アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

NOX-PM法の対策地域は、東京、大阪、名古屋の大都市三圏に、集中していますが、
将来、福岡県等、広げられる可能性は、ありますか?

A 回答 (1件)

○「一定の広がり」がくせ者です


 環境省が対策地域を定める時行ったパブリックコメントの結果で福岡市が対策地域とならなかった理由が書かれています。
http://www.env.go.jp/info/iken/h130910a.html
 意見募集結果[PDF(62KB)] (h130910a-1.pdf)

 一定の基準を満たす(面積当たりの自動車走行量、自動車保有台数、自動車排出窒素酸化物又は自動車排出粒子状物質が全国平均の3倍または4倍以上)市町村が一定の広がりになった地域が対策地域として指定されました。
 福岡市や北九州市の場合、基準を満たしていると思いますが、(首都圏、中部地方、近畿地方の基準の達成されているかどうか地図は見たことはありますが、北九州地方は見たことないので・・・。)一定の広がりになっていないということで指定されなかったこととなります。
 この一定の広がりっていうヤツがくせ者で、福岡市や北九州市で、二酸化窒素や浮遊粒子状物質の環境基準が達成されていない限り、環境省が一定の広がりがあると判断すれば、対策地域として指定されると思います。

○でも簡単には対策地域を変更出来ない。最速でも平成19年以降。
 対策地域は政令で定められています。政令を改正するためには、環境省が関係省庁と折衝し、パブリックコメントをし、総理大臣に了解を経なければならないので、それなりの理由がないと簡単に改正できるものでもありません。
 対策地域では、平成22年度までに二酸化窒素や浮遊粒子状物質の環境基準を達成するために総量削減計画というものを策定しなければならないのですが、その計画には平成17年の中間目標を記載することとなっています。
 中間目標達成についての点検が18年度に行われ、対策地域の見直しが必要という結果に出たとして対策地域に指定するための作業に最低でも1年程度は必要となると思いますので、少なくとも平成18年度いっぱいは、対策地域になることはないと推測されます。

○福岡市が対策地域にならないと思う。(自信なし)
 ここからは、余り自身がないので参考程度に聞いてください。
 自動車からの窒素酸化物や粒子状物質の主要発生源であるディーゼル車の規制が平成17年度に大幅に強化されます。(これは全国一律の規制で、対策地域のみの規制がありません。)これにより新車の自動車から出るそれらの物質は大幅減少して、自動車の更新が進めば、自動車が、二酸化窒素や浮遊粒子状物質の環境基準の未達成の主要な原因ではなくなると思います。そうなると対策地域自体が今後なくなっていくのではないかと思います。でないと環境省も困ると思います。
 あと環境省が対策地域を指定する際に、知事の意見を聞かなければならないので、知事が自動車公害に対してどのような発言をしているかも、一つの目安になるかと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変、立派な回答有難うございます。NOX-PM法の内容を、読みますと、新車登録より8-9年で、車検を通うさなくする制度になっております、ここが、みそです。
本当に助かりました、心より御礼申し上げます。

お礼日時:2002/10/27 20:14

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!