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知り合いのAさんは学部から博士課程まで東京大学で、博士(理学)を取得したのですがポスドク3年目でなかなかポストの空きが無い状態です。実力が無いわけではなく、論文の業績もあります。ポスドクの期限が終わったらフリーターになるかもしれません。
Aさんみたいに優秀な人が大学教員になれなくて、いつも昼過ぎに来て土日休んでいるあのドクターの人がすんなり助教に採用されるんだから人生って不公平ですね。
大学教員になるにはボスの力や、専門や、運の力が大きいのでしょうか?

A 回答 (6件)

私も某国立大学の博士課程をでましたが、私はそのままドクター登用していた民間の研究所に就職しました。



研究者は大学や研究所のニーズに対して、過剰状態です。これは紛れもない事実です。ポストは一度埋まれば当分空きは出てきませんし、大学はかなり厳しいと思います。ないと思ってかかったほうが良いでしょう。

ちなみにこのような場合には、人脈形成が重要です。ポスドクまでくれば担当教官のコネではなく、研究者であればAさん自身の人脈になると思います。どのような人脈を形成していたのかはわかりませんが、成果ばかりでなく研究者同士、あるいは先輩後輩の関係であったりコミュニケーションが大事なのです。学会は発表するのが一番の目的ではないと、私の師匠は常に言っていました。本当は色々な先生方とあるいは学生、研究者、留学生と飲みに行くのが目的なのです(笑)。こういう人脈形成が最終的に効いてきます。人材を取りたい側が事前に声をかけてくれない場合はいろいろな意味でポストにはなかなかありつけないと思います。

優秀さとは単に研究ができるだけではなく、人脈の形成においても優秀でなければなりません。大抵研究者として成功している人は若いうちから広い人脈を持っています。

ポスドクの3年間は就職活動の執行猶予期間という認識があまりなかったのでは…。ポスドク1年目から就職活動を積極的にすべきであることが本当は望まれるところだとは思います。

特に研究者としてのポストとして極めて難しい状況であれば、民間での就職活動を考えられたほうがそろそろ良いかもしれません。きっとAさんの実力が生かせる会社はあるはずです。2回目のポスドクやフリーター下落は研究者として日本においてあまり評価されません。あるいは研究者大国のアメリカを目指すのも一つの手かもしれません。ただ、アメリカにおいても研究者が過剰である状態です。
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私も東大に学部から大学院まで進みましたが、東大出身でも研究職に就けないままオーバードクターや方向転向する人は多いです。

むしろ無事に研究職に就けている人の方が東大でも少数派でしょう。

他の回答者さんが書かれている通り、実績と学歴だけでは研究職には就けません。人脈とタイミング(運)が大きな要素となって加わってきます。とはいえ、タイミング(運)は自らの力ではどうすることもできないので、あとは人脈を如何に構築するかが重要なポイントになるでしょう。

3年目ともなれば、若くても30歳近くでしょう。今後の方向性について再検討されてみることを提案したいと思います。
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>大学教員になるにはボスの力や、専門や、運の力が大きいのでしょうか?



そうでしょうね。文科省の博士倍増計画など国の無責任政策もポスト不足に拍車をかけているでしょうね。

僕の会社は昔は博士号取得者もとっていましたが、最近は「使いづらい」という理由で大幅に減らし、学部卒採用を増やしていますので、民間企業に就職するのも受難な時代になっていると思います。
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単に空席がなかっただけです。


学ぶ内容と時期は重要です。

企業含めて、イロイロな選択肢があったはずなのですが、その人は大学教授にこだわったおばかさんです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/03/20 01:01

現在,博士の数の増加に伴い,理系のアカポスは慢性的な供給不足になっています.中堅私大が助教(有期)を1名募集したら,旧帝大出身のポスドクが50人も応募してきたという話も聞きます.



アカポスにつくには,残念ながら,実力のほかにもタイミングやボスの力というものが大きく左右するのが現状です.資金力があるボスなら,特別助教といった形で雇うことも可能ですが,通常はなかなか厳しいです.また,偶々自分の研究テーマに沿った大規模な研究プロジェクト(GCOEなど)があるかどうかといったことも左右してきます.

理学の方はあまり存じ上げないのですが,工学では「博士を出たら一旦民間企業や国の研究所に就職して業績をつんで准教授や教授として大学に戻る方が有期職から上るよりも,生活が安定だし可能性が高い」と言う教授もいます.

個人的な意見としても,あまりアカポスに拘るよりも,民間にも目を向けることも大切と思います.知り合いにもポスドクから民間就職して大成功している人も居ます.論理力や洞察力・実行力に優れている博士なら,民間でも活躍の場は十分あります.

諸外国と比べ,日本では博士が金銭的・社会的に恵まれなていないのは間違いないのですが,Aさんにもよりよい選択をしてもらいたいと,同業者として思います.
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/03/20 00:59

>ボスの力や、専門や、運の力が大きいのでしょうか?


というか、制度上、必然的に起こりうる現象なんでしょうね。
ポスドクのパイは増やしたけれど、教員の定数は増えてない・・・
海外の大学に行く人も増えるでしょうね。
もったいない頭脳流出ですね。

まったく回答になってなくてスミマセン
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/03/20 00:58

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