プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

最近、趣味で写真を始めた者です。
いろいろ調べるにつれ、腑に落ちないことが出てきました。

フィルムについて、2つの意見があります。

「ネガフィルムはラチチュードが広いので、露出にあまり気を使わなくてい
いという反面、プリント時の補正状況により出来上がりが大きく変わって
くる。そういう意味ではラチチュードが印画紙とほぼ同等のリバーサルのほ
うが撮影者の意図を忠実に再現でき、結果的に綺麗に仕上がる。」

という意見、さらに、

「上に加えて、リバーサルフィルムは色合いに透明感の表現に優れていて、
綺麗に仕上がる」

という意見があります。そこで質問なのですが、

1. そもそも後者は正しいですか? つまり、リバーサルという原理または乳
剤の性質が、色の階調表現においてネガより優れているということでしょ
うか。そのあたりを説明しているホームページや書籍がありましたら紹介
願いたいです。

2. 前者と後者の寄与度はどれくらいでしょうか。もし、私がラボの設備を
自在に使える状態にあると仮定して、ネガフィルムの画像をリバーサル
フィルムの仕上がりにどの程度まで近づけることが可能でしょうか。
(ぜんぜん - ある程度まで - 見分けがつかないほど - etc..)

3. パソコン用のフィルムスキャナと十分な解像度のフォトインク対応のジェ
ットプリンタでネガフィルムをパソコンで補正編集の後に印字した場合、
リバーサル並みのプリントの品質は得られるものでしょうか。


1つでも結構ですので回答いただきたく思います。

ゆくゆくはできるだけ自分で検証してみたいことなのですが、時間とお金が
かかります(しかもラボの設備を自分で使うなんて無理だし)。
まず、経験者や識者のご意見を参考にしたいと思います。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

私の所感でございますので、その旨ご理解頂いた上で読んでいただければと思います。



リバーサルフィルムは本来印刷原稿用もしくはスライド上映用に作られています。ですので仕上がったフィルム上ではすばらしい発色をしますし、元の色に忠実です。

ネガフィルムはプリントをする事を前提に作られています。プリントをする材料としては適正です。ただし、プリントを行う際の技術の差によって仕上がりが大きく違ってきます。

たしかにリバーサルフィルムからダイレクトにプリントしたものはコントラストも高く、シャープな感じを受けられるかもしれませんがスキルの高いラボが仕上げたネガカラーからのプリントは非常に品質がよいと思います。逆に最初から「印刷する」という目的があるのであれば当然リバーサルフィルムという選択になります。この話は、透過原稿と反射原稿の話になってきますのでここでは省かせていただきます。

街の写真屋ではなく、プロラボといわれるところでぜひ一度ネガカラーからのプリントを依頼してみて下さい。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ネガフィルムの現像を出す場所をいろいろ変えてみて、ラボによって出来映えが違うというのを強く認識しています。まだプロラボのクオリティは確かめていません(プロラボに出せるような立派な写真をとる技術がまだ備わってないというのが本音ですが)。是非、一度試してみたいです。

お礼日時:2002/10/21 14:18

私はとある写真関係の仕事のついております。


実際の話となるとかなり難しくなると思いますのでかいつまんで回答させていただきたいと思います。

1.最近のプリンターは賢いですからプリント補正を行なう場合には大きく
  露出のずれたものをプリントしてもそれなりに補正できます。
  かえってリバーサルの補正の方が補正しづらくなります。

  リバーサルプリントにはダイレクト方式とインターネガ方式があり
  どちらを使用するかによっても仕上がりは多少変わっています。
  ダイレクトは文字通りポジフイルムをそのままポジ専用ペーパーに焼き付ける
  方法を指し、確かにこの方法でプリントすると透明感がよりでると思います。
 
  インターネガはポジを一度デュープ用の低感度ネガにコピーしてから
  通常のネガペーパーに焼き付ける方法で前者に比べれば多少透明感は
  落ちると思われます。

2.これも最近なのですが、フイルム自体の構造が一昔前と比べて格段と
  良くなっています。フイルム自体の感度は良くなり、粒状性も改善されて
  います。また、感色層を増やすなどして自然な風合いとなるようになって
  いますのでほとんど見分けがつかないところまで来ています。
  (プロから見ると差はありますが・・・)

3.これについても各プリンター屋さんが競争状態にあるのが見てわかるように
  技術の進歩はすさまじいものがあります。現状でも銀塩とインクで見分けが
  つきにくいものまであります。ただ、インクにはまだ対候性の問題などもあり
  リバーサルうんぬんという以前だと考えます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

とりわけ3.についてですが、PC用プリンタのインクの耐候性の無さは全く同感
です。一時的な作品ならともかく、長く飾ったりするものなら、やはり写真屋
でのプリントなのかなと思ってます。

---
お二方のご意見を伺うに、技術の進歩も踏まえて、どっちがどう優れていると
いうのを簡単に決めつけずにある程度試行錯誤してみるのが必要なのかなと感
じました。
お礼のポイントをお二方に等しく差し上げたいのですが、ルール上、順位づけ
せざるえません(今回、先着順ということで)。その点、ご勘弁ください。

ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/21 14:30

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