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よろしくお願いします。

精神科医、カウンセラーなどの充実が求められていますし、心を病む人が多い現状があるので、それはそうだと思うのですが、ここでは、カウンセリングではなく、特に投薬を行う精神科の医療行為の今後の発展の可能性について聞きたいと思いました。

具体的に疑問に思ったのは、こういうケースです。
私の見ているサイトに、重度の鬱の人(自称)が時々来られます。彼や彼女が本当に重度の鬱であるかは、書き込みをたくさんすることなどから疑わしい場合がかなりありますが、ある程度、本当に鬱で苦しんでる方もおられるのだと思います。

投薬に対して、彼らのうちのある人は、精神科医は薬漬けにするだけで何もしてくれないと言い、投薬に対して、批判的な考えを持っているようです。しかし、かといって、カウンセリング的な対応で対処しきれるかと言えば、そうでもないようです。投薬は不満がありつつ、それなりに効果があるもの、ということのようです。しかし、今のところは、薬の強さに比して、重度の鬱病を直すというのは、至難の業のように見えます。

カウンセリング技術のような、カウンセラー個人の資質や患者との相性に依存するものが画期的に発展するとは考えにくいように思います。仮にセロトニンの分泌不足が鬱の原因として、カウンセリングだけでは、こういう部分はどうにもなりません。
では、投薬はどうなのでしょうか? 投薬治療に未来はあるのでしょうか? 極端なものの言い方になりますが、良い薬さえ発明されれば、解熱剤のように精神的な苦しさが取れてしまうというような薬が発明される可能性はあるのでしょうか? それとも、現時点でほぼいきつくところまで来ていて、これ以上新薬を開発しても、薬をきつくするだけになり、頭打ちの状態なのでしょうか?

A 回答 (6件)

鬱だと疑わしいというのは、鬱だと何もする気力が無いはずなのに、実際は、活発にネットで発言しているからですよね。



それ、夜に書き込み多くないですか?
うつ病の人の中には朝弱く、夜活発に活動する人もいるようです。

夜 誰もいない公園を、歓喜の声で走り回って 楽しい 楽しい 楽しい って一晩中やるものですから、当然朝 起きれませんよね・・・・・。


夜になると躁状態になる人は、朝が苦手になる。

ということは、日中活動的になる、夜になると眠くなる つまり 一般の人と同じリズムに戻せばいいわけですよね。 この場合。

他にはメラトニンの関係も指摘されている。
朝目が覚めて、夜眠くなるのも、これがうまく作用しているから。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%A9% …


ですが、うつ病になった原因が、社会に対する不安感により、おじけずいてしまい、引きこもってしまった場合、玄関から外に出そうとしても「怖い 怖い 怖い」としゃがみこんでしまう。
社会不安障害で、それは不安を感じる物質が、不適切に脳の中に出ているだけなのか。
それなら、不安物質を脳の受容体が取り込むのを、その前に偽薬によりその受容体を塞げば、受容体は不安物質だと思ってつかんでも、実際は不安物質じゃないので、不安感は起こらないわけです。

こういう不安物質の不適切な出力のせい つまり 脳がちゃんと適切な物質を出していないため あるいは不適切に受容体を広げてしまったため起こるのなら、薬 つまり 不安物質のニセモノである薬で、穴を塞げばいいので、このケースの場合、薬は絶大な効果を発揮するわけです。

これが鬱は2週間で治る といわれるゆえんだと思います。
(体内濃度が効果を発揮するまでに2週間かかるから。)


ですが、他の理由、 例えばさぼりたい 楽をしたい 働きたくない 勉強をしたくない という気持ちの場合、これは脳内物質のせいじゃなく、性格の問題。
性格は薬じゃ なおりません。


鬱の人は真面目な人が多い と言われるのは、脳が空回りしているのに、まだ 前に行こうと焦り、通常の脳じゃないのに、遅れをとりたくない 自分の遅れのせいで他人に迷惑をかけたくない が しかし 脳がいつも通りに動いてくれない と焦り、「わかっているよ でも ちょっとまってよ」と、こういう誠意ある人がいるから、うつ病の人は真面目な人がなりやすいと思われるのではないかと。

確かにそう 真性のうつ病の人は、脳内物質のせいで気持ちはがんばりたいのに、いつも通り踏ん張りきれなくなる。
その人の気のもちようじゃないんですね。
脳内物質のせいなら、薬が合っていれば、2週間で劇的によくなる。
(濃度が2週間で効果を発揮する値になるから)


で、その夜になると、活発に活動をする人は、躁鬱なのかうつ病なのか、擬態うつ病 なのか。


医者じゃないので、判定できません。
が、医者じゃないから、知らない じゃ あんまりなので、参考資料をどうぞ。

http://www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/dep0.html

http://www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/gitaiqa1.html


鬱病が脳内物質の異常で起こるのなら、適当な薬を処方されていたら2週間で劇的に改善する。 はず。

人が失恋したり、親しい人を亡くしたりすると、ショックを受けるのは、それは普通の精神の人だから。
しかし、それをいつまでもひきづるか、だんだん回復していくかは、その人の持って生まれた性格次第。
うつになった原因は性格であって、失恋や近親者を亡くした事件は、誘因にしかすぎない。
したがって、真面目な人は、ショックを受けると、真面目ゆえに こだわり ひきずる。
性格は薬じゃ変えることはできないので、薬を投与しても、副作用によりけだるくなるだけ。

こういう人の場合、認知療法としてカウンセリングが有効だと思うんですね。
何故20年前の恋人の死をひきずって、ちっとも前向きにあるかず 家にこもり続けるのか。
それが一体どんな高貴な意味があるのか。
みたいなことを考えてもらい 脳の思考パターンを変化させる。

ですが、働かず 何もしなくても 家あり 3食あり 寝たいだけ寝て 遊びたいだけ 遊べる 王様暮らしができるのなら、誰がそれを放棄し、社会に出たいでしょうか?

そういうしたたかさゆえに 演じている人もいるかもしれない。
これも性格がしたたかだから うつ病を装っている。
こういう工作をして利益を得ることを 疾病利得 といいます。

さて、その人たちはどれなのでしょうね。
治りたいという医師は無いが、弱者を装って治りたいと嘘をついて、自分を正当化 あるいは自分に対して言い訳を無意識にして いるのかもしれません。

「こんな生活いいわけがない→でも精神科に行って薬も飲んでいるし、だるいし ということは 自分は病気だから 仕方無い 病気の時は働けない 勉強できないもんな いいよ いいよ 治ったらやればいいんだから  <絶対治るもんか> 」
この場合、最初から病気じゃありませんから 治るということもありません。

そして、窓から外を眺めては、「いいなお前らは」とひがむ。
「じゃあ 外に出ましょう 一緒に生きましょう」と誘うと、それは治った という意味になってしまうとして、豪華な暮らしを手放してまで、生を感じたいか というと、「それくらいなら 引きこもって楽をしていたほうがマシ」なわけで、「今病気だから ごめんね」と外に出ることを拒否するわけです。

でも、オタク趣味の会合には出る。
しゃべる しゃべる しゃべる。
活発に生き生きと活動し 騒ぎまくる。
で、「今何をしているの? 学生?」とか聞かれて、途端に「僕 病気なんだ 精神を病んでいて・・・・生活保護を受けているから 働いていない」とはっと元のポジションを忘れていたことを思い出し、いきたり 擬態うつを演じる。

生活保護を受けているから働けないのではなく、病気で働けないとして、申請をしたハズなわけで、それだけ元気に活発に活動できるのなら、働くのに十分な脳と体力を持っているわけで、つまり詐欺をしているわけで、仕事は詐欺師 なわけです。


以前国は精神病の人に、1割のみの負担ですむように援助してきました。
かつ、その人たちの中には精神病ゆえに働けないとして、生活保護を受けていた。
つまり 病気でもなんでもないその人たちに対し、月に14万の生活保護費と10割の医療費を無駄に支給していたことになる。
国の財政が圧迫され、本当に必要な人を窓口で追い返してしまわざるを得ない状態になった。

で、働くのに十分なのに疾病利得をして詐欺をしている人たちに、鞭を打って働かせるのではなく、社会に戻そうという取り組みとして、自立支援法ができたようです。


で、何割の人が真性のうつ病なのか、ニセモノなのかは国は把握できていません。
うつ病を調べるには血液検査をすればわかると聞いたことはありますが、医療機関では診断として血液検査を実施していない。
うつ病というもの自体、なんなのかよくわかっておらず、原因も決定していないからじゃないかと思います。
血液検査でセロトニンの量だけを調べて、判断を下せないのではないかと思います。


ある人は10年間ひどいうつ病の娘を持っていて、あることがきっかけで、いくつものビタミンを混ぜて娘に飲ませたら、2週間で治ったそうです。
医療機関に10年間通院しても治らず、カウンセリングをしても治らなかったのに、多数のビタミンをうまく調合して飲ませたら、直った。
(その人は豚の飼育をしていて、豚の飼料にビタミンを調合して、豚に変化が現れたのを知り、もしかして、、、と思って、いろいろ調合して娘に飲ませたら治ったらしいです。)

その話を聞いて、自分も欲しいと沢山人が依頼してきたが、薬事法に阻まれ、他人に調合してやることはできない。
しかも 医者じゃないので、他人に投与して観察して調合の調整を何度も繰り返し、その人に合った配分を見つけ出すことはできない。


このようにいろんな原因があり、多岐に原因があるのに、ひとっくくりにしてうつ病となっているんですね。
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私は精神医療については、素人です、ですが、約30年前に「ノイローゼ」を完治した者です。

18年の間苦しい想いをした者です。その経験から、意見を述べさせていただきます。

精神医療の目的は「不安の解決」かと思います。「禅」の修業の目的も「不安の解決」です。仏教、キリスト教の目的も皆、同じ事です。
「禅」における「不安の解決は」「道」に至らせる事です。

精神疾患の大本は「心の停滞」です。何か?を意識する事です。不安に意識を集中させれば「不安神経症」となります。その他にも沢山「症状」がありますが。全てが、何を「意識」したかで「症状」が変わります。恐怖と言う事でも、対人恐怖、パニック障害、先端恐怖、数えたら、際限が有りません。

ところが、その不安、恐怖、を起こさせているものは、人間に備わっている。生きてゆくための、自分の「能力」なのです。不安と言っても、恐怖と言っても、悩みと言っても、苦しみ、と云っても。全てが。自分自身の中に在って、全て自分自身に悩ませられています。

それは、どういう事かと言いますと、「仏性」が働いている事です。その仏性の働きに「違和感」を抱いている事が「精神疾患」の元となっています。悩みなどはその最たるものです。二つの考え方の違いを矛盾=悩みとして受け取っています。ですから、自分の性を知ることが出来れば、全て解決します。

その事を「悟りが開く」と言います。二つの考えの矛盾が解消します。
これは、今は認知されてはいませんが。実際にそうなのです。そのことは、2,500年も昔から言われてきた事です。今は科学の進歩でその事が証明されています。だれもこの事に注目していませんが。

自我と仏性の対立が矛盾=悩みなのです。その元をなしている「不安」「恐怖」も皆仏性が人が生きてゆくために、自我に教えている事なのです。ノイローゼの問題は「悟りを開く」事で解消します。

その事は今の質問と違いますので。投薬治療の事について話してみます。まず、セロトニンが不足しているから「精神疾患」がある、というような、ニュアンスで医師達が話をしている気がしてなりません。

本当は不安があるから、それに対応してセロトニンが少なくなると思います。今すぐの不安解消には役に立ちます。ですが、本当の不安の解消は、なにも考えていない気がします。

その訳は、精神科医師で「宗教」に興味を持っている人が少なすぎるからです。自分で悩んで、乗り越えて、患者に接していないからです。悩みとは、自我と仏性との対立です。その仏性は右脳の働きです。右脳は「宗教」そのものなのです。
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こんばんは。




精神科医や臨床の専門家ではないので一般人として。

> 投薬治療に未来はあるのでしょうか? 
> 極端なものの言い方になりますが、良い薬さえ発明されれば、
> 解熱剤のように精神的な苦しさが取れてしまうというような
> 薬が発明される可能性はあるのでしょうか?
> それとも、現時点でほぼいきつくところまで来ていて、
> これ以上新薬を開発しても、薬をきつくするだけになり、
> 頭打ちの状態なのでしょうか?

まずご質問に答えますと、

  「投薬治療の未来」も「いきつくところ」もなにも…
  研究や治療は、まだ本当に発展途上の段階なのですが…
   (もちろん、日々研究は進歩していますが)


No.2さんのご回答にもありますように、現在使われている「治療薬」と呼ばれるものは「症状に効果があるから使われている」というものも多く、必ずしも、統合失調症や躁うつ病の原因や発生メカニズムが全部わかったから作られ使われているわけではないのです。

また、かぜ薬などとは違って、現在の抗精神病薬については、長い時間服用していないと効果がでない場合もあります。そのため、薬漬けという印象は生じるかもしれませんが、普通の人が体内のメカニズムを理解していないだけで、ずっと飲み続けないと、また一見症状が改善した後もずっと飲み続けないと、完全に治療をすることが難しいメカニズムになっているかもしれません。

病院で治療されるような病気に比べて、統合失調症や躁うつ病などはまだわからないことだらけで、現在世界中で研究が進められているところですので、統合失調症や躁うつ病の原因や発生メカニズム、私達の体内でいったい何が起こっている結果、うつなどの症状が表に出てきているのか、というのがもっと詳しくわかってくれば、より良い薬が作られていくことでしょう。

ですから、現在の再発率が60%だか80%だかというだけで「未来がない」と決めつけてしまうのは、ちょっと早いのではないかな、というところです。


ただし、がんの化学治療薬でも、以前には副作用がひどかった強い薬が、十数年かけて改良されていってようやく副作用が少なくなった、というものもあるように、世界中の病院や研究所や製薬会社で研究されている病気の治療薬ですらこの時間間隔なのですから、

数年後にいきなり「まったく副作用のない、劇的に症状がなくなるうつの治療薬」ができて精神科の治療が進歩を遂げるとは、ちょっと考えられない。今後数十年のスパンで、研究の進歩とともに、だんだん薬は良くなっていくのではないでしょうか。


ご質問の回答としては「投薬治療はまだまだこれからです」。



以上で回答を終了しても良いのですが、ご質問の内容に補足。

統合失調症や躁うつ病の問題が、投薬だけで治療できると考えている精神科医もいないでしょうし、カウンセリングだけで治療できると考えているカウンセラーもいないでしょう(まともな精神科医やカウンセラーなら)。

というのは、統合失調症や躁うつ病などの発生メカニズムは普通の病気と違って複雑な過程があるらしく

●何か外的な要因(家庭や学校や職場の環境・人間関係)があって
       ↓
●その人のもともとの気質 + 外的な要因に対する何らかの内的変化
       ↓
●体内の何らかのバランスが崩れる(放出されるセロトニンなど物質の量の過不足)
       ↓
●統合失調症や躁うつ病の症状発生

(「何らかの」など、表現がすごい微妙な説明になっていますが、ほとんどわかっていない仮説の段階なのでご了承ください)

カウンセリングなどで「患者が外的な問題をどう受け止めるか」というところを改善しようとしたとしても、そもそも体内のメカニズムのバランスが崩れたまま(体の調子が悪いまま)だと、カウンセリングそのものが意味がなくなってしまうかもしれません。

逆に、投薬で体内のメカニズムのバランスを改善したとしても、「患者が外的な問題をどう受け止めるか」というような内的な要因が変わらないままだと、またしばらく経つと症状が再発してしまうことにもなりかねません。

このすべての解決を精神科医やカウンセラーが担当できるわけもないので、「投薬治療じゃダメだ!」「カウンセリングなんか役に立たない」と言われても、「そりゃそうだろ…」としか思いません。

また、上記の治療すべてを精神科医もしくはカウンセラーが担当できるわけでもなく(患者を多く抱える精神科医がひとりの患者だけに多くの時間を割くのは難しいかも、またカウンセラーは医者ではない方がほとんどなので、投薬などの医療行為は不可能)、「医者は投薬しかしてくれない」などという批判については、ちょっと理不尽だとも思います。


●何らかの外的な要因(家庭や学校や職場の環境・人間関係)の存在
  → 家族や学校・職場の理解と協力
●外的な要因に対する何らかの内的変化
  → カウンセリングによる心的メカニズムの改善
●体内の何らかのバランスが崩れる(放出されるセロトニンなど物質の量の過不足)
  → 体内のメカニズムの解明と医学的な治療(投薬)


統合失調症や躁うつ病の原因や症状発生のメカニズムを正しく特定し、それに応じて、医者、カウンセラー、そして関係各所が連携して適切な対応をとっていく、それぞれが協力して得意な分野の治療にあたることが重要
(もちろん、原因を特定してみたら必要のない治療が出てくることはあり得ます)

最初から「~~は必要ない」「できるだけ○○は使いたくない」というように方法をわざわざ限定してしまうのは、よろしくないんじゃないかな、と。


まとめると、
●基礎研究によって(患者に依存しない)統合失調症や躁うつ病の原因や症状発生のメカニズムをしっかりと解明していくこと
●その患者の症状の原因や症状発生のメカニズムを正しく特定し、それに応じて、医者、カウンセラー、そして関係各所が連携して適切な対応をとっていく、それぞれが協力して得意な分野の治療にあたること
●投薬治療とカウンセリングはどちらも重要です
 (どちらがより重要だという話は論外、その患者によるでしょう)
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ご返答を、ありがとうございます



> この質疑でもその原因を論じるという趣旨はありません。

了解いたしました、正直、私もほっとしました。上の回答は私の立場を書いているものですし、
医学の知識を持ちませんので、この点で議論してもなんら実りのあるものにはなりませんので…

> 薬物治療には、大きな進展の可能性はない…

はい、それで良いかと思います、副作用が少なく(無いことが理想ですが…)
常用性のない薬が開発されることは、大変に歓迎すべきことだと思いますが…
薬のみで、治療が可能だとは、到底考えられません。

そして、まだまだ強力な薬が開発されるとすると…と考えますと、
はたして、薬で気分や思考パターンを変えることは、可能なのか?

(たぶんできないと思いますが…)仮に可能だとしたら、麻薬のように、
気分を一瞬に変えてしまう薬、人の思考まで変えて、
洗脳してしまう薬が出来てしまうことになります。それは、倫理的に許されるのか、
悪用の危険性は?かなりの問題が山積みだと思います。

やはり、治療の基本を心理カウンセリングに据えて、
心の病の程度の薬の投与期間の基準をしっかりとつくり、
重度には、薬物治療とカウンセリング、中度と軽度にはカウンセリングというように、
うつからの治療プログラムをしっかりと確立することが求められているのではないでしょうか?
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躁うつ病の者です。



精神科に通う患者に、薬漬けにされたという被害者意識が強いのはある程度、しかたがないことです。そもそも抗うつ剤は、少量から投与を開始し副作用に身体を慣らしながら増量、十分量に達してから2週間から3か月ほどの間で効果が出るが、成功率は60%程度で、失敗したら他の抗うつ剤でやり直しという気の長い薬ですから、普通の風邪くらいしか経験したことのない患者から見れば、薬漬けにも感じるでしょう。現実問題として、抗うつ剤をはじめとする神経系薬物には副作用が多く、副作用の出現のしかたに個人差が大きいため、精神科医としても事前に全ての副作用を説明しつくすなど不可能で、インフォームド・コンセントの通用しない、試行錯誤の薬物治療しかできないのです。このことを理解しない患者と、患者の気持ちをくみとろうとしない精神科医が出会う時、薬漬け云々の批判が出てくるのだと思います。

カウンセリングが無効だとは思いませんが、個人的には嫌いです。大人ともなれば、自分のストレス源が何であるか気がついている人も多いわけですし、本人が否定しても、明らかに過労や人間関係がストレス源であることは周囲の人間には分かります。本人が嫌がっても、家族が精神科医まで引きずっていけば、治療は可能です。カウンセリングの何が嫌いなのかというと、フロイト心理学は本来、ウィーン世紀末の偽善的な上流階級の世界に対する批判という要素を持った社会革命的な理論だったのですが、アメリカに持ち込まれた際に大きく内容が変動してしまい、本来は社会のほうが間違っているのに、その間違った社会に上手く適応して人生上の成功を得るにはどうしたら良いかという浅薄な議論に堕落してしまった点です。また、アメリカのカウンセリングには、物事を紋切り型で議論する傾向があり、あらゆる精神ストレスを子供時代の被害体験で説明してしまうなど、人間性に対する中立的で冷静な洞察力を、根本的に欠いている傾向があるように思われます。日本のカウンセリングについては2回しか受けたことがありませんが、「そんなこと言われんでも、自分でわかっとる」という話しか出てきませんでした。

うつ病に一番効くのは、ストレス要因の排除と十分な休息です。これがなければ、薬物投与だけで治すのは困難でしょう。自分のストレス源を理解していない人にとっては、カウンセリングが有効かもしれません。しかし、アメリカ式の真似だけは、絶対に避けるべきだと思います。

薬理学的に言えば、抗うつ剤は、そもそもなぜ機能して、なぜ妙な副作用が多いのか、分かっていないことが多い薬です。世界初の抗うつ剤トフラニールは、もともと統合失調症の薬を作ろうとしたら、なぜか抗うつ剤が出来てしまったというものです。ドグマチールは元々胃腸薬として開発され、後になって抗うつ作用が見つかったという事例です。また、抗うつ剤の副作用に肥満が上げられますが、最新世代のSNRIと呼ばれるタイプの抗うつ剤を作ろうとしたら、なぜか失敗して痩せ薬が出来てしまい、アメリカで販売されているというメリディアの事例も存在します。

こういった抗うつ剤の謎の挙動についての研究は、生きた実験動物の脳内物質の動きを観察できるレベルの機器を使えば可能であり、現に研究は始まっていると思います。私見ですが、抗うつ剤の進化が、現在のレベルで止まってしまうとは考えていません。劇的に効く薬を作れるかといわれたら疑問は残りますが、少なくともエイズのインターフェロンを開発するのよりは、新世代抗うつ剤のほうが簡単だと思います。

(インターフェロンとはウイルス性疾患をウイルスを殺すことで抜本的に治療するという薬で、例えばC型肝炎にはインターフェロンが存在します。副作用がきつく、髪がバサバサ抜け、疲労感で1日ぐったりしたりする薬を、1年くらいにわたって打ち続けるという、忍耐力がなければ治癒に到達しないしろものです。他方、エイズはころころと新型が現われるうえに、人間の免疫機能の中に入り込んでしまうのでたちが悪く、インターフェロンの開発は難航を極めると思います。現段階で存在するエイズの薬は、どれもウイルスの増殖を止める力しかなく、ウイルスを体内から一掃する力はありません)。
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こんにちは、


私は、薬では、うつは治らないと思っておりますので、
この質問に回答するのは違うかなとは思うのですが、「うつの治療の可能性」と云うことで、書きます。
お気に触ることがあるかも知れませんが、まあ、カウンセリング派の戯言と読み飛ばして下さい。


> 仮にセロトニンの分泌不足が鬱の原因として、

うつの結果セロトニンの分泌が減少するので、「にわとりと卵」ではないですが、
原因と結果を取り違えているのではないかと、考えております。

何故なら。投薬治療(医療というべきかな)での「完治」という考えは、ありませんし、
うつは再発率が、60%だと聞きます、再々発率に至っては80%と云われます。
これは、薬物治療が、ほとんど失敗しているようなものです、
加えて、薬物への依存と内臓疾患を併発し(失礼な表現ですが))廃人を大量生産しているようなものです。

仮に、まったく副作用のない、薬が開発されれば、少なくとも、内臓疾患などの他の病気を発症する
可能性がなくなる点では、大賛成ですが、薬に依存して一生。生きるのは如何なものでしょうか?

どうも今の投薬中心の医療は、リバビリのない、外科手術だけのように思えますし、
手術の必要のない軽度の怪我でも、手術し、歩けないなら電動車椅子を与え、
余計に、歩く機会を奪っているように思えます、確かに、手術後のリバビリは辛く苦しいものです、
痛みも伴います、しかし、自分の足で再び歩くためには欠かせないものです、
加えて、患者の側からすると、自らの努力のいらない、手術を安易に望みます。

 ※昔、大学病院の整形外科に通っていたころですが、事故で片足を失った方が、大手術の末、
  幸運にもなんとか、元通りになったそうです、しかし、一年経って、リハビリの辛さに、
  医者に「足を切ってくれ」と頼み込んだことがあるそうです。

知り合いの心療内科の医師は、どうにか薬を使わない治療ができないか?真剣に悩んでいますが、
今の薬の点数で、お金が動く医療体制では、不可能です、
そして薬を出さない医者は、食べて行くことが出来ません。

また、医者に対して不信感をもっている、患者さんも沢山います、
知り合いの精神科医に訊いても、彼らは、脳内物質やホルモンと薬の効果などは勉強しますが、
人間の心については、無知です(これでは駄目だと、勉強している医者もいますが、まだ少数派です)
医者にも、薬と同程度の、心のメカニズムの勉強を義務付けるべきでしょう。

 つまり、患者は車(心)の運転を知らないが、エンジン構造は詳しいメカニック相手に、
 ドライビングの相談をしているようなもので、このちぐはぐな医療体制が多くの不幸を
 生んでいるものだと思います。

> カウンセラー個人の資質や患者との相性に依存するものが…

確かにカウンセリングにも問題はありますが、相性といわれるものが存在する多くの理由は、
単純にカウンセラーのスキル不足の場合が圧倒的に多いのです、スキルをあげることで
カウンセラーは色々なクライアントに対応で来ます。

そういった意味では、きちんとした国家制度を設けて、カウンセラーの大量養成と
取得した心理療法と経験値(クライアント人数や完治数)などによっての、
カウンセラーのランク付けなり制度の確立が急務だと思います。

新しい、副作用のまったくない薬が開発される可能性は正直わかりませんが、それによって
うつが治るかと問われると、ノーです、今のように対処療法では、完治は不可能です、

乱暴な例えですが、コンピュータなら、プログラムの不具合を、
電気信号のやりとりの強弱で、治療しようとしているようなものですから…

うつを起こすのは、ストレッサー(ストレスを起こすもの)、本人の性格、考え方の癖、
ストレスへの対応力で、これらは、何十年掛けて本人が育てて来た心のありようです、
時間を掛けて、ゆっくりと紐解いていかなければ、完治できないものです。

以上、薬物医療への反対論を書きましたが、全面反対という訳ではありません、
身体が大変に辛い時、何日も眠れないとき、緊急避難的に薬は効果的ですが、
常用してしまうことには大反対です。

緊急医療としての、薬物利用と、完治システムとしてのカウンセラーの養成を含めた
心理カウンセリングシステムの確立が急がれるべきだと、考えます。

以上、答えになっておらず、失礼致しました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。薬物治療には、大きな進展の可能性はない、という理解で良いでしょうか? その意味で良いとしましたら、私の質問に十分答えて頂いていると思います。長文で書いてくださりありがとうございました。念のために申し上げますが、私はカウンセリングを低く評価しているわけではありません。また、「仮にセロトニンの分泌不足が鬱の原因として、」と書いていますように、鬱の原因に関しては、不明であり、現象としてそうしたものが出ているという意味で、書いております。このあたりの、原因に関しては、医学界でも意見が分かれているのではないかと思いますので、この質疑でもその原因を論じるという趣旨はありません。

>以上、薬物医療への反対論を書きましたが、全面反対という訳ではありません、身体が大変に辛い時、何日も眠れないとき、緊急避難的に薬は効果的ですが、常用してしまうことには大反対です。

ですので、私もこういう、急性の?、カウンセリングの言葉すら届かないつらい症状を軽減するのに投薬が効果が、あることは間違いないわけですから、その効果、治療まで含めた、今後の可能性を知りたいと思ったわけです。
短期の服用で、現在の投薬が済まないので、問題だと思いますので、そうした副作用を抑えた治療が期待できるのか?ということも疑問になっておりますので、その辺も質問に込めています。

お礼日時:2008/03/08 10:17

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