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一般の水上船舶の場合、スクリューの防水は船尾管(スタンチューブ)がありこれが防水の役目をしているそうですが、海中に潜行して、相当の水圧がかかる潜水艦のスクリュー防水(水密)は、第二次大戦中と最近の潜水艦の各々で、どうなっているのでしょうか?かなりマニアックかもしれませんが教えてください。宜しくお願いいたします。

A 回答 (2件)

船の軸封はスターンチューブ(船尾管)ではありません


船尾管前端のメカニカルシールかグランドパッキンです
現在はメカニカルシールが使用されています
鏡面仕上げされた金属円盤とカーボン円盤の摺りあわせで水を止めています
金属円盤は船尾管に固定されカーボンディスクはプロペラシャフトに固定された耐圧ダイヤフラムと一体になってシャフトとともに回転します
ダイヤフラムは水圧によって金属円盤に押し付けられているので壊れない限り水が漏れることはありません
壊れて漏水するときは緊急シールといって高圧空気で膨張して船尾管とシャフトの間を封鎖する装置を使います
このときはシャフトを回すことは出来ません
メカニカルシールを交換してから圧力を抜くのです
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この回答へのお礼

debukuro様、早速ご教示いただきありがとうございました。専門的なご回答で、これが目からうろこの正回答だと思います。私の(他のもいるはずです。Internet上でこの質問をされている方がおられました)長い間のもやもやがこの回答で解消されるはずです。しかしながら、小生はこれらのTechnicalな用語(船舶工学?;「メカニカルシール」「グランドパッキン」、「鏡面仕上げされた金属円盤」、「カーボン円盤」「船尾管」、「耐圧ダイヤフラム」)が、どのような位置関係にあるのかわからないため、十分には理解できません。できましたなら、これらの用語の位置関係が図示されている市販書籍等がございましたなら、教えていただけますでしょうか?

お礼日時:2008/03/23 09:32

手元にあるのはかなり古いですが


船体各部名称図 海文堂書店
http://www.kaibundo.jp/
潜水艦の詳しいことは呉市に「鉄の鯨館」という展示場に行かれるといいと思います
ただし軍事機密に属する部分は取り外すか別の物と交換されています
船尾管の基本的な構造は一般の船と変わりません
改訂版が出ているはずです
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この回答へのお礼

debukuro様

今回は、返す返す、御世話になりました。ご教示いただきました本を拝見してみます。
ありがとうございました。

いろはdasuboot

お礼日時:2008/03/23 21:09

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