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ニュースステーションのサブプライムローン関連の報道を見ていて思ったのですが、古館さんが”サブプライムローンは悪だ、悪だ”と言っていたのですがサブプライムローンの問題というのはサブプライムローンを担保に社債を発行したところ、住宅ローン(=サブプライムローン)を返済しない人がとっても多くなってしまったがために社債の価値が目減りした、っていうのが問題なわけで、サブプライムローンが問題の引き金になってはいるのですが、サブプライムローンを担保にした社債の価値の目減りが金融機関に打撃を与えているというのが正確だと思うのです。
それで”悪だ悪だ”といわれるサブプライムローンを担保にした社債への投資は各金融機関ダメージを喰らってしまったのかもしれませんが、サブプライムローン以外を担保にした社債(証券化商品)ももちろんあるわけで、そっちは普通に利益を上げているのではないかと思うのです。
もしそれが正しいならば、サブプライムローンにだけフォーカスをあてる報道は素人臭い、もっと言えば偏向報道にあたるのではないでしょうか。各金融機関は、証券化商品への投資全体で見ればプラスなのではないでしょうか。
テレビ朝日に経済部というものがあるのかどうか知りませんが、ほぼ公共機関であるテレビ朝日がプロなのに(内実をわかっているのに)サブプライムローンが世界経済を襲う!みたいな報道をしてしまうのは現実に即していないと思うのですがテレビ朝日の意図がわかりません。サブプライムローンを担保にした証券化商品はマイナスになりましたが他の証券化商品はプラスです!やったー!サブプライムローンを担保にした証券化商品はコケましたが証券化商品全体への投資ではガンガン儲かってます!イェイ!と言う報道機関がないのはなぜでしょう?代わりにサブプライムローンこわーい、おそろしー、悪だーとだけ言っている…。
ニュースステーションの報道は素人の床屋政談レベルのものなのか、それともなんらかの意図があるのか、もしくは僕の認識が間違っているのか、決めかねています。誰か教えてください。公共の電波でここまで違和感のあることを言っていいのか、と疑問に思いました。
どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (7件)

サブプライムローンの問題、ですか・・・。



色々な問題がありますが、一番の問題は
1.誰がいくら損失を被っているのかだれも(投資している本人でさえも)良く知らない
ということと、それに関連して
2.リスクがあるから売ってリスクのないものにシフトする=株安+原油高
となっていることが原因です。特に2は、株が安くなった結果、更に株を手放そうという動きが出るので、影響が後を引きやすいです。

私はその報道番組は見ていませんが、サブプライムローンが問題の発端ではあったものの、サブプライムローンそのものが悪いのではなく、要するに
3.誰がどれだけのリスクを負担しているのか(投資家本人も)良く知らないし損失が発生したときに誰がいくら負担しているのかを(投資家本人も)良く知らない
ことが原因なのです。

別にこの件が最初ではなく、史上何度か大規模なものがあり、例えば保険会社のロイズが80年代に引き起こしていたり(このときはイギリスの貴族などが自殺したり無一文になったりした)、アメリカで銀行業で同じようなことを起こしていたり(90年代まで処理がかかり、終わったのはクリントン政権)という例があります。波及効果は今回のものほど大きくはなかったですが、いずれも原因は同じところにあります。

> サブプライムローンを担保にした証券化商品はマイナスになりましたが...代わりにサブプライムローンこわーい、おそろしー、悪だーとだけ言っている…。

債権証券化そのものについては結構日本でもやられている話ですが、そういえばあまりニュースにもなりませんね。まあ、あんまりテレビ的には取り上げにくいのかも知れませんし、テレビ的には「○○マン」のようにこれが悪、これが善、と構造が簡単な方が良いのかも知れませんね。
ただし、複数の債券を取り混ぜて証券化する、という手法は、上述の理由で下火になっているのかも知れません。

また、実際問題として、サブプライムローンがらみの損失が巨額で他の利益をほぼ吹き飛ばしてしまった、という理由もあります。ただし、この「サブプライムローンがらみ」は2.まで含んでいますので、多分に短期的な値下がり分を含んでいます。
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます。
サブプライムローンがらみの損失が他の利益を吹き飛ばしたことは確かですからねぇ。マスコミは善悪単純に決定するって傾向は確かにあるのかもしれませんねぇ。気をつけなければいけませんね。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/21 20:33

素人の床屋政談ですね。

確かに。

基本的なマインドとして共産主義が好きなのだと思います。
つまり、資本主義は原理的にすべての人がリスクを取ってマーケットに参加する事によって成立しているということを否定しています。

サブプライムローン関係で私が気になるのは、アメリカにおける不動産に関する説明をだれもしていないと言うことです。
1:土地は安い
2:家屋は値上がりする
3:不動産取得が社会参入になる

上記は日本人の感覚からするとわかりません。わからないとなぜサブプライムローンが存在するのかがわからなくなります。なので、「貧乏人に高利で金を貸している悪い金貸しだ」という論調になります。
ところが、アメリカでは不動産を取得することにより、職業をステップアップして年収を上げていくことができます。職業訓練所で技能を覚えるようなものです。さらに、アメリカ人は家屋に手を入れて、たとえば、ペンキを塗り替えるとか、壁を塗り替えるとかして、家屋の価値を上げていきます。アメリカの映画で、新婚家庭に友人達が遊びに来て壁塗りとかするシーンがありますが、あれは、遊びでなく本気で友人の経済状況をよくする為の行為なのです。
安い土地とはいえ、安定した職業の人が住んでいる家屋の価値が上がった町では土地が上がります。それで家を売ると、借金を返済しつつ、年収が上がっているので、今度はサブプライムでなくプライムでローンが組めます。ゲームで SIMCITYというのがありましたが、ゲームでなく実社会でやっているのがアメリカです。
この辺をだれも説明しない。
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます。
共産主義が好き、というのは達観されたお考えですねぇ。しかし貧乏人の味方だみたいな放送するんですけど民放キー局のサラリーマンはエリートコースならば30代で年収いっせんまん(!)いってるんですよねぇ。貧乏人の味方だってマスメディアで吹聴することでとんでもなく儲かるんでしょうねぇ。これを僕は森永卓郎作戦と呼んでいます(笑)
アメリカの不動産事情等とてもためになりました。ありがとうございます。

お礼日時:2008/02/21 20:30

直接その番組を見たわけではないですが、一般向けの報道は概ねそんな感じではないでしょうか?



サブプライムローンは、低所得者向けの住宅ローンを証券化してそれをランク分けしたり他の証券と組み合わせるなど金融工学の技術を使った比較的新しい商品だと認識しています。

また、去年最初に問題視されたのはこの証券に対する格付け機関(ムーディーズやS&Pなど)が安易にサブプライムローンの証券によい格付けをし過ぎた可能性や国債や株式などは実績があるがこのサブプライムローンの証券の格付けには力不足だったのではということがあります。

そして、最近問題になっているのがモノラインといわれる金融商品(主には地方債などらしい)を保証する保険会社があります。この機関が安易に保証を与えすぎたと指摘する専門家もいます。そしてそれが住宅バブルを誘導していたと・・・

専門家ではないので個人的印象ですが、金融工学によって複雑にリスクの分散をして格付け機関やモノラインによるリスク軽減が全体としてリスクに対する責任も分散して無責任な住宅バブルを大きくなっていったと思います。

その番組でサブプライム問題で何が悪いと指摘したかはわかりませんが、リスク分散自体は悪いことではなく質問者さんの意見はごもっともなところもありますが、今回の件では新しい手法とその周辺に関して不備なところが多く改善すべき点は多くあると思います。

また、マスコミは悪者を決めつけ勝手に集中攻撃する悪い癖がありそれを理解し易いので受け入れてしまう視聴者がいます。それとはちがいうレベルで専門的なことを簡単に説明したのか(例えば感電事故で6万ボルトの電流は専門的にはおかしいが一般的には分かり易い)、今回の件がどのレベルか見ていないのでわかりませんがこんな見方もあると思います。
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます。
もちろん金融工学まで語る、なんてことはなく、あの番組を見ただけでは単に住宅ローン払えませんでした、ってだけしか放送していなかったような…。
(^^;)
”理解しやすいだけで受け入れてしまう視聴者”ってのは本当に多いんでしょうねぇ。以て他山の石としたいと思います。

お礼日時:2008/02/21 20:23

一般名詞としてのサブプライムローンは、単に信用度の低いローンという意味でしかなく、


最近報道で使われているサブプライムローンというのは、
今回アメリカで起きたサブプライムローン証券化及び拡散問題を、
略してサブプライムローンと呼んでいると解釈するしかないですね。

サブプライムローンというよりジャンク債という言い方の方が自分にはピンと来ますけどね。

問題の根幹は不動産は値上がりを続けるだろうという根拠無き法則を
多くの人間が信じたことでしょう。
人間はなかなか学びませんね。歴史は繰り返すという格言があるように。
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます。
僕もジャンク債という方にピンときます。そっちの方が正確ですよね。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/21 20:18

新聞社には政党びいきであったりします。

アメリカの場合、2大政党で幹部はいれかわりになります。日本の場合、政党ではないですが、放送であります。外国ではわかりません。サブプライムもそういった視点ではなされているのでしょう。でも、ドル離れと米国消費がわるい影響をあえる面だけは他に迷惑がかかっているも事実で。バブルになると普通の現象に思います。
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます。
すこし陰謀説のようなものを感じられたのでしょうか。ナルホドそういう視点もあるのかなぁと興味深かったです。

お礼日時:2008/02/21 20:16

サブプライムローンをさばいていたところは、かなりたちわるいですよ。

ほとんど分かっててやってますから。ま~日本でもバブル崩壊直後、証券会社が似たようなことしてましたが。
問題は今も進行中でありどの程度で食い止めが出来るかいなかというところです。
サブプライムローンは住宅バブル崩壊の切っ掛けであり、少し前からプライムローンやカードローンへも波及が進んでいます。また米国では口座封鎖が一部でおきており、給与が払えなくなっている公機関もあります(アメリカでは、日本のような誰もが使える銀行口座はないので、日本の銀行口座をイメージすると間違うのでご注意を)。それと一緒に崩れた信用バブル崩壊があったり、ドル離れもどんどん進んでおり、何がどこまで波及するか分からないというのがこの問題の怖いところですね。経済評論家の間でも見解がものすごく分かれていますし。
今あの問題がピックアップされているのは、それがどこまで波及するか解らないから注目されているとも言えるでしょう。
金融関係は話が複雑ですからテレビ番組でしかも番組の一部で数十分間でVTRを作ればそんなものでしょう。報道番組はわりと基礎知識があることが前提に作られていることが多々ありますし、金融がらみだと一般にわかりやすくVTRを作ろうとしたら、何か象徴的な事柄にスポットを当てて番組を作る意外に方法はないような気もしますが。
ちなみに投資ではガンガン儲かってます!イェイ!なんてのも何度か私は見かけましたが。「一般の感覚でいくと、VTRを見ている間になんだか感覚が麻痺して来ますね」みたいなコメント終わりでCMへってな感じでしたね。
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます。
アメリカの銀行口座の話し等興味深かったです。しかしテレビ制作者への温かな性善説のようなものが感じられて回答者様はいい人なんだなぁと思いました。少しこちらが興奮しすぎていたのかもしれません。反省します。

お礼日時:2008/02/21 20:15

サブプライムローンの困ったところは格付けが土壇場になるまで変更されずにいた事でしょう 騒がれ出して初めて格付会社が動いたのです


したがってサブプライムローンは恐ろしいと言えます 金融工学によって合法的に出来た商品ですから、悪とまではいってるかどうか?証券化商品のリスク管理はこれを機に重要になります

サブプライムローンの影響はこれからです 日本は対米輸出で食ってる国です 早速輸出のかげりも出始めていますね 不況になればほぼゼロ金利&巨額赤字財政日本は打つ手はなくなりますよ

サブプライムローンを担保にした証券化商品はコケましたが証券化商品全体への投資ではガンガン儲かってます!イェイ!と言うレベルをはるかに超えています

 
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます。
騒がれ始めてから格付けを変更するなんて、購入時の格付けこそ意味があるわけですからねぇ。リスク管理が全くできていなかったってのが今回の教訓ですね。

お礼日時:2008/02/22 20:54

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