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OPアンプのオープンループのゲインと位相余裕のシミュレーション方法と理論が判らず困っています。
メーカーのオープンループテスト回路等を見る限り、出力から100kオーム程度の抵抗を介してマイナス入力に戻し、さらにマイナス入力をかなり大きい容量でGNDに落としています。プラス入力はAC源です。これはどういった理由からなのでしょうか?このテスト回路は本当に帰還がゼロでしょうか?
また、他におすすめのシミュレーション回路があれば紹介願います。

A 回答 (3件)

もしかすると,OPアンプのオープンループ・ゲインはオープンループのときのゲインで


負帰還すると大幅に低下する(反転増幅器なら[-Rf/Rs]とか)と思ってますか?
そうならそれは全くの誤解で,OPアンプのオープンループ・ゲインはオープンループでも
負帰還しても変わりません.
厳密に言えば,出力インピーダンスが零ではないんで,Rfを小さくすると低下します.
OPアンプの本を見ればわかりますが,[-Rf/Rs]はクローズドループ・ゲインとか
仕上がりゲインと言われてます.
オープンループ・ゲインが変わると負帰還量やループ・ゲインが変わり,大好きな位相余裕
等の負帰還安定度が変わって,非常に具合の悪いことになってしまいます.

OPアンプ自体のオープンループ・ゲインは負帰還しても変わらないから,出力信号レベルを
飽和しない適当な値にするため負帰還して,信号入力ではなく反転入力端子と出力端子の信号を
測定し,両者の比(ゲイン:dB)と位相差(deg)を入力信号をスイープさせて描かせればOKです.
反転入力端子ではなく信号入力に対する出力信号だと,クローズドループ・ゲインとか
仕上がりゲインの特性になってしまいます.
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この回答へのお礼

わかった!おっしゃるような誤解をしていました。。。
理想OPアンプでばかり考えてて、反転入力端子は常にGNDだと思っていました。
回答と併せて「定本OPアンプ回路の設計」の1章を熟読したら理解が深まりました。そうか~。
どうもありがとうございます。

お礼日時:2008/03/07 10:23

なにを言われているのか全く理解できませんが,オープンループのゲインと位相特性をシミュレーションしたいんですよね.


ゲイン(-Rf/Rs)を適当に決めれば,入出力のレベルが適当になります.
オープンループのゲインをGo,出力電圧をVoとすれば,OPアンプの反転入力端子の電圧は(-Vo/Go)です.
これから,Goの絶対値(dB)と位相は簡単に描けるでしょう.
入力信号のレベルは約|VoRs/Rf|で,レベルが設定しやすいですよね.
Rs→0にすると,入出力のレベルを適当な値にするのが難しいでしょ.
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オープンループだったら,ゲインはともかく位相余裕って概念は成立しないでしょ.


シミュレーションなら簡単で,非反転入力を接地して適当に負帰還した反転増幅器を作り
OPアンプの反転入力端子と出力端子の信号を測定し,両者の比(ゲイン:dB)と位相差(deg)を
入力信号をスイープさせて描かせればOKです.

オープンループテスト回路は,あくまでも専用測定器を持っていないユーザーが簡単に測定できる
ように提示されているだけです.

この回答への補足

この場合、出力端子と反転入力の間には抵抗が必要ですか?
であるなら、おっしゃっている意味は、反転増幅器のゲインRf/Rsで、Rs→0とした場合(ショート)の回路のシミュレーションをすれば良いということでしょうか?

補足日時:2008/03/07 00:00
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