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消火設備のスプリンクラーとドレンチャーの違いを教えて下さい。
(1)スプリンクラーは、一定の水源を常時確保しているもの
(2)ドレンチャーは、水源を外部からの補給水に依存するもので、隣接建物に向かって(自己建物の側壁等から)放水するもの・・・・・・
ということで、いいのでしょうか?お教え下さい。

A 回答 (1件)

スプリンクラーは水源を確保し、自動的に放水を開始する消防設備のことです。

ちなみにスプリンクラーは消火設備とはいいません。他の消火設備(ガス消火など)と違い、消火よりも延焼防止が主目的だからです。
スプリンクラーでも自前の水源を持たずに、外部から送水するものもあり、連結散水設備といいます。

ドレンチャーは消防法では、明確に設備として規定されているわけではなく、建築基準法の防火扉・シャッターと同様な延焼防止のための設備として規定されています。

ドレンチャーの主な用途は、天井面に対して90度の角度で、水を膜状に散水する事により、シャッターや防火扉の替わりや補助をして、延焼拡大を防ぐ設備です。

私が見た限りでは、立体駐車場の窓の部分(通常は開放空間)や避難の為の防火区画の直前などについており、シャッターの代わりをするもの(水源は自前で自動起動)とか、危険物施設の壁面に配置して、耐火壁の補助として付いている所などがありました。
もちろん、延焼防止のために、自己建物の壁面の外側に放水するものも見たことがあります。

水源は自前のものもあり、このようなものの仕組みはスプリンクラーとまったく一緒です。場合によってはスプリンクラーに組み込まれているものもあるようです。

設置の基準が建築基準法ですので、消防の判断によって設置の可否や、設備の詳細が変わりますので、ドレンチャーは「壁状に水膜を作り建物を保護する」ものの総称で、いろいろな設備方式があるといえます。
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この回答へのお礼

早速ご丁寧な回答ありがとうございます。
関心を持って、各施設を見たいと思います。

お礼日時:2008/02/17 12:52

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