プロが教えるわが家の防犯対策術!

生物重量をもとに生態ピラミッドをかくと生産者と消費者が逆転することがあると聞きました。過去の回答を聞いて理由はある程度理解できたつもりですがどのような場所で起こるのでしょうか??なぜ起こるのかも回答いただけたらうれしいです!
また熊本県ではそのような場所が多いと聞いたことがあるのですが、熊本のどこで起きるのか教えて下さい。

よろしくお願いします!

A 回答 (3件)

生物重量ピラミッドの逆転が起こるのは主に海洋生態系における動物プランクトンと植物プランクトンの間においてです。

本来生態ピラミッドにおいては動物プランクトンの方が上位のはずですが生物重量は動物プランクトンの方が多くなることが往々にしてあります。それが起こりうる理由は動物プランクトンの増殖率の高さです。具体的に1匹の植物プランクトンと2匹の植物プランクトンがいるとします。植物プランクトンは1分間に3匹に増えるとします。一方動物プランクトンが1分後に生きているためには1匹の植物プランクトンを食べなければならないとします。とすると一見不思議ですが常に植:動=1:2がたもたれます。原理はこういう事です。
 根本的に不適切な点ありましたら他の方ご指摘いただければ幸いです
    • good
    • 4

海洋での生産者は,ベントスと呼ばれる海底に付着生活する付着珪藻や海藻とプランクトンと呼ばれる浮遊生活をする植物プランクトンです。

これら2種の植物は栄養塩類を共に必要としますから競争的関係にあります。ベントスが増えればプランクトンは減り,ベントスが減ればプランクトンが増えます。植物プランクトンが主な生産者になるのは,ベントスの少ない沿岸域かベントスが生活できない外洋です。

ご質問の熊本県の海は,有明海と八代海ですが共に内湾で栄養塩類の多い海です。これらの海は,諫早湾等の干拓が原因なのでしょうか(多くの研究者が研究中ですが…),現在では多くの藻場が失われています。つまりベントスが減ったわけでプランクトンが増殖する環境にあります。

植物プランクトンが生産者になると,#1さんのご説明のとおり,生態ピラミッドは逆転します。特に浮遊珪藻の増殖スピードは速く,分裂回数は2~3回/日になります。なぜ浮遊珪藻の分裂速度が速いのかの理由は良く分かっていませんが,沈むより速く分裂してその数を増やす戦略と思われます。馬鹿なと思われるかも知れませんが,浮遊珪藻の採集方法は海水をビーカーに入れ,20分ほど静置し底に沈んだ浮遊珪藻を検鏡します。
    • good
    • 0

 上の追加ですが熊本に多いというのは初めて聞きましたが推測するに海が暖かいため植物プランクトンによる光合成や分裂速度が速くなるためではないでしょうか。

どこというのは自分はわかりません
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!