重要なお知らせ

「教えて! goo」は2025年9月17日(水)をもちまして、サービスを終了いたします。詳細はこちら>

電子書籍の厳選無料作品が豊富!

明日の夕方までにとかなければならない物理の問題が数問あります。
お時間の許される方、お力添えいただければ幸いです。

問題1
なめらかな水平面上に長さL、質量Mの板がおいてあり、その右端に体重mの人が立っている。この人が歩いて左端まで来たとき、板はどれだけ動いたか。

A 回答 (2件)

まず、座標を設定します(物理の問題は座標設定は必ず必要です)。



人が最初に立っている板の右端を、座標0地点とし、左の進行方向を正とします。

”なめらかな”ということは、板は、接地面からの摩擦を受けないということです。

すると、板は(重力以外は)乗っている人としか、力を受けません。

さて、運動方程式を立てるのが勉強のためにはいいのですが、力は人と板の間でしか働かないので、いきなり運動量保存の法則から行っていいでしょう。

ある時の板の速度をV、人の速度をvとし、その時に位置をそれぞれ、x、Xとしましょう(人の進行方向を正)。
最初は、人は板の上に立っていたので、初速度は板も人も、0です。
すなわち、運動量保存則から、

 mv+MV=0 ・・・(*)

となります。
ところで、時間をtと置くと、ある時間幅Δtの間に、距離Δx移動した時の速度vは、

 v=Δx/Δt

ですから、(*)式は、

(*) <=> m(Δx/Δt)+M(ΔX/Δt)=0 ・・・(#)

となります。両辺にΔtをかけて、

(#) <=> mΔx + MΔX = 0

ここで、ΔxとΔXは、人と板が、それぞれ移動した距離で、最初の位置を0としたので、

 Δx=x-0=x、ΔX=X-0=X

つまり、

(#) <=>  mx+MX=0 ・・・($)

となります。

知りたいのは、人が板の右端から、左端まで歩いた時のXの値ですよね。

ここで、重要なのは、人は板の上を距離Lだけ歩いてるのですから、
必ず人は、板の右端の位置から距離Lだけ左に(正方向に)移動していることになります。
すなわち、

 x-X=L

という関係が成り立ちます。これにmをかけて、($)との差を取ると、ΔXが求まります。

向きに注意してくださいね。
ΔXは負、すなわち右向きに板は動くのです(人が歩く方向と逆・・・作用反作用ですからね^^;)。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

丁寧な解説ありがとうございました。
これからこのページのプリントアウトしたものをもって出かけてきます。それでは失礼いたします。

お礼日時:2002/10/20 18:10

tを時間の変数とし


水平面の1点をPとし
Pを原点とした人の重心の位置ベクトルをr(t)とし
Pを原点とした板の重心の位置ベクトルをR(t)とし
板が人に加える力ベクトルをF(t)とし
人が板に加える力ベクトルをf(t)とし
人が歩き始めた時間を0とし歩き終わった時間をTとすると

ニュートン第2・3則より
m・(d/dt)^2・r(t)=F(t)
M・(d/dt)^2・R(t)=f(t)
F(t)+f(t)=0

これより
m・(d/dt)^2・r(t)+M・(d/dt)^2・R(t)=0
dR(0)/dt=0でありdr(0)/dt=0であるから上式を積分して
m・(d/dt)・r(t)+M・(d/dt)・R(t)=0
上式を積分して
m・(r(t)-r(0))+M・(R(t)-R(0))=0
従って
r(t)-r(0)=-(R(t)-R(0))・M/m
条件より|(r(T)-R(T))-(r(0)-R(0))|=Lであるから
|(r(T)-r(0))-(R(T)-R(0))|=L
よって
|R(T)-R(0)|・(M/m+1)=L
よって
|R(T)-R(0)|=L・m/(m+M)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
後ほど、ゆっくり拝見させていただきます。

お礼日時:2002/10/20 18:13

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!