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事実と異なることを書いたらそれは完全にアウトだと思います。
しかし、ちょっとした収率の改ざんなんかは普通に横行している気がします。

実験者の腕が悪いからであって実際にはこのくらいの収率は得られるはずだ。見たいな感じで。研究室にもそういう人はいますし…

正直、論文が正しいかどうかなんて信頼関係の上に成り立っているわけですから、ちょっとした数値の変更なんかでも大きな問題だと思うんですが…

やはりどこの研究室でも不正はあるものなんでしょうか?

A 回答 (3件)

有機化学における収率というのは微妙な問題を含みます。


もちろん捏造というのは許されませんが、現実問題として、実験する度に収率が変化するというのは誰しも経験することです。特に未熟なうちは大きく変動します。仮にその中のもっとも良かったものをデータとして採用することは捏造といえるでしょうか。少なくともそのときに関しては事実ですよね。その意味では、通常の科学におけるデータの扱いとはやや異なった側面を持つように思います。
それでも、10回やったうちの1回だけで高収率であったということであれば、「実験の再現性」という観点から再検討が必要だと思います。

また、別の問題として、試料の純度の問題があります。出発物質の純度は100%ではないことが一般的です。市販の試薬であれば95%程度のものも多いです。時として90%以下のこともあるでしょう。それを純度100%のように扱えば、収率は90%いかが上限ということになります。また、生成物の純度が100%である保証もありません。
つまり、純度に関わるグレーゾーンというものも存在します。

しかし、そういったことはその分野に関わる人はみんな百も承知です。文献どおりの収率がでるとは必ずしも期待していません。文献どおりになるのはOrganic Synthesisに書かれている実験ぐらいでしょうかね。そこでは、第三者が何回かの実験で検証し、収率に関しては数値には幅を持たせて記述してあります。

>実験者の腕が悪いからであって実際にはこのくらいの収率は得られるはずだ。見たいな感じで。
それはダメでしょう。一般的に行われているとは思えません。
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あると思いますよ。

データの悪いところは切り捨てて、いいところ、望ましいもののみとるとか結構あるんじゃないですか?実験した人しか、生のデータはないわけですから。論文は結局その人のモラルにかかると思いますね。昔、データの一番にところだけを使って、論文とか書いてた人いましたけど、その人曰く「ねつ造はないものを作ったりするのがねつ造で、データはあるんだからねつ造ではない」と豪語してましたね。明らかなねつ造はなくてもこの程度は結構ありそうです。
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>やはりどこの研究室でも不正はあるものなんでしょうか



どこの研究室でもあることはありえません。
きちんとした実験を行い、きちんとした報告をされている研究者はたくさんいます。
論文の偽造、捏造、改竄は研究者のモラルの問題です。
まぁ、業界内では「論文偽造、東の東○、西の大×」なんていわれてますが・・・

現在、あちこちで論文偽造が報道されていますが、それは印象の問題です。
よく言いますよね。
「良いことは早く伝わらないが、悪いことはすぐに伝わる」
的なことを。
論文に関してもこれと同じです。

ちなみに、私が大学で所属していた研究室(材料分野)では、捏造・偽造・改竄はありません。
少なくとも、私が学会で発表したものは測定器の問題で行えなかった0点調整を、データ取得後に行った以外は測定値そのままです。
また、0点調整の件も論文に記載があるので、何の問題も無しです
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