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関根正雄訳 ヨブ記第13章 第27節
わたしの足に石灰を塗り、
わたしのすべての道を見張り、
わたしの足の裏にしるしをつけられる。

注釈に
「犯罪者の足に石灰を塗り、すぐその後を追えるようにすることと、逃亡奴隷の発見のために奴隷の足の裏にしるしをつける習慣を背景に持っているらしい。」との記述があります。
1
>>犯罪者の足に石灰を塗り
具体的にはどうしていたか、心当たりのある方は居られますか。

2
当時の奴隷はどういう立場の人たちでしたか。ユダヤ教徒で且つ奴隷がいたのですか。それとも奴隷はユダヤ教徒とは異なる文化をもった人たちでしたか。奴隷は戦争や拉致など強制によって獲得していたのですか、それとも階級化していて、ほどほどにもせよ奴隷の側でもある種の納得をしていたのですか。
http://www.asahi-net.or.jp/~zm4m-ootk/nenpyou.html でみると、ヨブ記はBC400年頃に成立して、その頃はペルシャの支配を受けていた模様です。被支配者のユダヤ民族が他民族の奴隷を所有するのは困難に思えますが、そうではなかったのですか。

3
>>奴隷の足の裏にしるしをつける
具体的にはどうしていたか、心当たりのある方は居られますか。

全てでなくとも結構です。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

詩句そのもののへの問いではないので的外れになるかもしれませんが一言。



1について。
関根氏は「石灰を塗り」と訳しているようですが(関根氏の訳は未読です)、、
原文は「(あなたは)わたしの足に枷をはめ(ヴェタセム バサッド ラグライ)」くらいの意味になります。

3について。
「足の裏にしるしをつけられる」も、
直訳すると「(あなたはわたしの)足跡を追跡する(アル ショルシェイ ラグライ ティットハケー)」となります。
ちなみにこの訳はすでに解釈が入っています。
もっともこの箇所はどの外国語でも翻訳により様々です。

2について。
まず前提ですが、聖書は様々な出来事を編集した結果いまのような形になったので、
歴史的に見てある書物の成立が被支配の時代であったとしても、
その書物にはそれ以前の時代の、例えば栄光の時代の内容が当然ちりばめられています。

そのうえで奴隷に関してですが、ひとくちに奴隷(ebed)といっても、
1)戦争捕虜の異国人、処女、子持ち女
2)外国人の買われた戦争捕虜
3)遺棄されたり売られたりしたイスラエル人の子供
4)売られたイスラエルの子女
5)売られたイスラエルの男子
などが挙げられます。
戦争捕虜はもとより、
奴隷とは生きるために自分の権利を失うか、それを放棄した者ですので、
イスラエル人がイスラエル人の奴隷になることもあります。

奴隷は足枷の他に、腕にしるしをつけられたり(イザヤ44:5)、
髪を短く切ることとされていることもあったようです(ミカ1:16)。

また ebed は「奴隷」だけでなく「しもべ・召使い」の意にもなりますので、
必ずしも物理的な従属関係のみになりません。

ちなみに外国語を含め聖書本文の検索は以下のサイトが便利です。

http://ebible.echurch-jp.com/
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この回答へのお礼

ANo.1、ANo.2を戴いた時点での私の考えです。訳者の言い分ではありません。
「石灰」は原文に、直接は登場しないことが判りました。原文の述べる背景を研究すると、犯罪者や奴隷(広い意味での)を管理する手段のひとつには、石灰も何らかの形で利用されることがあったらしいとの有力な説があるのだと思います。足枷も要するに確実に管理するという意味でしょうから手段はいろいろあって肉体労働が目的でなく、逃げられなければよいという場合には足裏を傷めるなんてことはあったかもしれません。最近まで、女性に逃げられないようにするために盲目にしてしまったり纏足の風習のあった国もあります。人間は何でも思いつくようです。

奴隷の件は、よく分かりました。
>>奴隷とは生きるために自分の権利を失うか、それを放棄した者ですので、

>>イスラエル人がイスラエル人の奴隷になることもあります。
の2点がはっきりすれば用件は足りました。

ご紹介のあったサイトは後々活用価値がありそうです。

有り難うございました。明朝までに何方様からも新たな投稿が無いときは締め切ります。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2008/03/22 21:10

別の訳では「石灰」ではなく「足かせ」になっています。


「足の裏にしるし」ではなく「一歩一歩を刻みつける」になっています。
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この回答へのお礼

ご返事、有り難うございます。ANo.2のお礼の欄を、ご覧下さいませ。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2008/03/22 21:08

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