされますので、「傷害年金」も受け取る資格があります。
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この回答へのお礼

詳しく解説して頂いてありがとうございます。
年金と個人年金両方加入しているパターン、一つだけの
パターンなど、今までの自分の考えとズレていて、発見
でした。でも公的年金だけでは暮らしていけないものな
んですか(汗)
厚生年金がどういうものなのかは、また追々しらべて
いきたいと思います。
猶予の件は、申請するつもりです。後で倍返しだから
それはそれでしんどいでしょうが^^;
ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/09 00:03

drnekekinさん、ご指摘ありがとうございます。

感謝いたします。_o_

(何で1/3と1/4の勘違いをしたのななぁ。この間は1/3で計算したばかりなのに。)
Gooの規約で回答者同士の会話のみに使うのは禁止されていますので、追加説明をいたしますね。

私の例です。

私の生命保険金額は3500万円となっています。
これは、国民遺族年金と厚生遺族年金、その他もろもろを受け取れる前提で算出した必要な保証額です。
もし、この2つの公的年金がない場合だと必要金額は5000万円以上跳ね上がります。
(一億近くなります)

一方1億近いの金額の生命保険にかけると掛け金は掛け捨てでも月数万円になります。
こちらは掛け捨てですから、帰ってくることはありません。
一方公的年金の場合は、ちゃんと老齢年金として受給できます。
この差はあまりにも大きく、とても民間でまかなえるものではありません。

蛇足で付け加えると、昔の人たちはインフレのおかげで掛け金総額よりはるかに大きな受給額を得ています。
一方年金をきちんとかけていなくて貯蓄していた人たちは、はした金が残っているだけです。(結構いるんですよ。これが)
これは、どんなに利率の良い預金でも、元本保証の貯蓄ではインフレ率よりも金利が上回ることがないからです。(一時的にはありますが、長期的にはありません)
年金財政は確かに苦しいのでしょうが、公的年金は国が国民の生活を保障することを責務として行っている特殊なものであり、日本自体が破綻しなければ制度の変更があっても維持されて行くものであることは間違いないのです。

(注:厚生年金のほうはまだ割とゆとりがあったりしますけど。国民年金は今後も税金のいっそうの投入が続くでしょうね。)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なんか年金って深いなあ。
今加入しておかないと、後々苦労する事になるんだな、
って感じます。おっしゃるように、日本がある限りは
公的年金はなくならないだろうし、毎月の支払いは
きついですがそれは自分の為でもありますし、近々
納付者の仲間入りを果たしてこようと決めました。
色々参考になりました~。

お礼日時:2002/10/09 00:13

下のNo.6の回答は20点差し上げたいほどの良回答ですが(←お前が言う事とちゃうやろ!)、細かい点を補足させていただきます。


「揚げ足」とも言います。

>さらに65歳からは老齢年金に切り替わり一生年金を受けることが出来ます。

65歳以降も引き続き障害年金を選択することもできます。
65歳までの間、障害を持ちながらも働いて厚生年金保険料を納めていたようなときには、老齢年金を選択したほうが多くなる場合もあるので、老齢年金に切り替えるケースも出てきます。
しかし、障害年金を受けていてずっと保険料の支払いが免除されていたようなときは、老齢年金の額は少ないので、引き続き障害年金を受けるようになるでしょう。障害年金も「障害を持つ限り」終身年金なのです。

>一番重要な点は、この遺族年金、傷害年金は、滞納が支払わなければならない期間全体の1/4以上あると受けられません。

正しくは「1/4」ではなく「1/3」です。

姑みたいなことしてすみません。
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この回答へのお礼

すごくためになる良回答でした^^<6の方
補足どもです。

なんだか年金って複雑ですね。
参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2002/10/09 00:05

>自分が払った額よりももらえる額のほうが少ないのでは?



国民年金は定期貯金とは違います。今払う年金は今の老人のために使われています。自分のお金を貯金しておいて定年後に貰うわけではありません。

この年金制度のメリットは物価を考慮した支払額になることです。
たとえば定年まで自分で貯金し、1000万円ためたとします。しかし40年後にはジュース1本500円になってるかもしれません。(物価が5倍に上昇)
そうなると貯金した1000万円は今で言う200万円相当の価値になってしまいます。(価値が1/5になる)
年金はそのようなことがないように、そのときの物価にあわせて支給されます。
ですから一概に払った分より少ない額しか支給されないとは言えないのです。

>今、私は学生なのですが、月に1万弱という保険料はけっこう痛手です

学生の場合は特別猶予制度がありますよ。学生時代に払わずに卒業後10年以内に支払う方法があります。
これは他の方が学生免除と言ってるもののことですが、厳密には「猶予」です。
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この回答へのお礼

そうですよねえ、個人年金や貯金では、その時の物価状態
にあわせられないんですよね。もちろん貯蓄なども大事
ですが、不景気だろうがなんだろうが物価にあわせて
支給される年金は、その点メリットになりますね。
色々参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/08 23:58

#3の方へ、



 質問は国民年金についてですよ(^_^;)
 厚生年金とは違いますので・・・

 揚げ足取りで御免なさい。
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1.年金給付をうけるとありますが、これは一体どのくらい差がでるものなのでしょうか?



一般的な年収(400万~750万円)の場合、差があってもせいぜい5万円くらいです。

2.たとえば一年間未納だと、納めた場合と比べいくらぐらい差があるのですか?

年金額はせいぜい月額14万円くらい位です。
(あなたが、今20だとすると、もっと減る可能性があります。)
1年間の未納では、せいぜい2,3千円ぐらいと思われます。

3.次にやっぱり当然の疑問として出てきたのですが、自分が払った額よりももらえる額のほうが少ないのでは?

少ないです。
なぜなら、自分が払う年金は自分の為に使われるわけではありません。
その時の年金者の為に使われます。
自分が年金をもらう時に、労働人口がおおければ、沢山もらえるかもしれませんが、少子化が進むと思われますので、望み薄です。

4.公的年金はつぶれることはないと思いますけど、今 高齢者の方が受けている給付額よりも、私が老後受ける給付額は確実に少なくなってしまうのでしょうか?

少ないです。

5.公的年金にせずに個人年金や生命保険を納めるというのは、やはり公的年金に対する不安からですよね・・?

個人年金年金はそうですが、生命保険は少し疑問です。
気をつけなければならないのは、個人年金年金も生命保険も会社がデフォルト(倒産)する可能性は高いので、お勧めはできません。
個人資産は、外貨で分散させて積み立てるのが、よいと個人的に思います。
国内生保は、非常に経営状況が危ないので、入らないことをお勧めします。
生保をはいるなら外資系がよいです。
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この回答へのお礼

生命保険の話、参考になりました。
今はまだどこが危ないのか等、詳しくは知らないのですが
もし入る事になればちゃんと見極めて入ろうと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/08 23:53

◆1点目



その年の満額年金×(納付月数÷納付可能月数)

で計算されます。

 今年で有れば、満額は804200円なので、

 804200×468(39年×12月)÷480(40年×12月)=784096となるので、年額2万ちょっとの差がでますね。

 ただし、受給年齢は65歳(標準の開始年齢)での計算なので早めたり遅めたりすれば金額も違ってきます。

http://www.nenkin.go.jp/html/01.html


◆2点目
 かけた金額よりも少なくなる可能性は当然ありますね。ただ、「何歳まで生きるのか」が誰も予測できないので・・・

◆3点目
 このままだと給付水準は確実に下がるでしょうね。
 結婚したら(しなくても)頑張って子どもを沢山作って下さい。
 ただ、現在の国庫負担も3分の1から、2分の1まで引き上げられますし、今後の政治次第ですが国庫負担率をもっと引き上れば給付水準は、そこそこ守られかも?



 学生免除の制度もあるので、一度役所で相談した方がいいですよ。
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この回答へのお礼

年間2万の差はけっこう大きいですね。だけど、受ける
時期によっても金額は変わってくるものなのですね。
ふむふむ。
お金払うわけですから、どうしても払い損(失礼)に
ならないかどうか心配になっちゃいます。でも自分が
長生きできるかどうか分からないし、今考えてもあまり
意味無い事なのかもしれません^^;
給付水準、今よりは確実に少なくなってしまう・・
公的年金だけでなく、個人年金に入ってしまう心理は
ちょっと分かる気がします。なんとしてでも国庫負担率
を引き上げてもらいたいです。1万3千円でも痛いのに。
学生免除も申請しますね。
ありがとうございました!

お礼日時:2002/10/08 23:49

>高齢者の方が受けている給付額よりも、私が老後受ける


給付額は確実に少なくなってしまうのでしょうか?

これは、今の現状だったらYESでしょうね。
ただ、このままですと、少子化が進み、高齢化社会になる事はまず間違いないでしょうから、その時に年金制度がどうなるかですね。

現在学生さんとの事ですから、少なくとも40年以上先の話し。。。その時どうなっているかは予測できないですね。
年金制度などかなり変わってくると思いますけど。

国民年金は義務ですから、払わないと行けないと思います。
聞いた話しで実際は経験が無いのですが、休日でも役所の方が(長い期間未払いだと?よくわかりませんが)取りにきたと聞いた事があります。

また、就職の時に、国民年金に加入していないと、加入してきてくださいと言われるとか。(そういう会社もあるようです)ですから、払ったほうが良いのかな?と思います。

学生さんですと、免除の方法もありますよね。
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/guide/kur …
徳島のものですが、他でも同様です。

40年後の試算は現段階で難しいと思われますので、どの位違うかはわかりません。
ご参考まで。
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この回答へのお礼

あまり国民年金について知らなかったときは、
なんだか加入する事に消極的だったのですが、色々
教えていただいて実態がわかってきました。
個人年金や貯蓄だけでは将来物価が上がった時など
絶対に安心だとは言えないし、そしてやはり義務なので
近々加入手続きを行いますね。
免除(猶予)の申請をしておきます。
ありがとうございましたm(^^)m

お礼日時:2002/10/08 23:42

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